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【日本ダービー】必殺仕分け人(1)戦績&ステップ


©サンケイスポーツ


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 今年もやります、ダービー“必殺仕分け人”。過去10年の傾向をあらゆる角度から分析し、減点方式で馬券に必要のない馬を徹底的に仕分け。最終的に第78代日本ダービー馬を見つけ出すサンケイスポーツ恒例のコーナーが、スタート。初日は最大30点の持ち点がある戦績&ステップを検証し、早くも5頭が仕分けされてしまった。

 〔1〕重賞勝ち(重賞勝ちなし=5点減点、重賞連対なし=8点減点)

 連対馬20頭は全て重賞勝ち馬。優勝を争う馬に重賞勝ちは必須といえる。3着馬も10頭中6頭は重賞ウイナー。未勝利だった4頭のうち、02年マチカネアカツキは重賞2着が2度、05年シックスセンス皐月賞2着、08年ブラックシェルNHKマイルC2着の実績がある。重賞連対がなくて3着に入ったのは01年ダンシングカラー1頭だけで、重賞で好走できていない馬は大幅減だ。

 重賞勝ちのないエーシンジャッカルコティリオン、ショウナンパルフェ、デボネアベルシャザールユニバーサルバンクから5点減点。重賞連対すらないトーセンレーヴリベルタスは大きく8点減点。 

 〔2〕優勝馬のノルマは3勝以上(重賞勝ちかGI連対のある2勝馬=2点減点、重賞勝ち、GI連対のない2勝馬=3点減点、GI連対のある1勝馬=4点減点、GI連対のない1勝馬=5点減点)

 優勝馬10頭は全て3勝以上。2着馬を見ても、2勝馬は08年スマイルジャック1頭のみと苦戦している。3着馬まで広げれば2勝馬が5頭、1勝馬も1頭いるが、スマイルジャックを含む2勝馬6頭中、5頭は重賞勝ちかGI2着の実績があった。唯一の1勝馬だった05年3着のシックスセンス皐月賞2着馬。ここでは、皐月賞2着の実績馬でも1勝馬は3着が精一杯と考えたい。

 2勝馬で重賞勝ちがあるオールアズワンダノンバラードトーセンラーフェイトフルウォーは2点減点。2勝馬で重賞勝ちがないエーシンジャッカル、ショウナンパルフェ、ベルシャザールは3点減。1勝馬でGI連対があるコティリオンは4点減、GI連対のない1勝馬デボネアユニバーサルバンクは大きく5点を減点する。 

 〔3〕連対率5割(連対率5割未満=4点減点)

 3着以内の30頭中、29頭は連対率5割以上をキープしていた。例外は05年3着のシックスセンスで、それでも・444と5割近い数字は残している。ここでは、5割を最低ラインと考えたい。

 5割未満のエーシンジャッカルダノンバラードデボネアトーセンラーフェイトフルウォーから4点減点。 

 〔4〕芝の中距離で好走歴(1800メートル以上で未勝利、または芝2000メートル以上で連対なし=3点減点)

 3着以内の30頭中、07年1着ウオッカを除く29頭は、芝1800メートル以上で勝ち鞍か、芝2000メートル以上で連対があった。芝1800メートル以上に出走する機会そのものが少ない牝馬のウオッカを例外中の例外とすれば、どちらかの実績は不可欠といえる。

 エーシンジャッカルコティリオンノーザンリバーから3点減点。

 〔5〕年明け以降の大敗はマイナス(年明け以降、GI以外で6着以下がある=4点減点)

 3着以内の30頭中、年明け以降にGI以外で6着以下があった馬は、03年3着ザッツザプレンティ(弥生賞6着)、08年3着ブラックシェルきさらぎ賞7着)の2頭のみ。GIでの大敗は度外視していいが、GII、GIIIレベルでの大敗は大きなマイナス材料だ。

 年明け以降にGI以外で掲示板を外しているウインバリアシオンオールアズワンクレスコグランドコティリオン、ショウナンパルフェ、ダノンバラードリベルタスからは4点減点。

 〔6〕前走は皐月賞NHKマイル

皐月賞で4着以下または6番人気以下=4点減点。NHKマイルCで4着以下または4番人気以下=4点減点。青葉賞京都新聞杯の勝ち馬=3点減点、2着以下=6点減点。その他のレース=6点減点)

 3着以内30頭のうち、半数の15頭が皐月賞からの参戦で、主力ステップといえる。15頭に共通する条件は、3着以内か5番人気以内で、上位人気で大敗した馬の巻き返しは十分にある。

 皐月賞組のうち、条件を満たさないオールアズワンデボネアノーザンリバーフェイトフルウォーリベルタスからは4点減点する。

 NHKマイルC組は3着以内に5頭。優勝馬3頭を輩出しており、こちらも有力ステップといえる。その5頭は3着以内か3番人気以内で共通。今年の2頭は減点なしとする。

 青葉賞組は3着以内に4頭、京都新聞杯組は2連対。この両レースから連対したのはすべて勝ち馬で、それでも2着が精一杯だった。勝ち馬のウインバリアシオンクレスコグランドからは3点減点。2着以下のショウナンパルフェ、ユニバーサルバンクは6点減点。

 プリンシパルS組は3着が2頭いるだけ。有力とはいえず、トーセンレーヴは6点減点する。

 ★初日の結論

 皐月賞オルフェーヴル、同2着馬サダムパテック、5着ナカヤマナイトの3頭が減点なし。3頭いずれも重賞勝ちを含む3勝馬で、穴らしい穴は見つからなかった。4番手のトーセンラーには6点の減点があり、戦績面からは3強ムードだ。

 対照的に減点が目立ったのは、ショウナンパルフェとデボネアでともに18点の減点。ショウナンパルフェは好走例のない青葉賞2着馬。デットーリ騎乗で注目を集めるデボネアも、GIII2着があるだけの1勝馬では好走は期待できない。

 NHKマイルC2着馬コティリオンも1勝馬で16点の大幅減点。ユニバーサルバンクリベルタスも16点の減点があり、初日の結論としては、この5頭を脱落馬とする。

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