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テレビ東京杯青葉賞の関連ニュース
【京都新聞杯】“東上最終便”は大激戦の様相
©サンケイスポーツ
5月5日(月) 20:19
京都土曜のメーンは京都新聞杯（ＧＩＩ、芝２２００メートル）。ダービートライアルは先週で終了したものの、ここで１着か２着に入って賞金加算をすればダービー出走の可能性があり、まさに“東上最終便”となる。
ミヤビジャスパー（栗東・笹田和秀、牡）はアルメリア賞（芝１８００メートル）で２勝目をマークした。２走前の若駒Ｓでは皐月賞２着のトゥザワールドから１馬身１／４差の２着と能力の高さを示している。強い相手との戦いを選び続けて、デビューから３、１、４、２、１着と堅実な成績。レースぶりも一戦ごとに上達してきた。距離延長は問題なく、ここで賞金を加算してダービー出走をもくろむ。
シャドウダンサー（栗東・角居勝彦厩舎、牡）は、母が桜花賞馬ダンスインザムードという血統馬。前走は中山の平場でクビ差の辛勝だったが、その２着馬ショウナンラグーンが先週の青葉賞を勝ったことで、がぜん注目度がアップした。これまでに先着を許したのは２走前のトゥザワールドだけ。ひと息入っただけに当日の仕上がりが鍵だが、１週前に武豊騎手を乗せて絶好の動きを見せており、期待が高まる。
ハギノハイブリッド（栗東・松田国英厩舎、牡）は前走の新緑賞（東京・芝２３００メートル）を快勝した。２走前の大寒桜賞（２着）で先着を許したワールドインパクトが先週の青葉賞で２着に好走。ここに来てぐんぐん力を付けており、こちらも能力的には重賞で通用していい素材だろう。
スズカデヴィアス（栗東・橋田満厩舎、牡）は未勝利（芝２０００メートル）→すみれＳ（芝２２００メートル）と連勝して、皐月賞に挑戦した。１４着に敗れたが、発馬がひと息で小回りの中山では持ち味を全く出せない。度外視できる敗戦だろう。馬場の広い京都の外回りなら反撃は十分。いい脚を長く使うタイプでスタミナも豊富なだけに、距離延長は間違いなくプラスだ。
ロングリバイバル（栗東・小野幸治厩舎、牡）はあずさ賞（芝２４００メートル）を逃げ切り勝ち。上がり３ハロンはメンバーで２位タイの３４秒３をマーク。テン良し、中良し、しまい良しと三拍子そろっており、自分の形に持ち込めればしぶとい。
アズマシャトル（栗東・加用正厩舎、牡）は、弥生賞６着、毎日杯５着とあと一歩が足りない形だが、今回は新馬戦を完勝した京都コース。皐月賞を自重して丹念に乗り込みを進めており、ここは見直しが必要だろう。
重賞戦線で好走してきたモーリス（栗東・吉田直弘厩舎、牡）は血統的に距離延長もこなせる背景の持ち主。ほかにもサウンズオブアース（栗東・藤岡健一厩舎、牡）やダンディーズムーン（栗東・中村均厩舎、牡）などは勢いに乗っていて侮れない存在だ。また、抽選対象の１勝馬の中にもステイインシアトル（栗東・池江泰寿厩舎、牡）を筆頭に一発を狙う馬たちがスタンバイしている。東上最終便はまさに大激戦の様相だ。
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【青葉賞】最後グ～ンと伸びた！ラグーンＶ
©サンケイスポーツ
5月4日(日) 05:02
第２１回青葉賞（３日、東京１１Ｒ、ＧＩＩ、３歳オープン国際（指）、馬齢、芝２４００メートル、１着本賞金５２００万円＝出走１８頭）１０番人気のショウナンラグーンが、直線一気の末脚を見せて重賞初制覇。同馬は１９９７年のオークス馬メジロドーベルの孫で、ドーベルを育てた大久保洋吉調教師、主戦騎手だった吉田豊騎手の師弟コンビで優先出走権を獲得した日本ダービー（６月１日、東京、ＧＩ、芝２４００メートル）に向かう。タイム２分２６秒５（良）。１番人気のワールドインパクトは２着に敗れた。
この馬でダービーへ行きたい－。１０番人気の低評価を覆したのは血統のなせるわざか、それともジョッキーの執念か。１９９７年のオークス馬メジロドーベルの孫ショウナンラグーンが、来年２月で定年を迎える大久保洋師に最後のダービー切符をもたらした。
「大久保先生と最後のダービーですから、なんとしても出たかった」
汗をぬぐう吉田豊騎手の紅潮した顔に笑みが広がった。道中は後方を追走。先に抜け出した１番人気ワールドインパクトを、祖母譲りの上がり３３秒８の末脚で外から猛追すると、ゴールではアタマ差前に出ていた。「折り合いに気をつけて乗ったけど、最後は前が開いてくれて、この馬らしい伸びでした。ドーベルは最初からしっかりした馬だったけど、こちらは徐々に力を付けています」と、快勝を振り返った。
