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いよいよ開幕する夏の新潟でさっそく、注目の良血がデビューする。日曜の芝1400メートル牝馬限定戦に出走予定のセヴンゴシックは、半兄が14年ドバイワールドCを制したアフリカンストーリー。ワールドスケールの血統馬に、陣営の評価も上がる一方だ。
14年ドバイワールドCでUAEの英雄アフリカンストーリー(父ピヴォタル)は、ベルシャザール(11着)、ホッコータルマエ(16着)をまるで寄せつけずに優勝した。
その半妹がセヴンゴシック(美浦・小島太厩舎、父ステイゴールド、母ブリクセン)だ。430キロ台と馬体は大きくないが、スピードは非凡。坂路では一度も強く追われることなく、軽快な動きを連発している。
27日は馬なりのままラスト1F12秒2(4F54秒3)と瞬発力を発揮。「前向きさはあるが、けいこでは何とか我慢させることができた。動きも良く、これでいい仕上がりになる」と、跨った石橋騎手も手応え十分だ。
オーナーはドバイのモハメド殿下で、ダーレー・ジャパン・ファームの生産馬。“小島太厩舎×ダーレー”といえば15年札幌記念など重賞4勝のディサイファがいるが、「気がいいし、とにかくフットワークがいい。今までの馬とはレベルが違うかもしれない」と、トレーナーの感じ取るスケールはヒケを取らない。(夕刊フジ)
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