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高松宮記念 G1

日程:2024年3月24日()15:40 中京/芝1200m

高松宮記念データ分析

コース図中京芝1200m

毎年3月下旬に行われる春のスプリント王決定戦。短距離戦では「大型馬が強い」といわれることが多いが、このレースも例外ではない。前走の馬体重が460キロ未満だった馬の好走(3着以内)例は、中京競馬場リニューアル後の2012年以降、2014年3着のストレイトガール(1番人気)の1頭だけ。連対(2着以内)馬は、旧中京施行の2004年の1~2着馬を最後に出ていない。性別に関係なく小ぶりな馬は、それだけで大きな減点材料になる。あとは、前走の着順も重要なポイントのひとつ。大波乱となった2019年を除くと、2012年以降の連対馬はいずれも、前走5着以内からの臨戦馬。前走で大きく崩れていた馬は、たとえ実力馬だとしても「あって3着まで」と決めつけてもいいぐらいだ。舞台となる中京芝1200mは、3コーナーの手前から下り坂が続き、自然と速いラップが刻まれやすい。そのうえ、最後の直線距離が長く、急勾配の坂も存在するため、しまいの脚力の要求度が高いコースである。(各種データ、原稿は本年のレース発走前のものとなります)

【人気】
中京競馬場リニューアル後の2012年以降、1番人気が【2.1.3.6】と安定感を欠き、2019年の3連単配当440万円超の大波乱を皮切りに、2022年は同270万円超、2023年は同66万円超と、近年は高額配当の決着が目立つ。その一方、2012年以降は2~3番人気が【5.7.3.9】と高値安定の成績。1~3番人気の総崩れは2022年の一度のみであり、人気サイドがそれなりに結果を残しているのも確か。荒れることを前提に馬券を組み立てるにしても、上位人気はしっかり押さえておくべきだ。

◆人気別成績(過去20年)

人気着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
1番人気 4-3-5-8 20.0% 35.0% 60.0% 67.0% 89.5%
2番人気 4-6-1-9 20.0% 50.0% 55.0% 98.5% 104.0%
3番人気 4-2-5-9 20.0% 30.0% 55.0% 138.0% 119.5%
4番人気 4-1-1-14 20.0% 25.0% 30.0% 173.5% 79.0%
5番人気 1-2-0-17 5.0% 15.0% 15.0% 43.5% 47.5%
6~9番人気 2-4-1-73 2.5% 7.5% 8.8% 75.1% 44.6%
10番人気以下 1-2-7-167 0.6% 1.7% 5.6% 18.2% 117.9%

◆単勝オッズ別成績(過去20年)

単勝オッズ着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
1.9倍以下 1-0-1-0 50.0% 50.0% 100.0% 65.0% 120.0%
2.0~2.9倍 0-1-3-4 0.0% 12.5% 50.0% 0.0% 67.5%
3.0~4.9倍 6-5-3-8 27.3% 50.0% 63.6% 112.7% 108.6%
5.0~7.9倍 7-4-4-26 17.1% 26.8% 36.6% 117.6% 82.7%
8.0~14.9倍 3-5-1-30 7.7% 20.5% 23.1% 76.4% 66.2%
15.0~19.9倍 0-2-0-17 0.0% 10.5% 10.5% 0.0% 44.2%
20.0~49.9倍 3-1-3-83 3.3% 4.4% 7.8% 102.7% 50.7%
50.0倍以上 0-2-5-129 0.0% 1.5% 5.1% 0.0% 137.4%

◆配当(過去10年)

馬券種最高配当最低配当平均配当
単勝 3,230円 390円 1,385円
複勝 6,410円 140円 733円
枠連 33,310円 680円 5,050円
馬連 30,530円 890円 8,478円
ワイド 88,520円 370円 8,014円
馬単 49,630円 1,730円 17,484円
3連複 870,740円 1,740円 154,490円
3連単 4,497,470円 6,690円 842,142円

【脚質】
中団より前の組が優勢。2012年以降、4角10番手以下の位置取りから突き抜けたのは、2022年に神がかり的なイン強襲を決めたナランフレグ1頭のみ。上がり3ハロンタイム最速馬が【2.2.0.12】と低調な成績であることも、待機勢有利のレースではないことを物語っている。ただし、4角先頭馬は分が悪く、中京リニューアル以降の好走(3着以内)馬は、2013年3着のハクサンムーンと、2020年に2着入線から繰り上がり1着となったモズスーパーフレアの2頭だけ。好位から競馬をする馬にとって、逃げ馬や4角先頭馬は格好の目標になる。基本的には割り引いて考えるべきだろう。