検量室前で引きあげて来るラグーンを出迎えた大久保洋師は思わず涙をぬぐう場面も。師は「母は事故で２戦しかできなかったし、どうしてもこの血統が欲しくてオーナーに買ってもらった。久々にゴールでは声が出たよ。いままでで一番うれしい勝利だね」と声を弾ませた。
師弟愛でつかんだ最後の切符。ショウナンラグーンはすべての思いを乗せて、ダービーでも疾走する。（柴田章利）
★３日東京１１Ｒ「青葉賞」の着順・払戻金はこちら
ショウナンラグーン 父シンボリクリスエス、母メジロシャレード、母の父マンハッタンカフェ。黒鹿毛の牡３歳。美浦・大久保洋吉厩舎所属。北海道洞爺湖町・レイクヴィラファームの生産馬。馬主は国本哲秀氏。戦績７戦２勝。獲得賞金は６６２６万９０００円。重賞初勝利。青葉賞は大久保洋吉調教師は２００４年ハイアーゲームに次ぐ２勝目。吉田豊騎手は１９９７年トキオエクセレントに次ぐ２勝目。
この馬でダービーへ行きたい－。１０番人気の低評価を覆したのは血統のなせるわざか、それともジョッキーの執念か。１９９７年のオークス馬メジロドーベルの孫ショウナンラグーンが、来年２月で定年を迎える大久保洋師に最後のダービー切符をもたらした。
「大久保先生と最後のダービーですから、なんとしても出たかった」
汗をぬぐう吉田豊騎手の紅潮した顔に笑みが広がった。道中は後方を追走。先に抜け出した１番人気ワールドインパクトを、祖母譲りの上がり３３秒８の末脚で外から猛追すると、ゴールではアタマ差前に出ていた。「折り合いに気をつけて乗ったけど、最後は前が開いてくれて、この馬らしい伸びでした。ドーベルは最初からしっかりした馬だったけど、こちらは徐々に力を付けています」と、快勝を振り返った。
検量室前で引きあげて来るラグーンを出迎えた大久保洋師は思わず涙をぬぐう場面も。師は「母は事故で２戦しかできなかったし、どうしてもこの血統が欲しくてオーナーに買ってもらった。久々にゴールでは声が出たよ。いままでで一番うれしい勝利だね」と声を弾ませた。
師弟愛でつかんだ最後の切符。ショウナンラグーンはすべての思いを乗せて、ダービーでも疾走する。（柴田章利）
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ショウナンラグーン 父シンボリクリスエス、母メジロシャレード、母の父マンハッタンカフェ。黒鹿毛の牡３歳。美浦・大久保洋吉厩舎所属。北海道洞爺湖町・レイクヴィラファームの生産馬。馬主は国本哲秀氏。戦績７戦２勝。獲得賞金は６６２６万９０００円。重賞初勝利。青葉賞は大久保洋吉調教師は２００４年ハイアーゲームに次ぐ２勝目。吉田豊騎手は１９９７年トキオエクセレントに次ぐ２勝目。
【青葉賞】ワールドインパクト、出走権も悔し２着
©サンケイスポーツ
5月4日(日) 05:01
【青葉賞】レースを終えて…関係者談話
©サンケイスポーツ
5月4日(日) 05:01
◆戸崎騎手（ヤマノウィザード３着） 「スタート後に他馬とぶつかって気が入ったが、我慢して走れた。追ってから遊んでしまったのがもったいなかった」
◆石橋騎手（ゴールドアクター４着） 「追い切りの感じも良かったし、まだこれから力を付けてくる」
◆蛯名騎手（ピオネロ５着） 「（向こう正面で）外からまくった馬が下がって、外に振られたし、直線でもゴチャついた」
◆柴田大騎手（マイネルフロスト６着） 「思ったよりも伸び方がジリジリだった。ダービーは２度目の２４００メートルになるので、反応も違ってくるはず」
◆北村宏騎手（ラングレー１１着） 「最後は内をさばいて伸びてきたが、ゲートで遅れたのが…」
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◆石橋騎手（ゴールドアクター４着） 「追い切りの感じも良かったし、まだこれから力を付けてくる」
◆蛯名騎手（ピオネロ５着） 「（向こう正面で）外からまくった馬が下がって、外に振られたし、直線でもゴチャついた」
◆柴田大騎手（マイネルフロスト６着） 「思ったよりも伸び方がジリジリだった。ダービーは２度目の２４００メートルになるので、反応も違ってくるはず」
◆北村宏騎手（ラングレー１１着） 「最後は内をさばいて伸びてきたが、ゲートで遅れたのが…」
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【青葉賞】ドーベルの孫 ラグーンＶいざダービーへ
©サンケイスポーツ
5月3日(土) 15:57
３日の東京１１Ｒで行われた第２１回青葉賞（３歳オープン、ＧＩＩ、芝２４００メートル、１８頭立て、１着賞金＝５２００万円、２着までに日本ダービーの優先出走権）は、吉田豊騎手騎乗の１０番人気ショウナンラグーン（牡、美浦・大久保洋吉厩舎）がゴール寸前で差し切り、重賞初制覇。タイムは２分２６秒５（良）。
