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【産経大阪杯】レース展望


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【産経大阪杯】レース展望

 中京競馬が終了し、4月第1週は2場開催。阪神では日曜メーンに産経大阪杯(4月3日、阪神、GII、芝2000メートル)が行われる。皐月賞&ダービーの2冠馬コダマ、春2冠に加え、ジャパンC有馬記念を制したトウカイテイオー菊花賞、天皇賞・春連覇、宝塚記念とGI・4勝のメジロマックイーン、3冠などGI・6勝のオルフェーヴルなど数多くの歴史的名馬が勝っている由緒あるレース。1着馬に優先出走権が与えられる天皇賞・春(5月1日、京都、GI、芝3200メートル)はもちろん、安田記念(6月5日、東京、GI、芝1600メートル)、宝塚記念(6月26日、阪神、GI、芝2200メートル)に加え、海外GIにも結びつくだけに、今年も登録12頭中、GIホースが5頭という豪華版になった。

 昨年、大きく飛躍したラブリーデイ(栗東・池江泰寿厩舎、牡6歳)が今年初戦として出走する。昨年は中山金杯で重賞初制覇を飾り、その後、京都記念鳴尾記念宝塚記念京都大賞典、天皇賞・秋と重賞を計6勝し、JRA賞最優秀4歳以上牡馬に輝いた。最後の2戦、ジャパンCは3着、有馬記念は5着と連敗したが、本質的には2000メートルあたりがベストのタイプ。乗り込みも順調で、力を十分に発揮できそうだ。次走に予定されている香港のクイーンエリザベス2世C(4月24日、シャティン、GI、芝2000メートル)に向けて、弾みをつけるか注目される。今回はミルコ・デムーロ騎手との初コンビ。次走の香港ではジョアン・モレイラ騎手が騎乗することが決まっている。

 昨年のジャパンCを制したショウナンパンドラ(栗東・高野友和厩舎、牝5歳)は有馬記念を目指していたが、最終追い切り後の息遣いに違和感があったため回避。今回は4カ月の休み明けになるが、仕上がりは順調に進んでいる。昨年のこのレースでは不良馬場の影響もあって9着に敗れたものの、当時と違って芯が入った今なら、たとえ道悪になっても期待できるだろう。牡馬相手に56キロを背負うのは楽ではないが、昨年後半からの充実ぶりを考えると、克服しても何ら不思議はない。

 キタサンブラック(栗東・清水久詞厩舎、牡4歳)は、菊花賞を制した後の有馬記念でも勝ったゴールドアクターから0秒1差の3着と地力の高さをアピールした。スタートでつまずいて14着に敗れたダービーを除けば【5・0・2・0】と安定している。立ち回りのうまいタイプだけに、初めての阪神内回りコースも問題ないだろう。今回は武豊騎手が初騎乗。北島三郎&武豊というエンターテイナーのタッグに期待が集まる。

 2014年のオークス馬のヌーヴォレコルト(美浦・斎藤誠厩舎、牝5歳)は昨秋、産経賞オールカマーに続いてエリザベス女王杯でも2着となった後、GI香港Cでも逃げ切ったエイシンヒカリの1馬身差2着に好走。海外遠征明けとなるが、美浦に滞在している岩田康誠騎手とコミュニケーションを取り、調整過程は順調そのものだ。別定重量の規定に基づき、今回は54キロで戦える。他のGI馬との比較では明らかに有利な印象で、好勝負になりそうだ。

 同年の皐月賞イスラボニータ(美浦・栗田博憲厩舎、牡5歳)は昨秋、天皇賞、マイルチャンピオンシップともに3着と惜敗したが、トップクラスの力量があるのは間違いない。ただ、前走の中山記念9着は負けすぎの印象。叩き2戦目で再び2000メートルに距離が延びる今回は、2戦続けて出遅れているゲートの克服も含め、正念場となる。

 アンビシャス(栗東・音無秀孝厩舎、牡4歳)は今年GI制覇が期待される一頭だ。前走の中山記念で2冠馬ドゥラメンテにクビ差2着と好走。3着だったリアルスティールが26日のドバイターフで海外GI制覇を果たしており、力量は前出のGI馬たちと比べもヒケを取らない。横山典弘騎手との新コンビも魅力たっぷりだ。

 タッチングスピーチ(栗東・石坂正厩舎、牝4歳)は昨年のエリザベス女王杯でタイム差なしの3着に好走するなど、GI級の決め手を持っている。ただ、エンジンのかかりが遅いタイプだけに、内回りの攻略がポイント。先週の高松宮記念ビッグアーサーで制するなど、前2週で重賞3勝と波に乗っている福永祐一騎手の手綱さばきが興味深い。

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