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【フェブラリーS】トランセンド中央制圧!
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第28回フェブラリーS(20日、東京11R、GI、4歳上オープン国際、定量、ダ1600メートル、1着本賞金9400万円=出走16頭)改めてダート最強を証明だ。JRA今年最初のGIは、先手を奪った1番人気トランセンドが、他馬に並ばれてから直線でもうひと伸び。堂々と後続を振り切って、ジャパンCダートに次ぐGI連勝を決めた。タイム1分36秒4(良)。トランセンドはこの後、ドバイに遠征予定。選出されれば、ドバイワールドC(3月26日、メイダン、GI、AW2000メートル)で世界の頂点を目指す。
世界への扉を開くため、ここで負けるわけにはいかない。そんな藤田伸二騎手の気迫が、直線の驚異的な粘りを呼び込んだかのようだった。ドバイWCを目指すトランセンドが、他馬の追撃を振り切って堂々の逃げ切り勝ち。JCダートに次ぐGI連勝で、世界制覇への手応えをつかんだ。
「ずっとプレッシャーをかけられる苦しい展開になったけれど、最後は突き放してくれた。本当に力をつけているね」
この週、フェブラリーS1鞍の騎乗に賭けていた藤田は、使命を果たし安堵の表情を浮かべた。
一人旅のJCダートとは異なり、今回は王者として臨んだGI。追われるものの立場は苦しかった。好スタートを切って自分の形に持ち込んだものの、3コーナーでマチカネニホンバレが外からビッシリと馬体を併せてきた。逃げ馬にとって非常に厳しい展開だった。
だが、直線で見せた粘りこそが、GI馬の底力だ。ニホンバレが抜け出しにかかったが、藤田の叱咤に応えるように、ラスト200メートルで二枚腰を使って、逆にニホンバレを突き放す。襲いかかってきた後続も、パワー全開のトランセンドには届かない。結局、1馬身1/2差の完勝劇だった。
「勝ててホッとしました。今回は受けて立つ立場ですから。(展開は)ハラハラ、ドキドキの連続でしたけれど」。そう話す安田隆調教師は、今回のフェブラリーSには“仮想ドバイ”という位置づけで臨んでいた。左回りと長い直線が、メイダン競馬場に似ているからだ。そして出した結果が、満点回答だった。
すでにGIIのゴドルフィンマイル(AW1600メートル)には選出されているが、「もしワールドCに選ばれれば、そちらに挑戦したい。ブエナビスタやヴィクトワールピサは芝のすごい馬ですけど、オールウェザーだったら太刀打ちできるのでは」と安田隆師は胸を高鳴らせる。栗東のポリトラック(オールウェザー)では、9日に6ハロン73秒1と実戦並みの猛時計を叩き出しており、馬場への適性がある可能性は非常に高い。
いずれにせよ、3月9日に2頭とともにドバイへ向かう予定。日本のダート界を制圧したトランセンドが、世界にその名を轟かせる瞬間が近づいている。(柴田章利)
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