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【佐賀記念】ピイラニ、レコードで重賞初V


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 第39回佐賀記念(8日、佐賀10R、交流GIII、4歳以上、ダート2000メートル、1着賞金2300万円=出走11頭)川田将雅騎手騎乗の6番人気ピイラニハイウェイ(牡7歳、栗東・吉田直弘厩舎)がレコードタイムで重賞初制覇。勝ちタイム2分5秒7(不良)。

 1馬身差の2着に3番人気タカオノボル、さらにアタマ差の3着には5番人気マイネルアワグラスが入り、昨年のNAR最優秀3歳牡馬に輝いたオオエライジンは1番人気に支持されるも直線伸び切れず5着だった。

 武豊騎手騎乗のタカオノボルが逃げ、地方の新星・オオエライジンが2番手を進むなか、直後の3番手でレースを運んだピイラニハイウェイ。2周目の向こう正面で一気にペースが上がると追走にやや手こずったが、鞍上の川田騎手の叱咤に応えてなんとか離されずに食らい付いた。

 直線を向いて徐々に盛り返すと、逃げ粘るタカオノボルをインから強襲。力強く抜き去ると、そのまま1馬身の差をつけてゴール板を駆け抜けた。勝ちタイム2分5秒7は、昨年の同レースでメテオロロジストがマークした従来のレコードタイム2分6秒0を、0秒3上回るコースレコードだ。

 騎乗した川田騎手は「馬の具合は良かった。取れるといいなと思っていた位置が楽に取れたのでありがたかったですね。直線では内があまり重たい馬場に感じなかったですし、外に回す展開でもなかったので内へ。最後は外から他の馬が飛んでくるのが嫌だったので一生懸命追いました」と笑顔がこぼれた。

 その川田騎手は、スーニとのコンビで勝った昨年のサマーチャンピオン(交流GIII)に続き、生まれ故郷の佐賀で行われた交流重賞を2連勝。どちらもレコードタイムでの勝利に、「僕が佐賀で乗らないときでも、僕の名前がある」と嬉しそうに語った。

 ピイラニハイウェイは父Silver Deputy、母トロピカルブラッサム、母の父Thunder Gulchという血統。通算成績41戦7勝。重賞初勝利。川田将雅騎手、吉田直弘調教師はともに同レース初制覇。

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