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【朝日杯FS】レガーロ父子Vへ血が騒ぐ


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【朝日杯FS】レガーロ父子Vへ血が騒ぐ

 朝日杯FSは無敗のコディーノエーシントップが注目を集めているが、侮れないのがクラウンレガーロだ。父は1997年の朝日杯FSの覇者グラスワンダーで、自在性のある脚質と勝負根性が持ち味。1勝馬だが、重賞連続2着の実力は本物だ。

 派手さはないが、地力は確か。グラスワンダーの良さを受け継いだクラウンレガーロが、強敵を押しのけて、父子制覇に挑む。

 デビューは8月下旬の小倉。スピードの違いを見せつけて初陣を飾ると、連闘で挑んだ小倉2歳Sは差す競馬で2着。1200メートルから1600メートルに距離が延びたデイリー杯2歳Sはしぶとい走りを見せて2着に粘った。距離や相手関係の異なる重賞での連続2着は高く評価していい。“行って良し、差して良し”の自在性ある脚質は、中山のマイルでは大きな武器となる。

 全休日明けの11日は、栗東の坂路を脚慣らし程度で1本登坂。2カ月半ぶりの競馬になるが、体をふっくらと保って雰囲気は良さそうだ。

 「身のこなしがしなやか。やわらかい筋肉があってレースセンスもいい。デビュー前は体の緩さや頼りなさがあったが、今は体重も増えてしっかりしてきた。中山へ輸送しても450キロ台で競馬ができると思う」

 厩舎開業2年目で初めてのGI挑戦となる日吉正和調教師は仕上がりの良さに胸を張る。

 「デイリー杯の後は放牧に出さず、厩舎でじっくりと調整してきた。ここ2週は(馬の)気合を乗せるためにジョッキー(幸騎手)で追い切った。今年は最後に朝日杯FSを使いたいと思っていたし、前走の感じなら1800メートル~2000メートルでもやれそうな感じがある」とトレーナーはこの一戦だけでなく、来春のクラシック戦線も見据えている。

 体はグラスワンダーよりも、ひと回りほど小さいが、粘り強い勝負根性は父親譲り。伏兵クラウンレガーロが、GI初挑戦のトレーナーの期待と親子制覇の夢を背負って、中山のターフを疾走する。(片岡良典)

 ◆1勝馬の朝日杯FS制覇 1984年のグレード制導入後、1勝馬の優勝は1989年アイネスフウジン、99年エイシンプレストン、2000年メジロベイリー、07年ゴスホークケンの4頭。また、クラウンレガーロの父グラスワンダーは97年の優勝馬で、クラウンが勝てば、4組目の親子制覇(父76年マルゼンスキー=子82年ニシノスキー、子87年サクラチヨノオー、父97年グラスワンダー=子08年セイウンワンダー)となる。

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