中央競馬ニュース

【高松宮記念】カレンチャン秋春電撃GI連覇

 0   0   1,988
シェアする  x facebook LINEで送る
【高松宮記念】カレンチャン秋春電撃GI連覇

 第42回高松宮記念(25日、中京11R、GI、4歳以上オープン、芝1200メートル、1着賞金9500万円=出走18頭)池添謙一騎手騎乗の2番人気カレンチャン(牝5歳、栗東・安田隆行厩舎)が好位から抜け出して優勝。昨秋のスプリンターズS(GI)に続くGI2勝目で、秋春スプリントGI連覇を果たした。勝ちタイム1分10秒3(良)。

 クビ差の2着には後方から追い込んだ3番人気サンカルロ、3着には好位からしぶとく伸びた1番人気ロードカナロアが入り、元大リーガー・佐々木主浩氏が所有するマジンプロスパーは5着だった。

 昨年の最優秀短距離馬カレンチャンが、新装中京で躍った。好スタートから道中は2番手を追走。前半600メートル34秒5の流れを抜群の手応えで追走すると、直線では最強スプリンターの実力をいかんなく見せつけた。

 412.5メートルに延びた新・中京競馬場の直線。残り300メートル地点に待ち構える急坂を堂々と先頭で駆け上がると、坂上では覇権奪取に燃える同厩舎のロードカナロアダッシャーゴーゴーの追撃を完封。さらに、ゴール直前でのサンカルロの強襲にも最後まで屈することはなかった。牡馬のトップスプリンターたちを最後はクビ差抑えてフィニッシュ。昨秋のスプリンターズS以来、2つ目のGIタイトルを獲得した。

 JRAスプリントGI2勝馬は過去に6頭いるが、スプリンターズS高松宮記念の秋春スプリントGI連覇を達成したのはビリーヴのみ。これが史上2頭目の快挙だ。

 「抜け出してからはしのいでくれと願って追った。それにしても新しい中京の直線は長いですね。昨年のスプリント王者として、ここが春の最大目標だったので負けられなかったし、それに応えてくれたカレンチャンが強かった」と主戦・池添謙一騎手も相棒をねぎらった。

 文句なしに“現役最強スプリンター”の称号を手中に収めたカレンチャンが、今後も短距離界を席巻し続ける。

 カレンチャンは父クロフネ、母スプリングチケット、母の父トニービンという血統。通算成績15戦9勝。重賞は11年の阪神牝馬S(GII)、函館スプリントS(GIII)、キーンランドC(GIII)、スプリンターズS(GI)に続く5勝目。池添謙一騎手、安田隆行調教師はともに高松宮記念初制覇。

池添謙一騎手「新しい中京は(ゴールまでが)長かった。抜け出してからは何とかこらえてくれと思った。落ち着いていたので自信を持って乗った」

安田隆行調教師「よく踏ん張ってくれた。本当に強い馬。前走はレース前にいらいらしていたが、きょうはリラックスしていた」

この記事はいかがでしたか?
ナイス (0)
 ナイス!(0

このニュースへのコメント

コメントはありません。

関連競馬ニュース

新着競馬ニュース

人気競馬ニュース

会員登録(無料)でできること

レース情報

今週の注目レース

4月28日()
天皇賞(春) G1
4月27日()
青葉賞 G2
ユニコーンS G3

⇒今週の番組表へ

先週のレース結果

4月21日()
マイラーズC G2
フローラS G2
4月20日()
福島牝馬S G3

⇒先週の番組表へ

総賞金ランキング
JRA競走馬総賞金ランキング
4歳以上
1 ドウデュース 牡5
102,726万円
2 スターズオンアース 牝5
84,098万円
3 リバティアイランド 牝4
74,444万円
4 ディープボンド 牡7
67,569万円
5 ジャスティンパレス 牡5
65,388万円
6 シャフリヤール 牡6
59,685万円
7 タスティエーラ 牡4
57,005万円
8 セリフォス 牡5
49,313万円
9 ジャックドール 牡6
49,004万円
10 ソールオリエンス 牡4
48,668万円
» もっと見る

3歳
1 ジャスティンミラノ 牡3
27,482万円
2 ステレンボッシュ 牝3
21,547万円
3 ジャンタルマンタル 牡3
18,666万円
4 アスコリピチェーノ 牝3
16,854万円
5 コスモキュランダ 牡3
15,392万円
6 シンエンペラー 牡3
11,128万円
7 コラソンビート 牝3
9,942万円
8 エトヴプレ 牝3
9,644万円
9 スウィープフィート 牝3
9,386万円
10 レガレイラ 牝3
8,278万円
» もっと見る