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朝日杯フューチュリティS G1

日程:2017年12月17日()15:40 阪神/芝1600m

朝日杯フューチュリティSデータ分析

コース図阪神芝1600m

2014年に中山から阪神に舞台を移した2歳G1レースだが、この時期のマイルG1であることに変わりはなく、中山開催時と比較して出走メンバーの質に大きな変化は見られない。強いて変わった点を挙げるならば、京都2000mの新馬戦を勝ち上がり、2戦目で当レースを制した2015年の優勝馬リオンディーズのようなタイプは、中山開催時であればその大半が朝日杯を見送っていたということ。おそらく「阪神外回りだからこそ」使ってきたのだろう。今後、同じようなケースが増える可能性もあり、押さえておきたいポイントのひとつである。レースが行われる阪神外回り1600mは、直線が長く急坂もあるため、高い瞬発力を求められる。速い上がりを確実に使えそうな馬を優先してチョイスしたい。(各種データ、原稿は本年のレース発走前のものとなります)

【人気】
阪神移行後の結果を検証すると、上位人気に限れば中山開催時と大差はなく、ほぼ同様の傾向ととらえてもいい。2016年こそ波乱決着となったが、基本的に1番人気が強いレースで、連対率、複勝率ともに極めて優秀な成績を残している。特に注目したいのは「前走芝1600m以上の勝ち馬」が1番人気のケース。2007年以降、馬券に絡めなかったのは2010年4着のサダムパテック1頭のみ。同馬を除き、該当馬はすべて連対(3勝2着2回)という、抜群の安定感を見せつけている。一方で、阪神開催以降は、2桁人気馬の健闘が目立ち、毎年のように上位争いに食い込んでいる。よって、人気馬を軸に相手を絞るのではなく、手広く散らしたほうが、好結果につながりやすいと判断したい。

◆人気別成績(過去20年)

人気着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
1番人気 6-6-4-4 30.0% 60.0% 80.0% 83.5% 106.5%
2番人気 5-3-2-10 25.0% 40.0% 50.0% 132.5% 86.5%
3番人気 1-1-3-15 5.0% 10.0% 25.0% 31.0% 53.0%
4番人気 3-2-3-12 15.0% 25.0% 40.0% 142.5% 114.5%
5番人気 1-2-3-14 5.0% 15.0% 30.0% 73.0% 93.0%
6~9番人気 3-4-2-71 3.8% 8.8% 11.3% 87.5% 48.1%
10番人気以下 1-2-3-131 0.7% 2.2% 4.4% 29.6% 35.3%

◆単勝オッズ別成績(過去20年)

単勝オッズ着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
1.9倍以下 1-2-0-1 25.0% 75.0% 75.0% 32.5% 80.0%
2.0~2.9倍 2-2-2-2 25.0% 50.0% 75.0% 55.0% 93.8%
3.0~4.9倍 4-3-2-7 25.0% 43.8% 56.3% 88.8% 82.5%
5.0~7.9倍 5-4-5-18 15.6% 28.1% 43.8% 92.2% 83.1%
8.0~14.9倍 5-3-6-38 9.6% 15.4% 26.9% 110.2% 86.0%
15.0~19.9倍 0-2-1-15 0.0% 11.1% 16.7% 0.0% 64.4%
20.0~49.9倍 3-3-2-69 3.9% 7.8% 10.4% 125.1% 56.1%
50.0倍以上 0-1-2-107 0.0% 0.9% 2.7% 0.0% 25.0%

◆配当(過去10年)

馬券種最高配当最低配当平均配当
単勝 3,450円 230円 995円
複勝 1,060円 110円 353円
枠連 6,160円 460円 2,515円
馬連 14,050円 520円 4,717円
ワイド 5,170円 260円 1,818円
馬単 20,260円 980円 8,573円
3連複 42,820円 1,820円 14,908円
3連単 221,200円 6,720円 87,328円

【脚質】
脚質についても中山開催時とさほど大きな違いはなく、「差し有利」。阪神開催移行後はコース形態も味方しているのか、その傾向がより顕著となっており、中団待機組が先行勢を圧倒。4コーナー5番手以内の通過で、連対を果たした馬は皆無となっている。3着も逃げて粘り込んだ2016年のボンセルヴィーソ1頭だけで、逃げを含む先行勢に関しては「3着まで」と決めつけてもいいぐらいだ。対照的に4コーナーを10番手以下で通過した馬の好走が目立ち、阪神開催になってからは、勝ち馬がすべて該当。2014年と2016年はワンツーフィニッシュを果たしている。「中団やや後ろめ」のポジションを取りそうな馬で、速い上がりを使えそうなタイプであれば、絶対に押さえるべきだ。

