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【産経大阪杯】マイティ、ブッコ抜きV

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【産経大阪杯】マイティ、ブッコ抜きV

 第56回産経大阪杯(1日、阪神11R、GII、4歳上オープン国際(指)、別定、芝・内2000メートル、1着本賞金6000万円 =出走12頭)GI馬3頭を含む強豪メンバーを、直線だけで全て捕らえた。6番人気ショウナンマイティが、4コーナー最後方から豪脚を発揮。前を行く11頭をごぼう抜きにして重賞初Vを決めた。タイム2分5秒5(稍重)。一昨年7月にデビューし、新馬→オープン特別を連勝した素質馬が、4歳を迎えてついに本格化の気配。春の目標である宝塚記念(6月24日、阪神、GI、芝2200メートル)の有力候補に躍り出た。

 GIホースも、勢いに乗る重賞連勝馬も、鮮やかに差し切った。ショウナンマイティが大外から豪快に突き抜けて、重賞初V。ゴールした瞬間、浜中俊騎手は右腕を上げて喜びを爆発させた。

 「スローペースだと分かっていても、この馬の持ち味を生かしたかったんです。持ち味を出せれば、いい勝負になると思っていました」

 道中は後方を追走。前半1000メートルが1分5秒2という非常に遅い流れでも、パートナーの末脚を信頼する浜中は動かない。4コーナーではまだ最後方だ。だが、直線に向くと鞍上の期待に応えるかのように、外からグングンと伸びる。メンバー最速の上がり3ハロン34秒3を駆使して、内から一度は抜け出したフェデラリストトーセンジョーダンの2頭を、ケタ違いの脚でかわし去った。

 梅田智之調教師は、開業6年目でうれしい重賞初Vだ。「『この馬で重賞を勝てなければ…』と思っていました。昨年春のクラシックを狙っていたし、素質を買っていたから。引っかからなければ“切れる”と思っていました」と安堵の表情。以前は折り合い面に不安を抱えていたが、それも徐々に克服。安定して末脚を発揮できるようになったことが、重賞Vの大きな理由のひとつだ。

 浜中は2歳7月に阪神で新馬戦を勝った時「この馬、すごいですよ。クラシックにきっと行けます」と、素質に惚れ込んだ。トライアルで権利を獲れず皐月賞、ダービーには出走できなかったこともあって、マイティへの思い入れは強い。昨年8月のポプラS(札幌)1着以来、5戦ぶりのコンビ再結成に「馬の力を信じて乗って、結果を出せました」と喜びいっぱいの表情だ。

 春の目標は宝塚記念。ようやく花を咲かせた4歳馬が、GI初制覇まで一気に駆け抜ける構えだ。 (宇恵英志)

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