東京GI5連戦の第2弾は13日に行われる「第13回
ヴィクトリアマイル」。GIホース6頭が集結し、古牝馬の頂点を決めるのにふさわしい熱戦となりそうだ。“強い4歳世代”の
NHKマイルC馬
アエロリットが中心になる。
芦毛のアマゾネスが、再び府中マイルで躍動する。
アエロリットは昨春、
NHKマイルCで牡馬を完封。思い出の舞台でGI2勝目を狙う。
「遅生まれ(5月17日)なので、今が成長期。まだまだ成長している感じですね」
菊沢調教師は愛馬に頼もしげな視線を送る。今季初戦の
中山記念には18キロ増とパワーアップした馬体で登場。強豪牡馬を相手にクビ差2着と粘走し、好発進を決めた。その後はノーザンファーム天栄(福島県)での放牧を挟み、予定どおりに最大目標へ直行してきた。
デビュー以来全9戦で手綱を取ってきた横山典騎手が
ミスパンテールに騎乗するため、今回は戸崎騎手と新コンビ。さっそく1週前追い切りに跨がり、Wコース4F52秒9で古馬1000万下に1馬身先着した。
「馬格が大きいのにすごく素軽い動き。パワーもあって走る馬だと感じました。いい雰囲気で順調にきています」。
ストレイトガールでの当レース連覇(15&16年)など、JRA・GI7勝中の5勝を牝馬であげている名手はやる気満々だ。
“最強”と謳われる現4歳世代は、昨年7月以降に行われた古牝馬重賞9戦中の6戦を制圧。その筆頭格がこの
アエロリットだ。
「暖かくなって体調は上向き。久々のマイルは問題ないし、広々とした東京も合うでしょう。牝馬同士なら力は上だと思います」と、指揮官の自信も揺らがない。(夕刊フジ)
★
ヴィクトリアマイルの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載