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58年ぶりの快挙も夢ではない。5月1日に京都競馬場で行われるGI天皇賞・春(芝3200メートル)で、紅一点メイショウベルーガ(栗東・池添厩舎、牝6歳)が、1953年レダ以来、史上2頭目の牝馬による優勝を目指す。一般的に距離が延びれば牝馬は不利とされるが、ベルーガは牡馬相手の中長距離重賞での実績が十分にあり、この大舞台でも互角の戦いが期待される。
ここ数年、競馬シーンの中心には、必ず牝馬がいた。07年ダービーをはじめGI7勝を挙げたウオッカ。08年の有馬記念を完勝したダイワスカーレット。そして昨年の年度代表馬ブエナビスタ。これら名牝ほどの華やかさはないが、紅一点メイショウベルーガも、牝馬の時代を彩る1頭だ。
「牡馬を相手に重賞を2つ勝っているし、大きなところを勝てると思っている馬。牝馬だけど頑張ってほしいね」
古小路(こしょうじ)重男調教助手は期待を込める。GI勝ちこそないが、昨年は牡馬相手に日経新春杯、京都大賞典とGIIを2勝。特に京都大賞典の勝利には価値があり、ハンデ戦を除く芝2400メートル以上の重賞で牡馬を負かしたのは、ここ10年では4頭しかいない。ベルーガのほかは先述したウオッカ、ダイワスカーレットとスイープトウショウ。いずれも牡馬相手にGIを勝った女傑ばかりだ。
最大のポイントは3200メートルの距離。一般的に距離が延びれば牝馬は不利とされ、1980年のプリテイキャストを最後に3200メートルの天皇賞を勝った牝馬は出ていない。春に限れば53年のレダ1頭しか勝っていないのが現実だ。ベルーガ自身、昨年もこの舞台に挑んで10着に敗れている。とはいえ、「去年は不利(4コーナーで他馬と接触)があったので参考外」(古小路助手)なのも確か。適性がないとは言い切れない。
臨戦過程も昨年よりは今年のほうがいい。昨年は休みなく使われてきて上昇度が薄かったが、今年は京都記念2着からここ一本。短期放牧でリフレッシュさせ、ジックリと仕上げてきた。21日の1週前追い切りに騎乗した池添謙一騎手は、「太め感はないし、間隔を開けたのがプラス」と手応えをつかんでいる。先週の皐月賞をオルフェーヴルで制した絶好調男の手綱は、ベルーガにとっては心強い限りだ。
京都記念は、デビュー以来最高体重となる514キロとやや太め残りの体で、有力候補となるトゥザグローリーとコンマ1秒差の接戦。上積みを考えれば、決して差はない計算になる。牝馬だからといって侮るのは危険。メイショウベルーガには、歴史を覆すだけの資格がありそうだ。 (越智健一)
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