10月8日の東京11Rで行われた第68回
毎日王冠(3歳以上オープン、GII、芝1800メートル、別定、12頭立て、1着賞金=6700万円)は、ミルコ・デムーロ騎手騎乗の3番人気
リアルスティール(牡5歳、栗東・
矢作芳人厩舎)が中団追走から直線は馬場のど真ん中を伸びて
ドバイターフ以来約1年半ぶりの勝ち星を挙げ、天皇賞・秋(10月29日、東京、GI、芝2000メートル)の優先出走権を獲得した。タイムは1分45秒6(良)。
クビ差の2着には同じく中団追走から外めを伸びた今年の
安田記念馬
サトノアラジン(5番人気)、さらに1馬身半差遅れた3着に大外から追い込んだ
グレーターロンドン(4番人気)。
ディープインパクト産駒のワン・ツー・スリーという決着になった。
1番人気の3歳牝馬
ソウルスターリングは最内枠からハナを切る形でレースを進め、直線は内ラチ沿いで踏ん張り切れずに馬群にのまれて8着に敗れた。
毎日王冠を勝った
リアルスティールは、父
ディープインパクト、母ラヴズオンリーミー、母の父ストームキャットという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(有)サンデーレーシング。通算成績は14戦4勝。重賞は2015年
共同通信杯・GIII、2016年
ドバイターフ・ドバイGIに次いで3勝目。
毎日王冠は、
矢作芳人調教師は2008年
スーパーホーネットに次ぐ2勝目、ミルコ・デムーロ騎手は初優勝。
◆ミルコ・デムーロ騎手(1着
リアルスティール)「先々週に追い切りで乗って、去年と比べてすごくいい状態と感じていた。掛かる馬だけど、今日は返し馬からゲートの中でも落ち着いていたね。スタートからペースが良くて、ずっと馬なりで手応えは十分。すごくきれいな勝ち方だった」
◆クリストフ・ルメール騎手(8着
ソウルスターリング)「スタート前はテンションが高かったけど、レースに行ったらマイペース。リラックスして走れていました。ただ、長く脚を使うタイプで、距離が少し短かったかもしれません。きょうは最内枠、1800メートルという速い距離での競馬。いい経験になったと思います」
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