第4回
レパードS(5日、新潟11R、GIII、3歳オープン、ダ1800メートル、1着賞金4000万円=出走15頭)
幸英明騎手騎乗の2番人気
ホッコータルマエ(牡3歳、栗東・
西浦勝一厩舎)が直線で早めに抜け出し押し切った。勝ちタイムは1分51秒8(良)。
クビ差2着に3番人気の
ナムラビクター、さらに2馬身1/2差の3着には1番人気の
イジゲンが入った。
ジャパンDD(GI)を勝った
ハタノヴァンクール。この馬が勝ったのが端午Sで、同レース3着、JDDは5着と敗れていたのが
ホッコータルマエだった。今回は
ハタノヴァンクール以外の世代ダート戦線上位組が顔を揃えた一戦で、最上位だったこの馬に雪辱のチャンスがあったなか、見事に結果で示した。
レースは
イジゲンが躓き気味のスタートで後手を踏み、後方からという展開。
ホッコータルマエは外を回りながらスムーズに好位4~5番手を追走した。第3コーナーに入ると、先頭を視野に入れる3番手まで上がり、いつでも抜け出せるという手応えで第4コーナーを周回。
迎えた直線、幸騎手の叱咤に応え早々と先頭へ。中団から満を持して追い出された
ナムラビクター、後方から外をついて上がってきた
イジゲンが強襲。
しかし、ここからが
ホッコータルマエの真骨頂。残り50メートルで
ナムラビクターに馬体を併せられかけたが、渾身の力を振り絞ってもうひと伸び。最後まで
ナムラビクターに先頭を譲ることなく、クビ差という着差以上の強さを見せて完勝した。
ホッコータルマエは父
キングカメハメハ、母
マダムチェロキー、母の父Cherokee Runという血統。この勝利で通算成績は9戦4勝(うち地方1戦0勝)となった。重賞は初勝利。
幸英明騎手、
西浦勝一調教師はともに同レース初制覇。