第43回
高松宮記念(24日、中京11R、GI、4歳上オープン国際(指)、定量、芝1200メートル、1着本賞金9500万円=出走17頭)力は出し切ったが、栄冠は遠かった。2番人気の
ドリームバレンチノは、直線で追い込み2着。道中は
ロードカナロアをぴったりマークして大外から上がり3ハロン33秒3の末脚を使って伸びたが、
カナロアに33秒2で上がられてはなすすべがない。逃げる
ハクサンムーンをハナ差かわし、1馬身1/4差に迫るのがやっとだった。
松山弘平騎手は口を真一文字に結んで引き揚げてきた。「いい形で進められましたが、最後は負けてしまいました」と肩を落とし、「たくさんの方に応援していただいていたので、何とかしたかった。悔しいです…」と唇をかみしめる。デビュー5年目で全国リーディング8位に食い込むまでになったホープのGI初制覇はならなかった。
加用調教師もGI初Vを逃したが、「厳しい流れだったけど、よく頑張ってくれたと思う」と温かく迎えた。昨年の
スプリンターズSはロードの3着だったが、今回は2着。人馬とも成長しており、この悔しさを秋に晴らしたいところだ。
中京11R「
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