くりーく
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第45回デイリー杯2歳S(16日、京都11R、2歳オープン国際、馬齢、芝・外1600メートル、1着本賞金3800万円=出走12頭)福永祐一騎乗の1番人気レーヴディソールが直線一気の末脚で快勝。札幌の新馬戦に次ぐ連勝で、重賞初勝利を飾った。1分33秒6(良)。半姉に阪神JF2着レーヴダムール、半兄にきさらぎ賞2着レーヴドリアンを持つ期待馬が、兄姉を超えるパフォーマンスを披露。次走の阪神JF(12月12日、阪神、GI、芝1600メートル)でのGI制覇に王手をかけた。 1頭だけ勢いが違った最後の直線。唯一の牝馬レーヴディソールが、牡馬たちの叩き合いを横目に悠々と駆け抜けてくる。上がり3ハロンは33秒7の強烈な末脚。前評判どおりの強さで、重賞初Vを難なく決めた。 「調教も含めて初めて乗りましたけど、期待通りの脚を見せてくれました。本当に強かったし、まだ、どこまでも伸びていく感じでした」。シリウスS(キングスエンブレム)、毎日王冠(アリゼオ)に次ぎ、自身3度目となる3週連続重賞Vを達成した福永騎手も、圧巻の内容に驚きの表情を隠さなかった。 松田博調教師は「1回くらい長いところを使いたいが、GIになるだろう」と、暮れの阪神JFに直行を示唆。厩舎の先輩ブエナビスタに続く2歳女王の座が、大きく近づく勝利だった。(瀬戸聡)