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桜花賞 G1   日程:2018年4月8日()  阪神/芝1600m

桜花賞ニュース

【3歳次走報】アーモンドアイ、桜花賞直行の可能性も
 ★シンザン記念勝ちのアーモンドアイ(美・国枝、牝)は桜花賞(4月8日、阪神、GI、芝1600メートル)直行の可能性もある。 ★ジュニアC快勝のテンクウ(美・奥村武、牡)はファルコンS(3月17日、中京、GIII、芝1400メートル)へ。 ★フェアリーS2着スカーレットカラー(栗・高橋亮、牝)はチューリップ賞(3月3日、阪神、GII、芝1600メートル)から桜花賞のローテーションを視野。4着ハトホル(美・本間、牝)はクイーンC(2月12日、東京、GIII、芝1600メートル)などが視野に。 ★シンザン記念2着ツヅミモン(栗・藤岡、牝)は、クイーンCから桜花賞へ。3着カシアス(栗・清水久、牡)は、このあとマイル路線へ。 ★8日の中山500万下(芝2000メートル)を勝ったオウケンムーン(美・国枝、牡)は共同通信杯(2月11日、東京、GIII、芝1800メートル)へ。 ★7日の中山新馬戦(芝2000メートル)を勝ったダイワギャバン(美・菊沢、牡)はフリージア賞(2月17日、東京、500万下、芝2000メートル)などが選択肢。 ★6日の中山未勝利戦(芝2000メートル)を快勝したクリッパー(美・高橋文、牝)はクイーンCを視野に。 ★6日の中山500万下(ダ1800メートル)勝ちのワカミヤオウジ(美・栗田徹、牡)は伏竜S(4月1日、中山、OP、ダ1800メートル)。
2018年1月11日(木) 05:00

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【シンザン記念】アーモンド突き抜けた!戸崎、史上初3日連続重賞V
 第52回シンザン記念(8日、京都11R、GIII、3歳オープン国際(特指)、別定、芝・外1600メートル、1着本賞金3800万円 =出走11頭)1番人気のアーモンドアイが差し切って重賞初制覇を飾った。鞍上の戸崎圭太騎手(37)=美・田島=と、馬主の(有)シルクレーシングは中山金杯、フェアリーSに続き史上初の3日連続重賞Vを達成。タイム1分37秒1(稍重)。牝馬クラシック戦線に、新たなスター候補が誕生した。 冷たい雨を切り裂く、強烈な末脚だ。アーモンドアイが出遅れをものともせず差し切りV。戸崎騎手は、テン乗りの牝馬を、見事に重賞初Vへ導き、中山金杯(セダブリランテス)、フェアリーS(プリモシーン)に続く史上初の3日連続重賞制覇を成し遂げた。 「馬がよく走ってくれて、いい流れを作ってくれています。手応えは十分でしたし、追い切りからいい馬だと思っていました」 偉業にも名手は冷静そのもの。「頭を上げたところで(スタートを)切られてしまった」ため、最後方を追走。4コーナーでは後方2番手だったが「最後はいい脚を使うことはわかっていたので、自信を持って乗りました」。1頭だけ別次元のような末脚は、メンバー最速の上がり3ハロン34秒4。2番目に速い馬とは0秒7も違った。 「本当に強いなという感じで、直線は伸びてくれました。いいパフォーマンスでしたし、今後が楽しみです」 馬主の(有)シルクレーシングも戸崎騎手と同様に3日連続重賞制覇で、こちらも史上初。米本昌史代表(42)は「明け4歳と明け3歳ですからね。春が本当に楽しみ。本当にこんなことになるとは」と笑いが止まらなかった。 シンザン記念は出世レースとしても有名。マルセリーナ(2011年3着)、ジェンティルドンナ(12年1着)、ジュエラー(16年2着)と、牡馬相手に好走した牝馬は後に桜花賞馬となった。「大きいところにいける内容。満足です」と、かつて牝馬3冠のアパパネを管理した国枝調教師も手応えを口にする。この後は状態をみて(桜花賞)トライアルをどうするかなど決めていく。 父ロードカナロアに初重賞をプレゼントした孝行娘の馬名の意味は「美人とされる顔の目の形」。末脚の切れるアーモンドアイが、牝馬クラシック戦線の中心に躍り出た。  (山口大輝)★8日京都11R「シンザン記念」の着順&払戻金はこちらアーモンドアイ 父ロードカナロア、母フサイチパンドラ、母の父サンデーサイレンス。鹿毛の牝3歳。美浦・国枝栄厩舎所属。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。馬主は(有)シルクレーシング。戦績3戦2勝。獲得賞金4625万5000円。重賞初勝利。シンザン記念は、国枝栄調教師、戸崎圭太騎手ともに初勝利。馬名は「美人とされる顔の目の形」。
2018年1月9日(火) 05:08

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【フェアリーS】スカーレット2着、高橋亮師「桜花賞も」
 第34回フェアリーステークス(7日、中山11R、GIII、3歳牝馬オープン国際(特指)、別定、芝・外1600メートル、1着本賞金3500万円 =出走16頭6番人気のスカーレットカラーが2着。中団から4コーナー手前で外を通って上昇したが、Vには届かなかった。高橋亮調教師は「勝った馬は強かったが、この馬も強い競馬はしている。賞金加算はできたので、桜花賞路線を考えたい」と話した。★7日中山11R「フェアリーS」の着順&払戻金はこちら レース後談話も掲載
2018年1月8日(月) 05:06

