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エリザベス女王杯 G1   2017年11月12日() 15:40 京都/芝2200m

エリザベス女王杯データ分析

コース図京都芝2200m

3歳馬と古馬が集う唯一の牝馬限定G1。舞台となる京都競馬場の芝外回り2200mは、スタンド前からスタートして最初のコーナーまでの距離が約400mと十分にあり、最後の直線も約400mと長く、紛れの少ないコースである。しかし、3コーナーを回ると上り、4コーナーにかけては下りがある特殊な形態のためかリピーターの好走が多く、2007年以降だけでも、フサイチパンドラ、スノーフェアリー、アパパネ、ラキシス、ヌーヴォレコルトが2年連続して馬券に絡んでいる。また、コース実績と中距離実績も重要。2007年以降、2008年の3歳馬リトルアマポーラを除く、すべての勝ち馬に京都芝もしくは2000m以上の勝ち鞍があった。2着連対馬まで範囲を広げるとややハードルは低くなるが、それでも2000m以上の連対経験は不可欠。リトルアマポーラを除く、すべての連対馬が条件を満たしている。(各種データ、原稿は本年のレース発走前のものとなります)

【人気】
別表を見る限り、平均配当は高めだが、これは11番人気→12番人気の決着だった2009年の大波乱で大きく引き上げられたもの。この年も1番人気が3着を確保しているように、基本的には上位人気を信頼できるレースだ。2007年以降、1番人気と2番人気がともに複勝圏を外したケースはゼロ。とりわけ、1番人気の安定感は抜群で、馬券に絡めなかった馬は2013年のヴィルシーナ(10着)と2016年のマリアライト(6着)の2頭しかいない。2頭の共通点は確定単勝オッズ3.0倍超の「押し出された1番人気」であったということ。3.0倍以下の1番人気はすべて3着以内と、しっかり結果を残している。「荒れるG1」の先入観を持ちすぎて、高い支持を集めた1番人気を軽んじるのは禁物だ。

◆人気別成績(過去20年)

人気着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
1番人気 3-7-3-7 15.0% 50.0% 65.0% 29.0% 78.0%
2番人気 6-5-3-6 30.0% 55.0% 70.0% 110.5% 111.5%
3番人気 4-1-0-15 20.0% 25.0% 25.0% 140.5% 54.0%
4番人気 3-0-6-11 15.0% 15.0% 45.0% 138.0% 109.0%
5番人気 0-3-4-13 0.0% 15.0% 35.0% 0.0% 132.0%
6〜9番人気 3-2-2-73 3.8% 6.3% 8.8% 80.5% 38.1%
10番人気以下 1-2-2-142 0.7% 2.0% 3.4% 52.4% 42.9%

◆単勝オッズ別成績(過去20年)

単勝オッズ着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
1.9倍以下 2-3-2-0 28.6% 71.4% 100.0% 44.3% 108.6%
2.0〜2.9倍 2-2-1-2 28.6% 57.1% 71.4% 78.6% 98.6%
3.0〜4.9倍 5-5-1-8 26.3% 52.6% 57.9% 101.6% 85.8%
5.0〜7.9倍 4-1-3-15 17.4% 21.7% 34.8% 109.6% 73.5%
8.0〜14.9倍 3-2-8-27 7.5% 12.5% 32.5% 76.3% 81.0%
15.0〜19.9倍 1-3-2-13 5.3% 21.1% 31.6% 80.0% 136.3%
20.0〜49.9倍 2-2-3-79 2.3% 4.7% 8.1% 57.2% 42.9%
50.0倍以上 1-2-0-123 0.8% 2.4% 2.4% 61.2% 37.8%

◆配当(過去10年)

馬券種最高配当最低配当平均配当
単勝 7,710円 190円 1,584円
複勝 2,150円 110円 357円
枠連 4,590円 320円 1,206円
馬連 102,030円 700円 12,713円
ワイド 23,310円 210円 2,053円
馬単 250,910円 1,160円 30,082円
3連複 157,480円 1,320円 21,262円
3連単 1,545,760円 6,290円 189,808円

【脚質】
逃げ馬の単勝回収率と複勝回収率がズバ抜けているが、これは2009年に11番人気で逃げ切り勝ちしたクィーンスプマンテの一発が大きく影響したもの。2007年以降、逃げ馬で馬券に絡んだ馬は同馬を除くと、2007年の優勝馬ダイワスカーレット(1番人気)1頭のみ。有利どころか「逃げ=割り引き」と決めつけてもいいぐらいだ。先行組と差し組の馬券に絡んだ回数はほぼ互角。一方、後方待機組には厳しいレースで、4コーナー10番手以下から勝ち切った馬は2011年のスノーフェアリーだけとなっている。ただ、凱旋門賞3着→英チャンピオンS3着をステップに臨んだ同馬は、もはや別格の存在とみるべきで、基本的に追い込み馬はヒモまでと考えていい。アタマに関してはほぼノーチャンスと言ってもいいだろう。

