11月11日の東京11Rで行われた第22回武蔵野ステークス(3歳以上オープン、GIII、ダート1600メートル、別定、16頭立て、1着賞金=3800万円)は、
三浦皇成騎手騎乗の6番人気
インカンテーション(牡7歳、栗東・
羽月友彦厩舎)が先行策から押し切り勝ち。白山大賞典(10月3日、金沢ダート2100メートル、交流GIII)からの重賞連勝を決めて、チャンピオンズC(12月3日、京都、GI、ダート1800メートル)の優先出走権を獲得した。タイムは1分35秒5(良)。
三浦皇成騎手は
インカンテーションとは今回が初コンビ。今年の8月に落馬負傷による約1年間の休養から復活して以来、初めての重賞勝ちとなった(キャリア11勝目)。
半馬身差の2着には向こう正面先頭で3、4コーナーでは一旦好位に控えて直線また伸びた
サンライズソア(8番人気)、さらに1馬身3/4差遅れた3着に好位追走から脚を伸ばした
アキトクレッセント(15番人気)。1000メートル通過が60秒0の息の入る流れで、結果先行勢が上位を占める結果となった。1番人気の
サンライズノヴァは中団追走から伸びを欠き12着。
武蔵野Sを勝った
インカンテーションは、父シニスターミニスター、母オリジナルスピン、母の父マキアヴェリアンという血統。北海道浦河町・谷川牧場の生産馬で、馬主は(有)ターフ・スポート。通算成績は30戦11勝。重賞は2013年
レパードS・GIII、2014年
みやこS・GIII、2015年
平安S・GIII、2017年
マーチS・GIII、白山大賞典・交流GIIIに次いで6勝目。
武蔵野Sは、
羽月友彦調教師、
三浦皇成騎手ともに初優勝。
◆
三浦皇成騎手(1着
インカンテーション)「復帰してからいいときもあり、悪いときもあり、勝負の世界に帰ってきたんだなあという実感はありました。そんな中で、今日重賞を勝てたことは、このあとの弾みにもなり、ひと安心できました。この馬とは初めてのコンビでしたが、状態の良さは伝わってきましたし、ゲートさえ出れれば強気に乗ろうと思っていました。直線はヨーイドンの競馬になりましたが、よく馬も頑張ってくれたと思います。これを使ってさらに良くなってくると思うので、次のGIも楽しみです」
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