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マイラーズCの歴史と概要
2023年の優勝馬シュネルマイスター
関西圏における安田記念の前哨戦で、現在は京都芝1600mの外回りで施行されている一戦。第1～2回（1970～1971年）を名牝トウメイが連覇するなど、古くから一流馬の参戦が多いレースとして親しまれている。第16回（1985年）は当時の最強マイラーであるニホンピロウイナーが制覇。第22～23回（1991～1992年）は個性派のダイタクヘリオスが2年連続してトップでゴール板を駆け抜けた。ほか、第24回（1993年）のニシノフラワー、第31回（2000年）のマイネルマックス、第44回（2013年）のグランプリボス、第50回（2019年）のダノンプレミアム、第51回（2020年）のインディチャンプ、第54回（2023年）のシュネルマイスターなど、多くのマイルG1馬が勝ち馬欄に名を刻んでいる。
歴代優勝馬
1986年以降の優勝馬を掲載しています。優勝馬の馬齢は2000年以前も現行表記と統一しています。
| 回数 | 開催日 | 優勝馬 | 性齢 | 勝ち タイム |
騎手 | 調教師 | レース 結果 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
第54回 |
2023年4月23日 京都 芝1600m |
 |
シュネルマイスター | 牡5 | 1:31.5 | Ｃ．ルメール | 美 | 手塚貴久 | 全着順を 見る |
| 第53回 |
2022年4月24日 阪神 芝1600m |
 |
ソウルラッシュ | 牡4 | 1:33.3 | 浜中俊 | 栗 | 池江泰寿 | 全着順を 見る |
| 第52回 |
2021年4月25日 阪神 芝1600m |
 |
ケイデンスコール | 牡5 | 1:31.4 | 古川吉洋 | 栗 | 安田隆行 | 全着順を 見る |
| 第51回 |
2020年4月26日 京都 芝1600m |
 |
インディチャンプ | 牡5 | 1:32.4 | 福永祐一 | 栗 | 音無秀孝 | 全着順を 見る |
| 第50回 |
2019年4月21日 京都 芝1600m |
 |
ダノンプレミアム | 牡4 | 1:32.6 | 川田将雅 | 栗 | 中内田充 | 全着順を 見る |
| 第49回 |
2018年4月22日 京都 芝1600m |
 |
サングレーザー | 牡4 | 1:31.3 | 福永祐一 | 栗 | 浅見秀一 | 全着順を 見る |
| 第48回 |
2017年4月23日 京都 芝1600m |
 |
イスラボニータ | 牡6 | 1:32.2 | Ｃ．ルメール | 美 | 栗田博憲 | 全着順を 見る |
| 第47回 |
2016年4月24日 京都 芝1600m |
 |
クルーガー | 牡4 | 1:32.6 | 松山弘平 | 栗 | 高野友和 | 全着順を 見る |
| 第46回 |
2015年4月26日 京都 芝1600m |
 |
レッドアリオン | 牡5 | 1:32.6 | 川須栄彦 | 栗 | 橋口弘次 | 全着順を 見る |
| 第45回 |
2014年4月27日 京都 芝1600m |
 |
ワールドエース | 牡5 | 1:31.4 | Ａ．シュタルケ | 栗 | 池江泰寿 | 全着順を 見る |
| 第44回 |
2013年4月21日 京都 芝1600m |
 |
グランプリボス | 牡5 | 1:32.6 | 浜中俊 | 栗 | 矢作芳人 | 全着順を 見る |
| 第43回 |
2012年4月22日 京都 芝1600m |
 |
シルポート | 牡7 | 1:33.2 | 小牧太 | 栗 | 西園正都 | 全着順を 見る |
| 第42回 |
2011年4月17日 阪神 芝1600m |
|
シルポート | 牡6 | 1:32.3 | 小牧太 | 栗 | 西園正都 | 全着順を 見る |
| 第41回 |
2010年4月17日 阪神 芝1600m |
|
