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皇帝復活!24年ぶりルドルフお披露目

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皇帝復活!24年ぶりルドルフお披露目

 史上初の無敗3冠馬でGI7勝をマークしたシンボリルドルフ(牡29)が、ジャパンC(GI、芝2400メートル)当日の11月28日に東京競馬場でお披露目されることが28日、分かった。ジャパンC30周年記念の“目玉”としての企画で、ルドルフが競馬場に来るのは86年12月7日に中山で行われた引退式以来24年ぶり。“皇帝”が、競走馬時代に優勝したJCの舞台でファンに健在をアピールする。

 皇帝が四半世紀ぶりに競馬場に戻って来る。

 北海道・門別(現日高町)のシンボリ牧場での種牡馬生活を04年に引退したシンボリルドルフは、今年1月に競走馬時代に拠点としていた千葉シンボリ牧場に移動。そこで余生を過ごし、記録的な猛暑だった夏も無事に乗り切った。

 この間、JRAから再三、和田孝弘・同牧場社長に競馬場でお披露目の要請があり、ついに最高の日に実現することになった。

 ジャパンCはルドルフの競走生活のハイライトといえるレース。父パーソロン、母スイートルナ(その父スピードシンボリ)との間に門別のシンボリ牧場で誕生したのは、JCが創設された81年の3月13日。この鹿毛の牡馬を、故・和田共弘オーナー、故・野平祐二調教師、主戦騎手だった岡部幸雄さんと、いずれも国際派の先駆けとして知られるホースマンが人知を結集し、当時は圧倒的に外国馬が強かった国際レース制覇に力を入れた。

 ルドルフは84年の菊花賞で史上4頭目、無敗では初の3冠を達成した後、当時は中1週という厳しい日程だったにもかかわらずJCに挑戦。3着ながら、10番人気の伏兵で、ノーマークだったカツラギエースにうまく逃げ切られてしまった結果で、負けて強しの内容だった。日本馬初のJC制覇はカツラギエースに譲ったが、翌85年は完勝し、レース史上初めて1番人気での優勝というメモリアルVにもなった。種牡馬としても皐月賞&ダービーの無敗2冠馬トウカイテイオーを送り出し、テイオーは92年のJCを岡部さんの手綱で優勝。レース史上唯一の父子制覇を達成した。

 人間でいえば80歳を優に超える29歳という年齢面が考慮され、獣医師が体調を徹底チェックしたうえ、お披露目もパドックで30分程度にとどまる見込み。それでも、JC30周年記念イベントにルドルフのお披露目ほどふさわしい企画はない。日本の競馬史に名を刻む名馬の雄姿は、競走馬時代を知らない“現役の”競馬ファンにも貴重な瞬間を体験させてくれそうだ。

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