第11回
東京ハイジャンプ(17日、東京9R、J・GII、障害3歳上オープン、別定、芝3300メートル、1着本賞金5000万円=出走14頭)
佐久間寛志騎乗で果敢にハナを奪った8番人気の
テイエムトッパズレがマイペースの逃げで押し切り、重賞3勝目を飾った。人気馬は総崩れで、3連単は100万円近い高配当。勝った
テイエムトッパズレは、
京都ジャンプS(11月14日、京都、J・GIII、芝3170メートル)に向かう予定を変更して、平地を1戦してから
中山大障害(12月26日、中山、J・GI、芝4100メートル)に向かう予定。
またも、まんまと逃げ切った。障害入り後、馬券に絡んだ時の人気が(11)(11)(5)(5)(8)(11)(3)4番人気という“穴党の味方”
テイエムトッパズレが、61キロも何のその。力強く逃げ切りを決めた。「気分良く行ったら強いので、自分との戦いでした。きょうは完璧。馬が偉いッスね」と佐久間騎手は胸を張る。後続をうまく引きつけ、終わってみれば2馬身1/2差の完勝だ。「気楽に行けた展開が勝因ですが、年齢を重ねて落ち着きも出てきましたね」と
鹿戸明調教師は愛馬の成長に目を細める。今後は、平地を一戦して暮れの大目標・
中山大障害に向かうトッパズレ。「相手は強くなりますが、うまく仕上げて行ければ」と佐久間は大一番に向けて目を輝かせていた。