リーチザクラウン | 牡4 | 1:32.9 | 安藤勝己 | 栗 | 橋口弘次 | 全着順を 見る |
| 第40回 |
2009年4月18日 阪神 芝1600m |
|
スーパーホーネット | 牡6 | 1:33.9 | 藤岡佑介 | 栗 | 矢作芳人 | 全着順を 見る |
| 第39回 |
2008年4月19日 阪神 芝1600m |
|
カンパニー | 牡7 | 1:33.6 | 横山典弘 | 栗 | 音無秀孝 | 全着順を 見る |
| 第38回 |
2007年4月14日 阪神 芝1600m |
|
コンゴウリキシオー | 牡5 | 1:32.2 | 藤田伸二 | 栗 | 山内研二 | 全着順を 見る |
| 第37回 |
2006年4月15日 阪神 芝1600m |
 |
ダイワメジャー | 牡5 | 1:36.2 | 安藤勝己 | 美 | 上原博之 | 全着順を 見る |
| 第36回 |
2005年4月16日 阪神 芝1600m |
|
ローエングリン | 牡6 | 1:33.5 | 横山典弘 | 美 | 伊藤正徳 | 全着順を 見る |
| 第35回 |
2004年4月17日 阪神 芝1600m |
|
マイソールサウンド | 牡5 | 1:32.9 | 本田優 | 栗 | 西浦勝一 | 全着順を 見る |
| 第34回 |
2003年4月19日 阪神 芝1600m |
|
ローエングリン | 牡4 | 1:31.9 | 後藤浩輝 | 美 | 伊藤正徳 | 全着順を 見る |
| 第33回 |
2002年4月13日 阪神 芝1600m |
|
ミレニアムバイオ | 牡4 | 1:32.6 | 柴田善臣 | 栗 | 領家政蔵 | 全着順を 見る |
| 第32回 |
2001年4月14日 阪神 芝1600m |
|
ジョウテンブレーヴ | 牡4 | 1:32.8 | 蛯名正義 | 美 | 相沢郁 | 全着順を 見る |
| 第31回 |
2000年4月15日 阪神 芝1600m |
|
マイネルマックス | 牡6 | 1:34.3 | 佐藤哲三 | 栗 | 中村均 | 全着順を 見る |
| 第30回 |
1999年3月7日 阪神 芝1600m |
|
エガオヲミセテ | 牝4 | 1:35.6 | 河内洋 | 栗 | 音無秀孝 | 全着順を 見る |
| 第29回 |
1998年3月8日 阪神 芝1600m |
|
ビッグサンデー | 牡4 | 1:33.9 | 蛯名正義 | 栗 | 中尾正 | 全着順を 見る |
| 第28回 |
1997年3月2日 阪神 芝1600m |
|
オースミタイクーン | 牡6 | 1:35.0 | 武幸四郎 | 栗 | 武邦彦 | 全着順を 見る |
| 第27回 |
1996年3月3日 阪神 芝1600m |
|
ニホンピロプリンス | 牡7 | 1:33.5 | 小林徹弥 | 栗 | 目野哲也 | 全着順を 見る |
| 第26回 |
1995年3月5日 京都 芝1600m |
|
ビッグショウリ | 牡4 | 1:35.4 | 塩村克己 | 栗 | 中尾正 | 全着順を 見る |
| 第25回 |
1994年3月6日 中京 芝1700m |
|
ノースフライト | 牝4 | 1:40.6 | 武豊 | 栗 | 加藤敬二 | 全着順を 見る |
| 第24回 |
1993年2月28日 阪神 芝1600m |
|
ニシノフラワー | 牝4 | 1:36.4 | 河内洋 | 栗 | 松田正弘 | 全着順を 見る |
| 第23回 |
1992年3月1日 阪神 芝1600m |
|
ダイタクヘリオス | 牡5 | 1:36.2 | 岸滋彦 | 栗 | 梅田康雄 | 全着順を 見る |
| 第22回 |
1991年2月24日 中京 芝1700m |
|
ダイタクヘリオス | 牡4 | 1:41.2 | 武豊 | 栗 | 梅田康雄 | 全着順を 見る |
| 第21回 |
1990年2月25日 阪神 芝1600m |
|
メジロワース | 牡5 | 1:36.6 | 松永幹夫 | 栗 | 浅見国一 | 全着順を 見る |
| 第20回 |
1989年2月26日 阪神 芝1600m |
