1日の小倉11Rで行われた第33回
小倉2歳ステークス(2歳オープン、GIII、芝1200メートル、15頭立て、1着賞金=3000万円)は、
和田竜二騎手騎乗の2番人気
ホウライアキコ(牝、栗東・
南井克巳厩舎)が好位から直線で伸び快勝。無傷のV2で重賞制覇を成し遂げた。タイムは1分8秒8(重)。
レコード勝ちの新馬戦は伊達ではなかった。好位からの競馬になっても動じずに、
ホウライアキコが直線で抜け出し快勝。無傷の重賞Vで、和田騎手は
小倉2歳S連覇を飾った。
レースは1番人気
ベルカントが外からスピードに乗って先行。
ハッシュ、
ベルルミエール、
ホウライアキコなどが好位につけた。道悪で直線入り口からは各馬が横に広がる形になったが、粘り腰を見せて懸命に踏ん張る
ベルカントを、
ホウライアキコが1馬身1/4とらえてフィニッシュ。最内から伸びた3番人気の
ラブリープラネットは、さらにクビ差の3着に終わった。
ホウライアキコは、父ヨハネスブルグ、母ホウライサンデー、母の父サンデーサイレンスという血統。北海道日高町・ナカノファームの生産で、橋元幸平氏の所有馬。通算成績は2戦2勝。重賞初勝利。
南井克巳調教師は
小倉2歳S初勝利。
和田竜二騎手は2007年
マルブツイースター、12年
マイネルエテルネルに次いで3勝目。
和田騎手は「開幕週にレコードで勝って、能力は感じていました。普段怖がりなところがあるので、控えてどうかと思っていたけど、はね返してくれました。すごく強い馬ですね。いい馬に巡り会えて、2年連続で勝てました。(騎乗停止明けでの重賞勝ちは)今開催はあまり来れなかったけど、最後に大きいところを勝たせてもらってありがたいですね。控える形になりましたが、こういう競馬ができたのはちょうど良かった。スピードがすごく抜けていますが、追ってからもしっかりしているので、もう少し距離が延びても対応できそうです」と騎乗停止明けでの連覇達成に笑顔を見せていた。
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