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【AJCC】ディサイファ完勝 ユタカ30年連続重賞V
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24日の中山11Rで行われた第57回アメリカジョッキークラブカップ(4歳上オープン、GII、芝2200メートル、16頭立て、1着賞金=6200万円)は、武豊騎手騎乗の2番人気ディサイファ(牡7歳、美浦・小島太厩舎)が直線で抜け出して快勝。4度目の重賞制覇を果たした。タイムは2分12秒0(良)。
千両役者がついに30年連続の重賞制覇を成し遂げた。久々にコンビを組んだディサイファを華麗にエスコート。ディープインパクト産駒で区切りの勝利を決めて、絵になるガッツポーズが決まった。
レースはスズカデヴィアスが先行策。マイネルメダリストが2番手にマークして、ルルーシュ、サトノラーゼン、クランモンタナが3番手集団を形成する。よどみないペースで流れ、スズカデヴィアスが先頭のまま直線へ。サトノラーゼンが並びかけるが、道中で中団のインにいたディサイファが鮮やかな決め手で突き抜け、激しい2着争いを尻目に完勝。GIIでは一枚上の実力を誇示して、4度目の重賞勝ちを果たした。1馬身1/4差の2着は3番人気のスーパームーン。さらにクビ差の3着が7番人気のショウナンバッハだった。なお、ショウナンマイティは競走を中止している。
ディサイファは、父ディープインパクト、母ミズナ、母の父Dubai MIllenniumという血統。北海道日高町・ダーレージャパンファーム(有)の生産馬で、H.H.シェイク・モハメドの所有馬。通算成績は33戦9勝。重賞はGIIIエプソムC(2014年)、GIII中日新聞杯、GII札幌記念(15年)に次いで4勝目。小島太調教師、武豊騎手ともにAJCCは初勝利。
デビューした1987年から30年連続の重賞Vを成し遂げた武豊騎手は「うれしいですね。スタートが良かったので、“ああいうポジションでレースがしたい”という思い通りのレースができました。道中も4コーナーを回るときも手応えがすごく良くて、早めに先頭に立つ形になりましたが、あとは馬が我慢してくれました。本当に久しぶりに乗せてもらって(2013年5月以来)、ずいぶん良くなった、強くなったと思いました。まだまだやれそうなので楽しみですね。(30年連続重賞Vについては)長年やって、ずっといい馬に乗せてもらえているおかげです」と第一人者らしい穏やかな笑みを浮かべてレースを振り返っていた。
★24日中山11R「アメリカジョッキークラブカップ」の着順&払戻金はこちら
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