◆脚質別成績(過去20年)

脚質着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
逃げ 1-2-2-18 4.3% 13.0% 21.7% 27.0% 69.6%
先行 8-6-9-50 11.0% 19.2% 31.5% 166.2% 102.9%
差し 9-11-5-97 7.4% 16.4% 20.5% 51.6% 57.1%
追込 2-1-4-92 2.0% 3.0% 7.1% 12.7% 16.9%

【枠順】
現在の施行条件に移行してから、さほど回数をこなしておらず、サンプルがあまりにも少ない状況。過去の阪神開催時のデータを分析しても意味はなく、ここでは、同時期に同じ舞台で行われる阪神JFと合わせて検証する。阪神JFでは「人気サイドが1枠に入れば信頼度アップ」の傾向がみられていた。当レースについても、上位人気馬が1枠に入るケースこそ今のところ少ないものの、2014年にダノンプラチナ(1番人気)が人気に応えて優勝している。コース形態や開催時期を考えると、阪神JFと同様の傾向が出てもなんら不思議はなく、人気馬が1枠を引いた場合は素直に信用すべきだろう。

◆枠順別成績(過去20年)

枠順着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
1枠 4-1-4-28 10.8% 13.5% 24.3% 65.4% 58.9%
2枠 4-2-4-28 10.5% 15.8% 26.3% 146.6% 103.4%
3枠 2-4-2-32 5.0% 15.0% 20.0% 75.0% 77.8%
4枠 2-2-3-33 5.0% 10.0% 17.5% 19.0% 31.8%
5枠 2-5-0-32 5.1% 17.9% 17.9% 30.3% 39.5%
6枠 3-5-1-31 7.5% 20.0% 22.5% 47.8% 48.5%
7枠 1-0-5-36 2.4% 2.4% 14.3% 82.1% 64.0%
8枠 2-1-1-37 4.9% 7.3% 9.8% 49.0% 26.6%

【血統】
血統については、阪神JFと同様に父または母父にノーザンダンサー系種牡馬を持つ馬の好走が目立つ。また、阪神に開催が移行されてからの勝ち馬は、別表のリーディング上位に位置しているディープインパクトとキングカメハメハの産駒で占められており、主流血統が走りやすいレースと言えるだろう。ほかでは、サクラローレル、スペシャルウィーク、ジャングルポケット、ピルサドスキーなど、大箱コースの中・長距離G1勝ち馬を父もしくは母父に持つ馬の活躍が顕著。前述したディープインパクトとキングカメハメハも同じく大箱コースの中・長距離G1勝ち馬だ。阪神に移行してから、条件を満たす馬は毎回上位争いを演じており、例外は2016年の2着馬モンドキャンノしかいない。ただし、同馬の母父サクラバクシンオーは、母父としてキタサンブラックや、オークス馬エリンコートを輩出しており、無関係と一概には言えない存在。まとめると、主流血統が走りやすく、加えて中・長距離の潜在適性も要求されるレースであると言えよう。

◆同コース種牡馬別成績(阪神競馬場/芝/1600m/過去5年)集計期間:2012/12/10~2017/12/10

種牡馬着別度数勝率連対率複勝率単勝
回収率
複勝
回収率
1 ディープインパクト 57-49-39-241 14.8% 27.5% 37.6% 81.3% 84.9%
2 ダイワメジャー 17-16-20-133 9.1% 17.7% 28.5% 112.2% 111.3%
3 キングカメハメハ 13-12-14-141 7.2% 13.9% 21.7% 72.6% 56.6%
4 ステイゴールド 11-10-12-102 8.1% 15.6% 24.4% 125.8% 117.2%
5 マンハッタンカフェ 10-8-7-69 10.6% 19.1% 26.6% 187.4% 98.3%
6 ハーツクライ 9-11-11-104 6.7% 14.8% 23.0% 38.5% 77.7%
7 アドマイヤムーン 9-4-5-54 12.5% 18.1% 25.0% 121.7% 100.3%
8 ゼンノロブロイ 7-9-11-75 6.9% 15.7% 26.5% 71.8% 99.0%
9 ハービンジャー 7-7-5-50 10.1% 20.3% 27.5% 182.9% 99.7%
10 ネオユニヴァース 4-4-5-96 3.7% 7.3% 11.9% 53.0% 46.5%
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