第18回
シルクロードS(27日、京都11R、GIII、4歳上オープン国際、ハンデ、芝・内1200メートル、1着本賞金3800万円 =出走16頭)
松山弘平騎乗、2番人気の
ドリームバレンチノが
ダッシャーゴーゴーとの激しい競り合いを制して快勝。大目標の
高松宮記念(3月24日、GI、中京、芝1200メートル)へ弾みをつけた。逃げた1番人気の
アイラブリリは直線で失速。15着に沈んだ。
小雪がちらつく淀の舞台で、手に汗握る叩き合いを制した
ドリームバレンチノが、GIへ好発進した。上がり3ハロン33秒3の鋭い伸びで、トップゴールを決めた。
「(馬群から)抜け出せれば差せると思いました。最後はいい脚を使える馬ですからね。次に向けて、いいステップになりました」。白い息と笑顔を交えながら、
松山弘平騎手がレースを振り返った。
好位の4番手から手応え十分に直線へ。スペースがなく、ラスト1ハロンまで我慢する展開になったが、進路が開けた途端に猛烈なスパート。
ダッシャーゴーゴーとの激戦を制した。
今後は状態次第で
阪急杯(2月24日、阪神、GIII、芝1400メートル)か、夕刊フジ賞
オーシャンS(3月2日、中山、GIII、芝1200メートル)をはさむ可能性はあるが、とにかく陣営の最終的なターゲットは
高松宮記念だ。昨秋の
スプリンターズSはあと一歩及ばす3着に敗れているだけに、この春は力が入る。
「今回はあくまでもステップレース。じっくりと調整して本番へ」と
加用正調教師が自信をのぞかせれば、「次はもっと(馬が)よくなると思いますし、上を目指して頑張りたい」と松山騎手にも意欲があふれる。いざ、スプリント王へ。順風満帆の船出に夢は大きくなっていく。 (宇恵英志)
【
ドリームバレンチノ】父ロージズインメイ、母コスモヴァレンチ、母の父
マイネルラヴ。青毛の牡6歳。栗東・
加用正厩舎所属。北海道新冠町のビッグレッドファームの生産馬で、馬主はセゾンレースホース(株)。戦績26戦9勝。獲得賞金は2億4971万2000円。重賞は2012年GIII
函館スプリントSに次いで2勝目。
シルクロードSは
加用正調教師、
松山弘平騎手ともに初勝利。
京都11R
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