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14日の京都11R秋華賞(GI、芝2000メートル)は、岩田康誠騎手騎乗で1番人気に推されたジェンティルドンナ(牝3、父ディープインパクト、母ドナブリーニ、母の父ベルトリーニ、栗東・石坂正)がヴィルシーナとの叩き合いをハナ差制して優勝。史上4頭目の牝馬3冠を達成した。2分0秒4(良)。3着には6番人気のアロマティコが入っている。
レースは最内枠のヴィルシーナがハナを主張してスローに流れたが、向こう正面で15番人気のチェリーメドゥーサが一気にまくり、そのまま大逃げの形になって場内は騒然とした。直線半ばでもチェリーはかなりのリードを保っていたが、ゴール手前で外からジェンティルドンナ、内からヴィルシーナが併せ馬の形でかわし、鼻面をそろえてゴール。写真判定の結果、わずかに外のジェンティルに軍配が上がった。
岩田康騎手は「こういう展開も頭に描いていたが、もう少しハイペースになると思っていた。でも、(3冠を)やらなきゃいけない馬だし、最後は必ずオークスのような脚を使ってくれる馬なので、能力を信じていました」と愛馬を絶賛。そして「きょう勝てば言えます。ウオッカ、ブエナビスタに匹敵する馬です」と自身が騎乗した名牝に肩を並べる存在だと言い切った。メジロラモーヌ、スティルインラブ、アパパネに続く牝馬3冠を達成したジェンティルドンナ。「まだ子供子供しているし、若さがあるが、先を見通せる馬なので。古馬に挑んでも恥じない競馬ができると思います」と太鼓判を押した岩田康とともに、古馬とのGI路線に向かっていく。
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