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【東西現場記者走る】究極の上がり馬ヴァンキッシュ

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【東西現場記者走る】究極の上がり馬ヴァンキッシュ

 今週は競馬の祭典・日本ダービー(29日、東京、芝2400メートル)が行われる。恒例のGI企画『東西現場記者走る』で、板津雄志記者(36)は3歳馬6913頭の頂点に立つ馬を探す旅に出た。滋賀県・栗東トレセンでの初日は、青葉賞を快勝したヴァンキッシュランに注目。コース&距離実績が豊富で、中間はさらに上昇気配にある。皐月賞組を逆転する可能性は十分にありそうだ。

 ダービーウイークに入った途端、鼻水が止まらなくなった。特殊な雰囲気に緊張したのか…。だが、今年は混戦ムード。気持ちを落ち着けて戦力分析に臨みたい。

 皐月賞組は当然強い。とはいえ、今年は別路線組も魅力たっぷり。青葉賞を勝ったヴァンキッシュランも勝機十分とみている。栗東トレセンへ乗り込んだ初日は、まず角居厩舎へ。担当の上村助手に話を聞いた。

 初勝利に4戦かかったが、そこからは1位入線(2着に降着)を含めると、ある意味4連勝といえる成績だ。

 「こんなにポンポンいくと思っていなかった。脂肪の多い体つきで冬毛も目立っていたからね。ただ、3走前の東京戦を境に体つきも動きも一気に変わってきた」

 2013年のセレクトセールで1億9950万円(税込み)の高値をつけた評判馬。生まれ持つエンジンの性能にようやく体が追いついてきた。

 2400メートルを3回連続で使い、前走の青葉賞では史上2番目に速い2分24秒2の好時計V。反動を心配してしまうが、勢いに乗った上がり馬は疲れ知らずだ。「青葉賞の口取りはあくびをしていたくらい息の入りが良かった。この中間はカイバを完食して元気がいい。アザレア賞の後の方がカイバを残していた」と上村助手は伝えた。

 体調がいいからこそビシビシ攻められる。18日にはCWで6ハロン82秒7をマークした。

 「デビュー以来、一番速い時計じゃないかな。生半可な調整で勝てる相手じゃないので、しっかりやってきた。以前は85~86秒でも目いっぱいだった馬が、今は軽く動けている。本当に奥がどれだけあるのか読めない」

 日本を代表する有力厩舎のスタッフでも測りかねる器の大きさ。さらに東京2400メートルの実績も豊富だ。ヴァンキッシュラン(走りで打ち負かす、の意味)が、その名のとおり皐月賞組をまとめて負かすシーンがあっても不思議ではない。

日本ダービーの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら!調教タイムも掲載

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