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まさに“骨が折れる”馬。それでも、やんちゃな相棒との日々を振り返る北村助手は、どこか楽しげだ。
「共同通信杯の前は毎日、ずっとうるさくてね。で、当週の追い切りが終わった後に厩舎へ帰る途中に落とされて、放馬してしまったんですよ。それで僕は右肩を脱臼して…。なので、シップの重賞初勝利はテレビで見てました」
デビュー当週に函館競馬場の本馬場に初めて入れた際は“ロデオ状態”で馬場を周回した。調教中に立ち上がられたことは数え切れない。今も気を抜けないが、暴れるたびにすごさを実感する。
「この馬は1回もひっくり返ったことがない。急斜面で立ち上がって、普通の馬なら危ないときでもね。それだけ足腰が強いんでしょう」
だから、どれだけ気苦労があっても、シップに乗ることが楽しくて仕方がない。
そして、その背中から教えてもらったことは大きな財産になっている。「オープン馬の背中を知ることで、新しい馬の力をはかる、ものさしがはっきりしましたね」。右肩の激痛と引きかえに得た経験は、毎年、須貝厩舎から輩出している重賞勝ち馬の育成に余すことなく生かされている。
「一番悔しいのは、僕が騎手を引退していて、シップのレースに乗れなかったこと。もし乗れるなら、大逃げをするかな。この馬が逃げたら、どの馬も差せないですよ」
芦毛の怪物の背中を最も知る男が思い描く作戦が、ラストランで現実になれば…。何が起こっても不思議はない。
北村 浩平(きたむら・こうへい) 1983(昭和58)年12月24日生まれ、31歳。京都市出身。2003年に騎手デビューし、05年にエリモハリアーで函館記念を勝って重賞初勝利。JRA通算59勝。10年に引退後、所属していた須貝厩舎の調教助手に転身した。ゴールドシップに加え、ローブティサージュ(11月に引退)、レッドリヴェールのGI馬2頭の調教役も務める。
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