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にしのけいご
第5回アルテミスステークス(29日、東京11R、GIII、2歳牝馬オープン国際(指)、馬齢、芝1600メートル、1着本賞金2900万円 =出走18頭)武豊騎乗の1番人気リスグラシューが、鮮やかに差し切って、未勝利からの連勝で重賞初制覇を飾った。タイム1分35秒5(良)。この後は阪神ジュベナイルフィリーズ(12月11日、阪神、GI、芝1600メートル)に臨む。半馬身差の2着に2番人気フローレスマジック、さらに3馬身半差の3着に5番人気シグルーンが入った。 2歳コースレコード勝ちした豪脚を、初の重賞の舞台で見せつけた。リスグラシューが1番人気に応えて快勝。2歳女王候補に名乗りを上げた。 「理想的なレースで、抜け出すときの脚がすごかった。現時点で本当に素質にあふれている」 初コンビの武豊騎手は白い歯を見せて絶賛だ。中団から2ハロン過ぎにペースが落ちると「(周りに)付き合う必要はない」と位置を上げる。直線で外から鋭く伸び、フローレスマジックの追撃を半馬身差振り切った。 「ジョッキーはフラフラしていると言っていたし、体もできていない。ただ、勝てたのは何より。将来的には桜花賞よりオークスで楽しみ」 課題をあげつつ、矢作調教師もニンマリだ。この後は滋賀県のノーザンファームしがらきに放牧に出て、阪神JFへ。粗削りな素質馬が、豊かな可能性を秘めて大舞台に乗り込む。 (千葉智春) ◆ルメール騎手(フローレスマジック2着) 「鋭く伸びたが、ラスト100メートルで勝ち馬と同じ脚いろになってしまった。もっといいポジションが欲しかったけど、スタートがあまり良くなかった」 ◆Mデムーロ騎手(シグルーン3着) 「いい位置で競馬ができたし、ペースもちょうど良かったけど、1、2着馬が強かった。センスがある」 ◆内田騎手(アピールバイオ4着) 「ぶつけられたのが痛かったけど、よく頑張った。いいスピードがあるし、折り合いもついていた」 ◆池添騎手(サトノアリシア5着) 「頭を上げて行きたがっていて、余分にポジションを下げてしまった。もう少し我慢できるようになってほしい」★29日東京11R「アルテミスステークス」の着順&払戻金はこちら レース後談話も掲載