〔本紙の狙い〕
ジョーカプチーノが◎。
ファルコンSはスタートダッシュがつかなかったのが、かえって奏功。抑える競馬で重賞制覇を果たした。脚質に幅が出たのは大きく、状態も引き続き絶好。いまの充実ぶりなら、1600メートルにも対応できる。
サンカルロが相手の筆頭。脚質的に東京向きだが、その決め手は侮れない。
マイネルエルフにとって距離短縮はプラス。うまく立ち回れれば逆転もある。
★最新ナマ情報
大目標の
NHKマイルCに向かうため、(5)
サンカルロが好仕上がりを見せている。前日は坂路3本をリラックスしたフォームで駆け上がり、気負いはなく雰囲気は最高だ。「前走のいい状態を保っています。ペースが速くなりそうなのはいいですね。折り合いもつきやすいと思います」と鈴木調教助手もデキの良さをアピール。末脚は堅実なだけに、いかに気分良く走ることができるかが勝敗の分かれ目になりそうだ。
(7)
アドバンスヘイローが意欲的な前日調整を行った。Pコースで三浦騎手が騎乗して2頭を従えて先行し、直線では3頭の真ん中に入って4ハロン60秒1-44秒9-14秒0(馬なり)をマークした。「左右から挟んでもらって、気合を乗せる調教ができました。本当に具合はいいですよ」と三浦の手応えは抜群だ。2走前のジュニアCでは、今回と同じ中山マイルで完勝しており、ここは重賞Vのチャンスだろう。
アーリントンC2着でマイル適性を示した(9)
マイネルエルフ。前走の
スプリングSは、1800メートルの緩い流れで前半折り合いを欠いたことが敗因だろう。「前半で必ずハミを噛むはず。そこで前に馬を置いて壁を作れれば、折り合いはつくはず。マイルのペースなら前走より競馬はしやすい」と鹿戸雄調教師は折り合いを最大のカギに挙げた。前日はAコースをキャンターで1周し、追い切り後も順調にきている。
共同通信杯で12着と思わぬ大敗を喫した(11)ダイワプリベールが、芙蓉Sを勝った中山マイルで巻き返しを期す。前日は角馬場調整で息を整えた。池上調教助手は「追い切りまで負荷をかけてやってきたので、前日は疲れを残さないような調整をしました。仕上がりは万全です」と順調度をアピールする。「この距離で結果を出したいですね」と池上助手はベストの条件でガラリ一変に期待する。