◆脚質別成績(過去20年)

脚質着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
逃げ 2-1-1-17 9.5% 14.3% 19.0% 376.2% 110.5%
先行 5-11-4-61 6.2% 19.8% 24.7% 63.7% 94.4%
差し 12-5-11-100 9.4% 13.3% 21.9% 67.0% 49.0%
追込 1-3-4-89 1.0% 4.1% 8.2% 9.1% 29.0%

【枠順】
1〜3枠の勝率、連対率、複勝率が上々の一方で、単勝回収率と複勝回収率は低迷。逆に、馬場が荒れ始める開催時期も影響しているのか、8枠の数値はいずれも高い。2007年以降、内枠同士のワンツー決着は2014年の1度のみ。7〜8枠が馬券に絡まなかったのは、2010年と2016年の2度だけと、外枠優勢がより顕著となっている。ただし、馬券に絡んだ10頭中9頭は上がり3F4位以内の末脚を繰り出した馬で占められている。本来、展開的な紛れが少なく内枠有利の色が濃い京都2200m。それを覆すには、メンバー上位の末脚を持つ馬でないと難しいということだ。

◆枠順別成績(過去20年)

枠順着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
1枠 3-3-3-24 9.1% 18.2% 27.3% 53.9% 59.4%
2枠 2-3-2-30 5.4% 13.5% 18.9% 27.0% 49.5%
3枠 3-2-4-29 7.9% 13.2% 23.7% 55.8% 43.7%
4枠 3-2-3-32 7.5% 12.5% 20.0% 208.8% 73.8%
5枠 1-2-0-37 2.5% 7.5% 7.5% 4.8% 35.8%
6枠 2-2-1-34 5.1% 10.3% 12.8% 47.4% 76.2%
7枠 1-2-3-43 2.0% 6.1% 12.2% 12.0% 34.5%
8枠 5-4-4-38 9.8% 17.6% 25.5% 130.0% 89.4%

【血統】
種牡馬別では、複勝率40%超のディープインパクト産駒が断然の存在。勝率、連対率、単勝回収率、複勝回収率も出走頭数の多さを踏まえると、極めて優秀。2012年以降、毎年上位争いに加わっているように、当該コースの適性は相当高い。であれば、「ディープインパクト産駒を買うだけで儲かる」と言いたいところだが、その取扱いには注意が必要だ。これまで当レースを制したディープ産駒は、すべて「初G1制覇」。対して、既にG1タイトルを持っていた馬は未勝利と明暗がクッキリ分かれている。とりわけ、後者のパフォーマンスは悪く、2016年3着のミッキークイーン(2番人気)が最高着順で、人気を上回って馬券に絡んだ馬はゼロ。2200mという特殊な距離ゆえに、クラシックディスタンスを制する適性は足かせになるのかもしれない。理由はともあれ、期待値を勘案すると、馬券を組み立てるうえで効率が悪いと言わざるを得ない。ほかでは、父か母父にキングマンボの血を持つ馬の活躍が顕著。2010〜2015年の間、6年連続で馬券に絡んでいる。

◆同コース種牡馬別成績(京都競馬場/芝/2200m/過去5年)集計期間:2012/10/29〜2017/10/29

種牡馬着別度数勝率連対率複勝率単勝
回収率
複勝
回収率
1 ディープインパクト 16-14-15-64 14.7% 27.5% 41.3% 123.7% 96.8%
2 ジャングルポケット 7-1-2-23 21.2% 24.2% 30.3% 423.0% 140.9%
3 キングカメハメハ 6-7-7-51 8.5% 18.3% 28.2% 53.0% 86.8%
4 ハービンジャー 6-5-2-33 13.0% 23.9% 28.3% 144.3% 89.3%
5 マンハッタンカフェ 6-2-2-37 12.8% 17.0% 21.3% 162.8% 80.9%
6 ステイゴールド 4-6-6-48 6.3% 15.6% 25.0% 151.7% 126.7%
7 ダイワメジャー 3-1-0-14 16.7% 22.2% 22.2% 814.4% 146.1%
8 ハーツクライ 2-13-4-61 2.5% 18.8% 23.8% 78.9% 106.3%
9 Marju 2-0-0-0 100.0% 100.0% 100.0% 680.0% 250.0%
10 Hussonet 2-0-0-0 100.0% 100.0% 100.0% 520.0% 170.0%

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