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第16回秋華賞(16日、京都11R、GI、3歳オープン(牝)国際(指)、馬齢、芝・内2000メートル、1着本賞金8900万円=出走18頭)勢いは本物だった。春は骨折で全休していた岩田康誠騎乗の2番人気アヴェンチュラが、積極的な騎乗で快勝。古馬牡馬に圧勝した漁火S、古馬牝馬を下したクイーンSに続く3連勝で、牝馬3冠の最後の一戦で女王の座に就いた。2着に7番人気のキョウワジャンヌ、1番人気のホエールキャプチャは追い込み届かず3着に敗れた。桜花賞馬マルセリーナは7着、オークス馬エリンコートは10着と春の実績馬は見せ場すら作れなかった。
踏めなかった春の大舞台の雪辱を果たした。牝馬3冠ラストを制したのは“無冠の大器”アヴェンチュラ。2歳時の右ヒザ剥離(はくり)骨折から立ち直った良血馬が見事に大輪の花を咲かせた。
「テン乗り(初騎乗)でしたけど、思い通りの競馬ができました。挑戦者なので後ろのことは考えず、自分の判断で早めに動いていったのが一番の勝因でしょうね」
思い描いた通りの会心の勝利に岩田康誠騎手の笑顔が弾けた。
まさに完璧なレース運びだった。(4)番ゲートからスタートを決めると、インの3番手をロスなく進む。4コーナーからスパートを開始し、直線に向いた時には早くも先頭へ。後方には1番人気のホエールキャプチャや、GIホースたちがいたがお構いなし。一気に内ラチ沿いを駆け抜け、歓喜のVゴールへ飛び込んだ。決して展開に恵まれたわけではない。稍重馬場ながら勝ち時計は1分58秒2。レースレコードにこそ0秒1及ばなかったが、堂々たる走りで春の勢力図を塗り替えてみせた。
「テン乗りで勝てるのはたまたまだと思いますが、自分にスイッチしてくれる関係者の方々に感謝しています」
GI11勝目となった岩田康騎手だが、“代打”では4勝目。角居厩舎とのタッグでは08年安田記念のウオッカ、10年皐月賞のヴィクトワールピサに続く大役を果した。
「レース前VTRで勉強して3、4コーナーから早めに仕掛けた岩田君のファインプレーです。それにしても乗り替わるたびに勝ってくれる運の強いジョッキーですね」
JRAでの今年のGI初勝利を飾った角居勝彦調教師も“持ってる”岩田康騎手の好騎乗をたたえた。
これで史上2組目となる姉妹でのGI制覇。デビュー時から大舞台での勝利を期待され続けた逸材が、08年のオークスなどを制した全姉トールポピーに肩を並べた。
「思う存分の走りをしてタイトルをつかむ強い子です。姉は途中で競馬を嫌いになってしまいましたが、競馬が好きな子でいてくれれば…」
角居調教師はさらなる活躍を願う。次はエリザベス女王杯(11月13日、京都、GI、芝2200メートル)が標的だ。ここには阪神JFで苦杯をなめさせられたレーヴディソールや、1歳上の女王アパパネらが参戦予定だが、底知れぬ能力を秘めたアヴェンチュラなら、一気に真の女王を襲名する可能性は十分ある。(瀬戸聡)
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