板津 先週、同じ東京芝1600メートルで行われた
東京新聞杯の結果が大きなヒント。本来はマイルよりも少し短めの距離を得意とする
ガルボ、
コスモセンサーのワンツーで、明らかにスピード優先の馬場でした。今週もスムーズに前に行ける内枠が有利でしょう
芳賀 内枠有利にはオイラも賛同。それで、◎は何に打ったの?
板津 先行力がある(2)
カフヴァールです。まだ新馬戦を勝ったばかりですが、スタートが上手だし、スピードが豊富。内めの好位から力強く抜け出してきます
下村 ずいぶんと自信がありそうだな。板津は
根岸Sの(馬単)2万6230円を◎▲、
東京新聞杯の(馬単)9830円を◎△と、東京の重賞で2週連続、高配当をゲットしているし、その勢いには逆らえないか…
芳賀 いやいや、オイラが◎を打った最内枠(1)ハイリリーの出番だよ。「能力を感じる」と、追い切り後の柴山騎手の感触がよかったからね。デビュー戦は道悪だったけど、上がり3ハロン33秒7の切れ味を発揮して快勝。当時と同じ東京芝1600メートルだし、枠順を聞いた尾形調教師は「この枠なら前に壁を作れる。切れ味を生かせるね」と、色気を見せていたよ
下村 でも、ここは
イチオクノホシだと思うよ。
阪神JF4着の実績は断然上位。新馬戦とサフラン賞で見せた切れ味は、すでに重賞レベル。枠順や展開、馬場を克服してくれる器でしょう
芳賀
イチオクノホシはスタートに課題があり、金曜の朝はゲート駐立の練習。「大丈夫です。何の不安もなく送り出せますよ」と、佐藤調教助手は太鼓判を押していたよ。だけど、オイラの○は
ヘレナモルフォ。道悪しか経験のない馬だけど「良馬場の方が切れる」と、栗田博調教師は晴天を望んでいたし、先行してもうひと伸びする脚質は、今の馬場にぴったり
板津 ○
モエレフルールは下村さんと一致。徹底してマイルで先行する競馬を続けてきたのは、まさに先週の
コスモセンサーのイメージです
下村 まだまだ伸びしろがある馬。大崩れのないタイプだし、追い切りでは伸びのあるフットワークを見せていたしね
芳賀 ▲は
ターフデライト。前走は包まれて9着だったけど、0秒3差しか負けていない
板津 ボクは
オメガハートランドに▲。前走の
フェアリーSは中山芝マイルで不利な外枠。それでもタイム差なしの4着と力は示しました
下村
ミッドサマーフェアの前走は時計、内容ともに優秀。いい馬体をしているし、かなりの能力を秘めているんじゃないかな