第61回
毎日杯(29日、阪神11R、GIII、3歳オープン国際(特指)、別定、芝・外1800メートル、1着本賞金3700万円=出走14頭)
5番人気の
マイネルフロストが、ゴール前の接戦をハナ差で制して、重賞初Vを飾った。タイム1分46秒7(良)。今後は
皐月賞はパスして、
日本ダービー(6月1日、東京、GI、芝2400メートル)を目指す。1番人気の
ラングレーは4着だった。
東からの刺客が、東上をもくろむ西のライバルたちを撃破した。出走馬中、ただ1頭の関東馬
マイネルフロストが、中団追走からメンバー最速タイの上がり3ハロン34秒6の末脚で、2着
エイシンブルズアイにハナ差勝ち。4度目の重賞挑戦で、初のタイトルを奪取した。
検量室前に引き揚げてきた柴田大騎手は勝利を確信して「ヨッシャー!」と馬上で絶叫。僅か2センチ差でも、ためらわず1着の枠場に収まった。
「乗り難しいところがあるけど、折り合いをつけることができました」とジョッキー。開業8年目でJRA重賞初Vの高木調教師は「(接戦で)ホントに勝ったのかと思いました。勝ててよかった」と笑みを浮かべた。
今後は
皐月賞をパス。
日本ダービーを最大目標にする。馬主であるラフィアンの岡田紘和代表は「ダービーまでに1回、挟むかどうかは関係者と協議して決めます」と語った。(鈴木康之)
★29日阪神11R「
毎日杯」の着順・払戻金はこちら
マイネルフロスト 父
ブラックタイド、母スリースノーグラス、母の父
グラスワンダー。芦毛の牡3歳。美浦・
高木登厩舎所属。北海道新冠町・競優牧場の生産馬。馬主は(株)サラブレッドクラブ・ラフィアン。戦績6戦3勝。獲得賞金は6841万2000円。重賞初勝利。
毎日杯は
高木登調教師、
柴田大知騎手ともに初勝利。