重賞初制覇を目指す(1)
アンシェルブルーは、函館の角馬場からWコースを軽く流して決戦に備えた。水尻厩務員は「馬体の張りが良く、最近の2戦と比較しても状態は上だね。それに今回は(1)番枠だから、距離ロスなく立ち回れるものいい。運が回ってきた感じ。あとはジョッキーに任せるよ」と、明るい表情だった。
前走のGII
サンスポ杯阪神牝馬Sで重賞初制覇を果たした(2)
カレンチャンは、函館Wコースをサラッと流して3ハロン46秒8-14秒3。「前日調整の内容は、乗った感じで決めればOK。もう競馬モードに入っていますからね。この後は
キーンランドC、
スプリンターズSと続くので、先につながる競馬にしたいですね」と、安田翔調教助手は結果だけでなく、内容の濃い競馬を期待していた。
ここを足掛かりに、スプリント路線の主役を狙う(9)
ヘニーハウンドは、函館競馬場の角馬場→Wチップコースで調整。渋田調教助手は「落ち着いていていいですね。レース当日はテンションが上がりやすい馬ですが、スムーズに折り合ってくれれば。先々を占う意味でも、いい競馬をしてもらいたいですね」と意欲十分だ。矢作厩舎のもう1頭、(5)
ドラゴンファングは1年5カ月ぶりの実戦だが「仕上がりましたよ。レースが上手でセンスがいい馬。スピードもありますよ」。渋田助手は、こちらにも期待を寄せている。
函館Wコース4ハロン58秒6-42秒6-14秒3と、7歳馬(12)
マヤノツルギが、レース前日にも意欲的な調教を消化した。「千二を使う直前としては、ちょっと落ち着き過ぎている面もあるので、今回はチークピーシズを着用してみます。調教では効果を感じるので、実戦でも」と、梅内調教助手は期待を寄せていた。