|
ミスティックスター | 牡6 | 1:36.3 | 山田和広 | 栗 | 坪正直 | 全着順を 見る |
| 第19回 |
1988年2月28日 阪神 芝1600m |
|
ミスターボーイ | 牡6 | 1:34.6 | 村本善之 | 栗 | 中尾正 | 全着順を 見る |
| 第18回 |
1987年3月1日 阪神 芝1600m |
|
コンサートマスター | 牡5 | 1:35.0 | 松本達也 | 栗 | 中尾正 | 全着順を 見る |
| 第17回 |
1986年2月23日 阪神 芝1600m |
|
ロングハヤブサ | 牡5 | 1:36.1 | 南井克巳 | 栗 | 小林稔 | 全着順を 見る |
歴史と位置付け
マイル路線の拡充を目的に「マイラーズカップ」の競走名で1970年に創設。1974年に「読売杯マイラーズカップ」、1980年に現行の「読売マイラーズカップ」に改められた。1984年のグレード制導入時にG2に格付け。春のマイル王決定戦である安田記念の主要ステップレースに位置付けられるが、多くのトップマイラーが集い、前哨戦とは思えないレースを繰り広げている。
開催時期
第1～6回（1970～1975年）は4月中旬。第7～11回（1976～1980年）は4月上旬。 第12回（1981年）は3月上旬。第13～14回（1982～1983年）は3月中旬。第15～30回（1984～1999年）は2月下旬～3月上旬。第31～42回（2000～2011年）は4月中旬。第43回（2012年）以降は4月下旬に開催されている。なお、厩務員ストの影響にともない第3回（1972年）は4月29日に、第5回（1974年）は5月4日に順延して開催された。
競走条件
施行場所：京都芝1600m（右・外回り） 出走資格：4歳以上 １着賞金：5900万円 負担重量：別定
年表
| 1970年 | 阪神芝1600m、5歳（現在の4歳）以上、別定、「マイラーズカップ」として創設 |
|---|---|
| 1971年 | トウメイがレース史上初の2連覇を達成 |
| 1972年 | 厩務員ストの影響にともない4月29日に順延京都芝1600m（外）で施行 |
| 1974年 | 競走名を「読売杯マイラーズカップ」に改称厩務員ストの影響にともない5月4日に順延京都芝1600m（外）で施行 |
| 1980年 | 競走名を「読売マイラーズカップ」に改称 |
| 1984年 | G2（国内独自）に格付け |
| 1989年 | 混合競走に指定 |
| 1991年 | 中京芝1700mで施行ダイタクヘリオスが中京芝1700mのコースレコードを更新 |
| 1992年 | ダイタクヘリオスがレース史上2頭目の2連覇を達成 |
| 1994年 | 中京芝1700mで施行ノースフライトが中京芝1700mのコースレコードを更新 |
| 1995年 | 京都芝1600m（外）で施行 |
| 2000年 | 指定交流競走に指定 |
| 2001年 | ジョウテンブレーヴが阪神芝1600mのコースレコードを更新 |
| 2002年 | ミレニアムバイオが阪神芝1600mのコースレコードを更新 |
| 2003年 | ローエングリンが阪神芝1600mのコースレコードを更新 |
| 2004年 | 国際競走に指定、国際G2に格付け |
| 2007年 | コンゴウリキシオーが阪神芝1600m（外）のコースレコードを更新 |
| 2012年 | 施行場を京都芝1600m（外）に変更シルポートがレース史上3頭目の2連覇を達成 |
| 2014年 | 1着馬に安田記念の優先出走権を付与（～現在）ワールドエースが京都芝1600m（外）のコースレコードを更新 |
| 2018年 | サングレーザーが京都芝1600m（外）のコースレコードを更新 |
| 2020年 | COVID-19の流行により無観客競馬として開催 |
| 2021年 | 阪神芝1600m（外）で施行 |
| 2022年 | 阪神芝1600m（外）で施行 |
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