第28回ローズステークス(19日、阪神10R、GII、3歳牝馬オープン、馬齢、芝・外1800メートル、1着本賞金5200万円、3着までに
秋華賞の優先出走権=出走12頭)
桜花賞、
オークスを制した2冠牝馬
アパパネは、単勝2・1倍の断然人気に支持されたが、ゴール寸前で
エーシンリターンズにもハナ差かわされ4着に敗退した。
絶好のスタートを切りながら、
蛯名正義騎手は懸命に手綱を抑えて、4番手に控えた。直線に向いて、馬と馬の狭い間を割って先頭に躍り出た瞬間は“さすが2冠馬”と感じさせたが、24キロ増の重めの体で前半から気負いが見られた分、ゴール前で失速した。
それでも鞍上に悲観の色はなかった。「次(
秋華賞)が大目標だから、秋初戦からビッシリ仕上げるわけにはいかない。久々で体的にも重かった分、力んでいたからね。でも、決して悪い内容ではなかったし、1度使って体も軽くなるだろうから」。86年
メジロラモーヌ、03年
スティルインラブに次ぐ史上3頭目の牝馬3冠制覇がかかる本番で、今回の雪辱を果たす。