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第41回マイラーズカップ(17日、阪神10R、GII、4歳上オープン国際、別定、芝・外1600メートル、1着本賞金5800万円=出走18頭)安藤勝己騎乗で3番人気のリーチザクラウンが、トライアンフマーチとの叩き合いをクビ差抑え、2歳暮れ以来の芝マイル戦を快勝。きさらぎ賞以来1年2カ月ぶりの勝利をGIIで挙げた。1分32秒9(良)。復活をアピールした昨年のダービー2着馬は、安田記念(6月6日、東京、GI、芝1600メートル)で悲願のGIタイトルを目指す。1番人気のスマイルジャックは5着に終わった。
皐月賞に出走する僚馬ローズキングダムの“前祝い”をするかのように、リーチザクラウンが“最後の砦”とも言うべき芝のマイル戦で鮮やかに蘇った。
「やっぱりマイルが一番乗りやすいと思う。久々にこの馬らしい競馬ができたね」。デビュー3戦目の千両賞V以来のコンビとなった安藤勝騎手も復活を喜んだ。
大外枠からでもスッと3番手をキープ。その豊かすぎるスピードには、マイルの速いペースが合う。内から先に抜け出したトライアンフマーチをグイッとクビ差捕らえたところが、昨年2月のきさらぎ賞以来の重賞2勝目のゴールだった。
「やっと溜飲が下がった。やっぱり(マイル)適性だね。安田記念へ直行します」と橋口調教師も笑顔。昨年のダービー2着馬が再び、脚光を浴びるときがやってきた。(正木 茂)
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