22日の東京8Rで行われた第15回
東京ジャンプステークス(3歳上障害オープン、J・GIII、芝3110メートル、14頭立て、1着賞金=2800万円)は、
草野太郎騎手騎乗の4番人気
アポロマーベリック(牡4歳、美浦・
堀井雅広厩舎)がゴール前で差し切り、人馬とも重賞初制覇を成し遂げた。タイムは3分27秒9(稍重)。
外からダッシュ良く
スナークスペインが先頭に奪い、好スタートを切った
アポロマーベリックはいった控える。エンジンのかかった
タマモユニヴァースが2番手に押し上げ、2番人気の
ハイローラーも好位を追走。ところどころバランスを崩す馬はいたが、大きなアクシデントのないまま直線の最終障害を迎える。
スナークスペインが先頭で飛越を終えるが、いったん下げてから勝負どころで2番手に追い上げていた
アポロマーベリックが1完歩ごとに差を詰め、きっちりかわしてゴール。デビュー7年目の
草野太郎騎手は左手を大きく挙げてフィニッシュして、重賞初制覇の喜びを爆発させた。3/4馬身差の2着が1番人気の
スナークスペインで、4馬身差の3着には6番人気の
ハクサンが入っている。
アポロマーベリックは、父アポロキングダム、母オメガファスター、母の父Theatricalという血統。北海道日高町・藤本友則氏の生産で、アポロサラブレッドクラブの所有馬。通算成績は17戦4勝(うち障害4戦2勝)。重賞初勝利。
堀井雅広調教師、
草野太郎騎手ともに
東京ジャンプS初勝利。
うれしい重賞初勝利を飾った草野騎手は「最後の置き障害は手応えが良すぎて突っ込んでしまいましたが、それ以外は問題なかったですし、脚も残っていましたからね。しぶった馬場もプラスでしたし、きっちり差し切ってくれました。障害4戦目の4歳馬ですから、今後が楽しみです」と将来性豊かな愛馬に目を細めていた。
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