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【JCダート】持ってるイジゲン、クロフネ再現


©サンケイスポーツ


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 01年のJCダートを世界レコードでぶっこ抜いたクロフネの姿をダブらせたくなるのが、同じ米国産&芦毛の3歳馬イジゲンだ。

 武蔵野Sから本番というローテーションまで一緒。初ダートで9馬身ちぎったクロフネパフォーマンスにもド肝を抜かれたが、イジゲンの大立ち回りも相当な衝撃度だった。

 「普通だったら万事休すのレベル」と橋本助手が振り返る、致命的な大出遅れ。それがどうだ。涼しい顔で4角手前で早くも馬群に取りつくと、何事もなかったかのように先頭でゴールを駆け抜けてしまった。

 視覚的に加え、実は数字的インパクトも十分だった。4角8番手からの追い込みVは、同レースの過去10年で05年サンライズバッカスの9番手に次ぐ後方ポジション。そのサンライズといえば2年後のGIフェブラリーSを制覇。要するにGI級のパフォーマンスだった。

 馬主の“後光”も後押しする。イジゲンの林正道オーナーは今年のダート戦で【17・8・8・39】連対率34・7%という驚異的な数字。もちろん、50回以上出走させた馬主のなかでトップだ。まして、まだ馬主歴3年目の新興オーナー。クロフネの金子真人オーナーが“持ってる”馬主の初代とするなら、林オーナーが続く存在と言っても過言ではない。

 そうなれば、あとはゲートさえ普通に出てくれれば-と誰もが思うところ。特捜班も熱い視線を送った28日、美浦TCの南コースで行われたゲート練習を振り返ってみたい。

 隣の枠にストローハットを置く実戦に近いシチュエーション。緊張感に包まれるなか、ストローをアオる目が覚めるほどのロケットスタートを見せた。マスコミが陣取るスタンドにどよめきが起こったのは言うまでもない。

 騎乗したムーアJが「スムーズとしかいいようがない。これでレースで遅れるとは思えない」と言えば、「前走は調教師として恥ずかしいことをしてしまった。今回は“本当に大丈夫なのか”という厳しい目で接してきたし、できる限りのことはやってきた」と堀調教師。断言しよう。トップトレーナーのプライドを考えても、今回はゲートを出る、いや、意地でも出してくる。

 “NEXTクロフネ”がまさに異次元のスピードで突き抜けるシーンしか、もはや思い浮かばない。

(夕刊フジ)

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