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1週間の密着取材で高松宮記念の勝ち馬を探り出すGI企画『東西現場記者走る』の3日目。大阪サンスポの川端亮平記者(33)は、好追い切りを披露したビッグアーサーに注目した。前走後にひと息入れた効果で動き、気配は文句なし。重賞2連勝中と勢いに乗る福永騎手の手綱で、初タイトルに手が届くかもしれない。
藤田菜七子騎手が浦和で待望の初勝利を飾った24日、栗東では初タイトルを狙うビッグアーサーが追い切りを行った。
冬に逆戻りしたような寒風が吹く坂路に登場。序盤から行きっぷりがよく、頭を上げる場面もあったが、何とか我慢して直線に向く。鞍上の左ムチに呼応し、ラスト1ハロン12秒0と踏ん張ってフィニッシュ。走りやすい馬場ながら4ハロン51秒0と時計も優秀だ。動きを見届けた藤岡調教師は納得の表情で切り出した。
「前半は我慢させる、思った通りの調教ができた。体の張りも素晴らしくて文句なしの状態」
昨秋のスプリンターズSは次点で除外。その後も思うように賞金を加算できなかったが、腹をくくって前走のシルクロードS5着後にひと息いれた決断が吉と出た。指揮官は「たまっていたであろう疲れが抜けた」と好仕上がりにうなずく。
舞台設定もいい。昨年の岡崎特別(中京芝1200メートル、1000万下)は、1分8秒6(稍重)でV。同日に行われた高松宮記念を制した香港のエアロヴェロシティが1分8秒5の勝ち時計で、0秒1差しかなかった。“机上の空論”で片付けられない裏付けがある。
ビッグアーサーは、3歳夏に小倉への輸送中に馬運車で暴れ、馬栓棒が右トモ(後肢)に刺さる大けがを負った。今ではその影響を感じさせないが、以前コンビを組んでいた藤岡康騎手は「条件戦のときはコーナリングを含めて左回りの方がよかった」と証言。担当の犬山助手も「中京で勝ったときが一番強かった」と振り返る。左回りのキャリアは1戦ながら“サウスポー”の可能性が高いのだ。
今回、初めて手綱を取る福永騎手は、20日阪神の阪神大賞典(シュヴァルグラン)、21日中山のフラワーC(エンジェルフェイス)と重賞2連勝中だ。新たな相棒に「去年くらいから、この馬が短距離界を引っ張っていくと思っていたからね」と好印象を持っている。無冠の大器が、殻を破るときが来たようだ。 (川端亮平)
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