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【若駒S】イン強襲!オルフェ全弟リヤンド快勝
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19日の京都10R若駒S(3歳オープン、芝2000メートル)は、池添謙一騎手騎乗の2番人気リヤンドファミユ(牡、栗東・池江泰寿厩舎)が後方追走から直線で最内から抜け出して快勝。2連勝でオープン入りを決めた。タイムは2分1秒7(良)。
いよいよ良血馬が目覚めた。タガノバスターが引っ張るよどみない流れを後方のインで待機していたリヤンドファミユが、直線で最内に進路を取る。1頭ぶんのすき間ができたのを見逃さずに突っ込むと、兄譲りの瞬発力を披露。鋭く抜け出して昇級即オープン挑戦というハードルをあっさりと乗り越えた。トウカイテイオーやディープインパクトが勝った出世レースを制したことで、ますます注目度が高まるばかりだ。1馬身1/4差の2着は好位から粘った5番人気マイネルクロップで、ハナ差3着には4番人気のメイケイペガスターが入っている。
リヤンドファミユは、父ステイゴールド、母オリエンタルアート、母の父メジロマックイーンという血統。新馬戦はサトノキングリーにハナ差及ばず2着に敗れたが、前走の未勝利戦から池添騎手とコンビを組み、勝ち上がっていた。全兄にドリームジャーニー、オルフェーヴルというGI馬を持つ、世代屈指の良血馬が堂々とクラシックの王道へと歩み出す。通算成績は3戦2勝。
池添騎手は「ラストは内にしか行くところがなくて、反応が良かったのであそこに行きました。お兄ちゃん同様に、使うごとにステップアップしていますね」と偉大な兄に近づく走りに目を細めていた。
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