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【桜花賞】“女ディープ”ブエナ圧巻デモ!

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【桜花賞】“女ディープ”ブエナ圧巻デモ!

 “お嬢様ディープ”が圧巻デモ!! 昨年の2歳女王ブエナビスタが8日、滋賀・栗東トレセンで桜花賞(12日、阪神、GI)の追い切りを行った。6ハロン81秒5、ラスト11秒5と超絶の切れ味で2頭の牡馬をKO。陣営のブエナへの信頼度はGI7勝を挙げた名馬ディープインパクト級で、断然人気に応えてクラシック1冠獲得を信じている。桜花賞の枠順は9日午後に確定する。

 強烈な末脚を“飛ぶ”と形容された7冠馬ディープインパクト。後方から進み、直線で一気に突き抜ける姿は、3歳牝馬ながら歴史的名馬を連想させる。“ディープの牝馬版”との声が上がっている2歳女王ブエナビスタにとって、桜花賞Vへの最大のテーマは“変わらない”こと。能力が上なのだから、特に良くなる必要はなく、度を超える鍛錬を施す必要もない。それを確認する最終追い切りだった。

 栗東DWコースの向こう正面で、5馬身ほど前を行くフロムジオリエント(牡3未勝利)、カルカソンヌ(牡3、500万下)を追いかける形。体調の良さを示す張り詰めた馬体が、3~4コーナーで内からスーッと差を詰める。4コーナーで2頭に並ぶと、大外のカルカソンヌが早々と脱落し、直線はフロムとの併せ馬。しかし、それもラスト200メートルまで。持ったままで内から楽々と抜け出すと、最後は鞍上のムチ2発に応えて伸びのあるフォームで駆け抜けた。6ハロン81秒5と全体の時計も速いが、3ハロン37秒7-11秒5とラストの瞬発力は抜群。フロムに2馬身、カルカソンヌには1秒5もの先着だった。

 「いつもと変わらない動きだった」。松田博資調教師の言葉が、最終チェックの合格を意味した。「いつも通りにやって行こうということだけ。変わったところは何もない。順調に行けばそれでいい」。思えば、ディープを管理した池江泰郎調教師は当時、「無事に行ってくれれば」と常に口にし、主戦の武豊騎手は「変わらないのが何より」と話していた。“女ディープ”と呼ばれていることに対し「そんなとこと違うかな」と真正面から受け止めた松田博師の心境は、無敗3冠馬級の絶大な信頼感だ。

 昨年12月の阪神JFは2馬身半差の圧勝、今年初戦のチューリップ賞は逃げ粘るサクラミモザを一気に捕らえ突き放した。「かわしてからが速かった。瞬発力はすごい」と改めて能力を確認した松田博師は、「この前よりも良くなっていると思う」と成長も実感。もし内で包まれたら、「下げて外を回ったらいい。それでも間に合うと思う」とドッシリと構える。

 圧倒的な1番人気に応えて桜を制した瞬間、ディープの次世代を担うスーパーヒロインが誕生する。(下村静史)

 

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