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【新種牡馬連載(5)】コンデュイット

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【新種牡馬連載(5)】コンデュイット

(1)競走成績 英愛仏米日で2~4歳時に15戦7勝。ブリーダーズCターフ連覇などGI4勝。デビュー戦こそ7着に敗れたが、その後はすべて4着以内と安定した成績を残している。初勝利はオールウエザーで挙げているが、それ以外の勝ち星はすべて芝の12ハロン以上でマークしたもの。長丁場での安定感が光っていた。

(2)血統 父はミルリーフ系の凱旋門賞馬Dalakhani。母の父もSadler’s Wellsという欧州色の濃い配合で、およそ近年の日本におけるスピード競馬には似つかわしくない。ただ、母系の質は高く、近親にはフサイチコンコルドアンライバルドなどがいる系統という点は魅力。現存する日本の繁殖牝馬の大半につけられる血統構成もセールスポイントだろう。

(3)適性診断 文句なしに芝のステイヤーと考えられる。産駒によっては早い時期にデビューできる馬も出るだろうが、成長するのもキャリアを積んでからだろう。晩成タイプが多いはずだ。コンスタントに活躍馬が出るかは疑問だが、大物を出しうる魅力に満ちている。北海道シリーズの洋芝を得意とする産駒も多いはすだ。道悪もお手のもの。

(4)初年度産駒 いかに配合のしやすい種牡馬とはいえ、スピードが重視される昨今にあって、111頭もの繁殖牝馬を集めたことは注目に値する。潜在能力の高さが買われたことに加えて、牝馬が出た場合の繁殖としての将来性も付加価値と言えそうだ。ランニングヒロイン(スクリーンヒーローの母)、クルーピアスターアサクサキングスの母)、グローバルピース(ホエールキャプチャの母)、アラームコールビートブラックの母)といったGI馬の母親たちを配合相手に迎えているほか、ホクトスルタンベストメンバーシャドウスケイプトーセンキャプテンといった重賞勝ち馬の弟、妹たちもコンデュイットの初年度産駒として誕生している。かなりの質の高さで、前週に紹介したディープスカイと初年度リーディングを争う最有力候補と言えるだろう。

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