6日の新潟11Rで行われた第51回
新潟記念(3歳上オープン、GIII、芝2000メートル、18頭立て、1着賞金=4000万円、サマー2000シリーズ第5戦)は、ミルコ・デムーロ騎手騎乗の6番人気
パッションダンス(牡7歳、栗東・
友道康夫厩舎)がゴール前の激しい争いを制してV。タイムは1分58秒2(稍重)。
ミルコ・デムーロ騎手と
柴田大知騎手の激しい叩き合い。最後の最後、きわどい争いを制したのは
M.デムーロ騎手の
パッションダンスだった。粘る
マイネルミラノをアタマ差かわして重賞2勝目。管理する友道調教師は昨年に続く
新潟記念連覇を果たした。
レースは
マイネルミラノがじわっと先手を取ったが、3コーナー手前で外から
アーデントが馬場の外めを通って先頭に立つ。
マイネルミラノはやや離れた2番手に控え、
パッションダンス、
マジェスティハーツ、
メドウラークなどがその後ろに続いた。長い直線に入ると、
マイネルミラノが早めに先頭を奪い返し、一気に後続との差を広げていく。そのまま押し切りを図ったが、これをただ1頭、追撃してきたのが
パッションダンス。1完歩ごとに差を詰め、最後は鼻面をそろえてのフィニッシュ。写真判定の結果、
パッションダンスがアタマ差先着した。2着は9番人気の
マイネルミラノ。さらに2馬身1/2差の3着には13番人気の
ファントムライトが入り、5番人気以上の馬は1頭も掲示板に載らない波乱の決着となった。
パッションダンスは、父
ディープインパクト、母
キッスパシオン、母の父ジェイドロバリーという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、金子真人ホールディングス(株)の所有馬。通算成績は17戦6勝。重賞はGIII
新潟大賞典(2013年)に次いで2勝目。
友道康夫調教師は14年
マーティンボロに次いで
新潟記念2勝目、ミルコ・デムーロ騎手は初勝利。
夏の新潟リーディングにも輝いた
M.デムーロ騎手は「とてもうれしいです。この馬、すごい自信ありました。いいコンディションで、いいポジション、直線もすごい頑張ってくれた。(新潟コースも)上手ですね。(自分自身も)大好き新潟」と満面の笑みを浮かべていた。
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