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1998年の皐月賞と菊花賞を制した2冠馬セイウンスカイが16日未明、北海道日高町の西山牧場で心臓発作のため、死亡した。16歳だった。
セイウンスカイは98年1月の中山競馬でデビュー。後続を寄せ付けないパワフルな先行力を武器に頭角を現し、皐月賞ではライバルのスペシャルウィーク、キングヘイローを抑えて優勝。ダービーは4着に敗れたが、菊花賞は一度も先頭を譲ることなく、38年ぶりとなる菊花賞の逃げ切り勝ちを達成。世界レコード(芝3000メートル=3分3秒2、良、当時)をマークし、横山典騎手との名コンビは頂点を極めた。
古馬となってからも重賞で活躍したが、99年の天皇賞(秋)5着後に屈腱炎を発症。01年の天皇賞(春)で復帰を果たしたが、大敗(12着)を喫して現役を引退し、種牡馬となった。
02年から北海道新ひだか町のアロースタッドで供用されたが、目立った産駒はなく、もっとも活躍したのは08年の船橋S(1600万下)を勝ったニシノプライド。残された現役の産駒はマイヨール(美・清水利、牡5、1000万下)、ニシノマナザシ(栗・須貝、牡4、500万下)の2頭のみとなった。
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