◆脚質別成績(過去20年)

脚質着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
逃げ 2-0-1-17 10.0% 10.0% 15.0% 199.5% 113.5%
先行 6-5-5-59 8.0% 14.7% 21.3% 46.9% 134.7%
差し 11-13-13-121 7.0% 15.2% 23.4% 59.2% 123.5%
追込 1-2-1-100 1.0% 2.9% 3.8% 26.7% 12.8%

【枠順】
中京リニューアル以降、1~4枠が6勝を含む3着以内18頭、5~8枠は6勝を含む3着以内18頭と、内と外が互角に張り合っている。ただし、7~8枠の取り扱いには注意が必要だ。2012年以降で、3勝、2着5回、3着2回と、なかなかの存在感を発揮しているように思えるが、これをJRAの馬場発表別で振り分けると、稍重~不良の3勝、2着4回、3着1回に対し、良は2着1回、3着1回。つまり、含水率の高い馬場であれば7~8枠の信頼度が上昇、含水率が低い馬場の場合は7~8枠が不安定、と評価すればいいということである。

◆枠順別成績(過去20年)

枠順着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
1枠 1-0-4-35 2.5% 2.5% 12.5% 69.5% 65.0%
2枠 6-3-1-30 15.0% 22.5% 25.0% 85.3% 103.8%
3枠 3-1-1-35 7.5% 10.0% 12.5% 50.3% 54.5%
4枠 1-4-4-31 2.5% 12.5% 22.5% 11.3% 214.3%
5枠 2-2-3-33 5.0% 10.0% 17.5% 23.5% 148.0%
6枠 2-1-2-35 5.0% 7.5% 12.5% 26.5% 22.0%
7枠 3-4-2-49 5.2% 12.1% 15.5% 79.1% 67.8%
8枠 2-5-3-49 3.4% 11.9% 16.9% 74.7% 84.6%

【血統】
まず注目したいのはNijinskyの血脈で、3連単278万馬券の大波乱となった2022年も上位入線した1着ナランフレグ、2着ロータスランド、3着キルロードの3頭は同血脈を保持していた。1200m初出走が話題となった2020年2着グランアレグリアも母系でNijinskyの血を3本引く配合が目にとまる馬だったが、直線の長い中京競馬場かつ持久力を問われる展開になることでNijinskyの特性が活きている印象を受ける。ほか、Storm Catの血を引く馬が2019~2021年に3連覇していることも興味深く、とくにScat Daddyは2019年1着ミスターメロディの父、2022年2着ロータスランドの母の父として存在感を放つ。また、2012年3着&2013年1着ロードカナロアは、種牡馬としても2021年ダノンスマッシュ、2023年ファストフォースと2頭の勝ち馬を出しているが、同馬も母の父がStorm Catであることを念頭に置くべきだろう(中京芝1200mのコース全般における種牡馬別成績は下記のとおり)。

◆同コース種牡馬別成績(中京競馬場/芝/1200m/過去5年)集計期間:2019/03/17~2024/03/17

種牡馬着別度数勝率連対率複勝率単勝
回収率
複勝
回収率
1 ロードカナロア 22-11-8-106 15.0% 22.4% 27.9% 203.9% 115.5%
2 ディープインパクト 6-6-5-51 8.8% 17.6% 25.0% 44.1% 90.9%
3 キンシャサノキセキ 6-4-4-45 10.2% 16.9% 23.7% 58.6% 47.8%
4 ビッグアーサー 6-2-6-23 16.2% 21.6% 37.8% 171.6% 85.7%
5 ダイワメジャー 5-12-5-62 6.0% 20.2% 26.2% 34.5% 138.9%
6 モーリス 4-3-0-25 12.5% 21.9% 21.9% 68.8% 38.8%
7 キズナ 3-5-6-41 5.5% 14.5% 25.5% 46.7% 83.8%
8 ミッキーアイル 3-4-0-17 12.5% 29.2% 29.2% 43.8% 57.1%
9 オルフェーヴル 3-3-1-23 10.0% 20.0% 23.3% 110.7% 67.7%
10 War Front 3-0-0-1 75.0% 75.0% 75.0% 137.5% 82.5%

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