最後のダービーにかける師弟の絆が、前哨戦をものにした。本番と同じ舞台のトライアルを制したのは、女傑メジロドーベルの孫にあたるショウナンラグーン。来年２月いっぱいで定年を迎える大久保洋吉調教師が愛弟子・吉田豊騎手をデビューから乗せ続け、厩舎ゆかりの血統馬でダービーへの切符を手にした。
レースはシャンパーニュが逃げてアドミラルシップが２番手。外枠の２頭が先行した。さらにマイネルフロスト、ウインマーレライなどが続き、人気のワールドインパクトは中団のインを追走する。淡々とした流れになるが、ワールドインパクトは４コーナーで外に持ち出し、直線で抜け出す構え。好位の外から伸びたウインマーレライとの叩き合いになり、ウインマーレライを競り落としたが、大外からグイグイと伸びてきたのがショウナンラグーンだった。１完歩ごとに差を詰めて、ゴール寸前でワールドインパクトをかわしてＶ。抽選をくぐり抜けた１勝馬が、見事に夢舞台へのチケットをつかんだ。アタマ差２着ワールドインパクトとの２頭が日本ダービー（６月１日、東京、ＧＩ、芝２４００メートル）の優先出走権を獲得している。２着から１／２馬身差の３着が４番人気のヤマノウィザードだった。
ショウナンラグーンは、父シンボリクリスエス、母メジロシャレード、母の父マンハッタンカフェという血統。北海道洞爺湖町・レイクヴィラファームの生産馬で、国本哲秀氏の所有馬。通算成績は７戦２勝。重賞初勝利。大久保洋吉調教師は２００４年ハイアーゲームに次いで青葉賞２勝目、吉田豊騎手は９７年トキオエクセレントに次いで２勝目。
前週の福島牝馬Ｓ（ケイアイエレガント）に続く２週連続重賞Ｖとなった吉田豊騎手は「先生（大久保洋吉調教師）にとって最後の年なので、何とかダービーに出られたら…と思っていました。権利が取れてよかったです。しまいはいい脚を使う馬ですが、２４００メートルは初めてなので、（序盤は）折り合いをつけました。直線はうまく前があいたので、伸びてくれ…と思ったら、この馬らしい伸びを見せてくれました。先生と出られるのも最後になるので、悔いのないように頑張りたいです」と師弟で臨む最後のダービーに思いを馳せていた。
★３日東京１１Ｒ「青葉賞」の着順・払戻金はこちら
最後のダービーにかける師弟の絆が、前哨戦をものにした。本番と同じ舞台のトライアルを制したのは、女傑メジロドーベルの孫にあたるショウナンラグーン。来年２月いっぱいで定年を迎える大久保洋吉調教師が愛弟子・吉田豊騎手をデビューから乗せ続け、厩舎ゆかりの血統馬でダービーへの切符を手にした。
レースはシャンパーニュが逃げてアドミラルシップが２番手。外枠の２頭が先行した。さらにマイネルフロスト、ウインマーレライなどが続き、人気のワールドインパクトは中団のインを追走する。淡々とした流れになるが、ワールドインパクトは４コーナーで外に持ち出し、直線で抜け出す構え。好位の外から伸びたウインマーレライとの叩き合いになり、ウインマーレライを競り落としたが、大外からグイグイと伸びてきたのがショウナンラグーンだった。１完歩ごとに差を詰めて、ゴール寸前でワールドインパクトをかわしてＶ。抽選をくぐり抜けた１勝馬が、見事に夢舞台へのチケットをつかんだ。アタマ差２着ワールドインパクトとの２頭が日本ダービー（６月１日、東京、ＧＩ、芝２４００メートル）の優先出走権を獲得している。２着から１／２馬身差の３着が４番人気のヤマノウィザードだった。
ショウナンラグーンは、父シンボリクリスエス、母メジロシャレード、母の父マンハッタンカフェという血統。北海道洞爺湖町・レイクヴィラファームの生産馬で、国本哲秀氏の所有馬。通算成績は７戦２勝。重賞初勝利。大久保洋吉調教師は２００４年ハイアーゲームに次いで青葉賞２勝目、吉田豊騎手は９７年トキオエクセレントに次いで２勝目。
前週の福島牝馬Ｓ（ケイアイエレガント）に続く２週連続重賞Ｖとなった吉田豊騎手は「先生（大久保洋吉調教師）にとって最後の年なので、何とかダービーに出られたら…と思っていました。権利が取れてよかったです。しまいはいい脚を使う馬ですが、２４００メートルは初めてなので、（序盤は）折り合いをつけました。直線はうまく前があいたので、伸びてくれ…と思ったら、この馬らしい伸びを見せてくれました。先生と出られるのも最後になるので、悔いのないように頑張りたいです」と師弟で臨む最後のダービーに思いを馳せていた。
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