第16回
秋華賞(16日、京都11R、GI、3歳オープン(牝)国際(指)、馬齢、芝・内2000メートル、1着本賞金8900万円=出走18頭)GIの壁はあまりにも厚かった。
ローズS快勝で1番人気の支持を受けた
ホエールキャプチャは
桜花賞2着、
オークス3着に続き、最後の1冠も3着に敗れた。
「この最後の1冠だけは、何とかしたかったんですが…。残念です」
池添謙一騎手が唇をかんだ。道中は中団外めを追走。3コーナー過ぎから進出し、4コーナーで3番手。あとは前をかわすだけだったが、ゴール前では上位2頭と同じ脚いろになってしまった。
「馬場の内側がきれいなのは分かっていたから、内に行きたかった。9Rも10Rも内の馬が勝っていましたしね。ずっと
アヴェンチュラは見えていたけど、どうしてもコーナーで遅れてしまう。折り合いもついていたし、自分の競馬はしてくれたんですが、きょうは枠順の差ですね」
先着を許した2頭は1枠と2枠。ジョッキーは6枠12番に敗因を求めた。
田中清隆調教師も「速い時計の決着になると思ったし、内に入れたかった」と無念の表情。この後も栗東に滞在して
エリザベス女王杯で“無冠の女王”返上を目指す。 (柴田章利)