まだウマニティ会員ではない方へ
会員登録(無料)するだけで、予想的中に役立つさまざまなサービスを無料で利用できます。
収支100万円超えの猛者がズラリ
全国トップ予想家たちの予想閲覧
予想に必携の高精度スピード指数
「U指数」を重賞で全頭公開
勝率40%超えを誇る堅軸候補
「凄馬」をメールでお知らせ
TVでも紹介!設定は10万通り以上
あなただけの予想ロボが作れる
この他にも20以上のサービスを無料で提供!
【アイビスSD】後藤師、有終のVに挑む
2,005
0
0
後藤由之調教師(58)=美浦=が、70歳の定年までに10年以上を残しながら、20日付で勇退する。トウカイポイント(02年マイルCS)や、白毛馬ユキチャンなどを手掛けてきたトレーナーは「もう心の整理はついている」と、悔いのない清々しい表情だ。最後の出走は、アイビスサマーダッシュのバイラオーラ。「状態は前走以上。コース適性もある」とラスト重賞Vに挑む。
確かな観察眼と慎重な見極めで個性派を育て、ターフを沸かせてきた後藤由之調教師が、勇退を決断。今週末を最後に、16年間の調教師生活に幕を下ろす。
「競馬を続ける人間がいるし、定年を前に去る身なので理由は言わないが、心の整理はついている」。勇退の理由は明らかにはしなかったが、決して経営難ではない。「自分が思う調教師の理想像と、現実がどんどんかけ離れてきた。これからの人には、競馬人気を復活させてほしいですね」。厩舎システムが大きく変わり、調教師に求められる経営方針も変わってきた。時間をかけて馬づくりをしてきたトレーナーが苦悩したことは想像に難くない。勇退を惜しむ声が多いのも無理からぬところだ。
トウカイポイントの他にも、長距離重賞3勝のホットシークレット、重賞3連勝のクラフトワークなどを手掛けてきた。その後藤師の一番心に残る馬は、08年に交流GII関東オークスを制し、白毛馬で初の重賞ウイナーとなったユキチャンだ。実力に加えて真っ白な馬体のかわいらしさから、ファンの大きな注目を集めた。「毎日が狂想曲。あわただしかったが、楽しくもあった。(同じく白毛の)母シラユキヒメから続くあの血統に関わり合えたのは、大きな財産だよ」。後藤師はトレードマークの笑顔で、懐かしそうに振り返った。
厩舎最後の出走となる今週は、4頭がエントリー。なかでも、アイビスサマーダッシュに出走するバイラオーラは、母バイラリーナも師が管理した厩舎なじみの血統だ。「状態は明らかに前走以上です。コース適性もあるし、切れ味勝負になれば面白いですよ」と好走を意識して送り出す。
「これはひと区切り。僕の若さで後ろばかり見てはいられない。これからもがんばらないとね。まずは今週のレースに集中だよ」と、新たなスタートを前に、後藤師は最後の仕事に全力を注ぐ。(松永昌也)
コメント投稿
コメントの投稿は会員登録(無料)が必要です。レース情報
最新注目競走馬
総賞金ランキング |
|