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昨年の年度代表馬が出走を正式に表明した。宝塚記念の追い切りが20日、東西トレセンで行われ、ファン投票1位のオルフェーヴルは栗東坂路で4ハロン52秒5をマークして、2馬身先着。池江泰寿調教師は「これならば態勢は整う」と動きに納得の表情を見せた。だが、総合的な状態面に関しては「7割くらいのデキ」とも話しているだけに、王者の完全復活なるかに注目が集まる。動きのよさが目立ったのは一昨年のダービー馬エイシンフラッシュ、鳴尾記念2着のショウナンマイティで、ともにサンケイスポーツ調教採点で最高評価の「S」を獲得した。
7万2253票の期待を背負った王者が、ギリギリ間に合った。台風4号が過ぎ去り、雲間からまばゆい光がこぼれた20日の朝、昨年の年度代表馬オルフェーヴルが、栗東坂路での併せ馬で堂々の2馬身先着。出否のジャッジが託された最終追い切りで上々のパフォーマンスを見せ、陣営は宝塚記念出走を決断した。
「前日の雨で力が必要な馬場でも、抑えなければいけないほど、行きっぷりが良かった。ここまでよく(状態が)戻ってくれた」。着実に復調してきたパートナーに、騎乗した池添謙一騎手は安堵の表情を浮かべた。
道中、なだめるのに苦労するほどの気合乗りは主戦の言う「いい時のもの」で、その走りにもスピード感があった。エアラフォン(牡5オープン)を3馬身ほど追走して、残り300メートルあたりで内から並びかけると、気合をつけられたラスト1ハロンで12秒5(4ハロン52秒5)をマーク。余裕十分に僚馬を突き放した。
ゴール前で右にもたれたが、その癖も含めてオルフェーヴルらしさ。慎重な姿勢を見せてきた池江泰寿調教師も「週を追うごとに良くなってきた。これならば態勢は整う」と参戦を明言した。
だが、2周目3コーナーで外に逃避して2着に敗れた阪神大賞典、11着に惨敗した天皇賞・春のショックは、完全に払拭されたわけではない。動きには合格点を与えた池江寿師だが「まだトモの張りが寂しい。すべての面でいい方向にいってはいるが、完ぺきとは言えない」と体調はあくまで良化途上であることを強調する。「7割くらいのデキ」という言葉がトレーナーの本音で、この最終追い切り後、レース当日までにどれだけ状態が上向くかがカギとなる。
それでも出走に踏み切った大きな要因のひとつに、ファンの大きな後押しがある。2位の僚馬トーセンジョーダン(回避)に2万4000票以上の差をつけて、ファン投票は断然の1位。「昨年の有馬記念は3冠を制しながら、ブエナビスタに次ぐ2位で悔しかったが、今回は春2戦とも見苦しいレースを見せたにもかかわらず、これだけの支持をいただいた」と池江寿師はファンへの感謝で胸がいっぱいだ。
万全ではなくとも、出走する以上、3冠馬の復活を信じるファンの期待を裏切るわけにはいかない。レースまでの残された時間で、陣営はベストを尽くす構えだ。この大きな試練を乗り越えた時、オルフェーヴルは現役最強馬の座を取り戻す。(板津雄志)
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