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ひと足早いクラシック展望!6記者が注目3歳馬を紹介
 昨年はホープフルSがGIに昇格し、クラシックを目指す若駒の選択肢が増えた。直接対決をしていない明け3歳馬も多く、確たる中心馬はいない。そこで、前線取材にあたる6記者が年明けの注目3歳馬を大公開。ひと足早いクラシック展望をどうぞ! クラシック候補、という前置きにしたこともあり、牡馬路線で前線記者たちの口から朝日杯FS勝ち馬ダノンプレミアムの名が出ることはなかった。ホープフルSを制したタイムフライヤーを2人が挙げ、他は意見が割れた形だ。 片岡、花田の両記者はダービーを2勝(2002年タニノギムレット、04年キングカメハメハ)している松田調教師の手腕に注目。GIに昇格したホープフルSの初代王者に期待を寄せる。 千葉記者がダービー向きとして挙げたワグネリアン、山川記者が“怪物級”と評価するオブセッションも、すでにオープン入りしており、皐月賞トライアルからの始動が注目される。一方、柴田記者のレイエンダ、板津記者のダノンマジェスティは実績よりも素質を見込んでのプッシュ。ともに兄が昨年の牡馬クラシック勝ち馬で、兄弟制覇を狙うことになる。 牝馬は阪神JF1〜3着馬のラッキーライラック、リリーノーブル、マウレアの名が順当に挙がった一方で、関東の秘密兵器というべきレッドイリーゼ、エリスライトを推す声も。先見の明があるのは、いったい誰だ!?■前線記者が推すクラシック候補★片岡 ◆牡馬=タイムフライヤー(栗・松田) ホープフルSでGI奪取。ダービー2勝トレーナーが狙うのは、もちろん3度目のVだ ◆牝馬=ラッキーライラック(栗・松永幹) 脚質に自在性があり、現状で非の打ちどころがない。2400メートルのオークスでも楽しみ★柴田 ◆牡馬=レイエンダ(美・藤沢和) レイデオロの全弟で、初戦の内容が桁違い。ルメール騎手も「ダービーに行ける」と太鼓判 ◆牝馬=レッドイリーゼ(美・手塚) 中山千六の新馬戦で不利な外枠からあっさりとV。次も勝つようなら桜花賞の有力候補に★板津 ◆牡馬=ダノンマジェスティ(栗・音無) 新馬戦でラスト3ハロン11秒3−11秒2−11秒0の加速ラップを差し切った決め脚は驚異的だ ◆牝馬=マウレア(美・手塚) 阪神JF3着は力負けではない。カイバ食いが良化したくましくなれば、桜花賞で逆転も★千葉 ◆牡馬=ワグネリアン(栗・友道) 圧巻の内容で3連勝。東スポ杯2歳Sも桁違いの末脚で、血統背景からも東京二四向き ◆牝馬=リリーノーブル(栗・藤岡) 中1週で阪神JF僅差2着。ムチが入ったのも前走が初。経験を糧に体調万全なら逆転
2018年1月1日(月) 04:02

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【2歳次走報】モルトアレグロ、M・デムーロと紅梅Sへ
 ★朝日杯FSを制したダノンプレミアム(栗・中内田、牡)は、近日中に北海道新ひだか町・ケイアイファームへ放牧に出される。同13着ムスコローソ(美・手塚、牡)は、クロッカスS(1月27日、東京、OP、芝1400メートル)。 ★阪神JF2着リリーノーブル(栗・藤岡、牝)は、チューリップ賞(3月3日、阪神、GII、芝1600メートル)から桜花賞(4月8日、阪神、GI、芝1600メートル)を目指す。僚馬で9日中山の新馬戦(芝1600メートル)を勝ったツヅミモン(牝)は、シンザン記念(1月8日、京都、GIII、芝1600メートル)に向かう。 ★阪神JF5着モルトアレグロ(美・武井、牝)は、M・デムーロ騎手で紅梅S(1月14日、京都、OP、芝1400メートル)へ。 ★つわぶき賞1着アンコールプリュ(栗・友道、牝)は、チューリップ賞か、フィリーズレビュー(3月11日、阪神、GII、芝1400メートル)を使って、桜花賞に挑む。僚馬で10日阪神の未勝利戦(芝1800メートル)を勝ったノーブルカリナン(牝)は、エルフィンS(2月3日、京都、OP、芝1600メートル)へ。 ★17日中山の新馬戦(芝1600メートル)快勝のアングレーム(美・矢野、牝)、ひいらぎ賞3着グランドピルエット(美・田村、牝)は、ともにフェアリーS(1月7日、中山、GIII、芝1600メートル)か、菜の花賞(同13日、中山、500万下、芝1600メートル)。 ★17日中山の未勝利戦(芝2000メートル)を制したライトカラカゼ(美・相沢、牡)は、京成杯(1月14日、中山、GIII、芝2000メートル)へ。同レースには黄菊賞12着のギャンブラー(美・斎藤誠、牡)も出走予定。 ★17日阪神の新馬戦(芝1400メートル)を勝ったエアシンフォニー(栗・角居、牝)は、セントポーリア賞(1月28日、東京、500万下、芝1800メートル)にアタックする。
2017年12月21日(木) 05:01

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【阪神JF】桜花賞馬アユサン全妹、マウレア3馬身先着
 桜花賞馬アユサンの全妹で東京マイルで無傷の連勝中のマウレアは、Wコースで、5ハロン68秒5、3ハロン38秒8−12秒8をマーク。馬なりで、僚馬のロードライト(2歳500万下)に3馬身先着を果たした。「上がりはかかったけど、馬場が重かったし、全体時計はよかった。順調です」と手塚調教師。「2戦とも馬混みで競馬できたし、枠順も問われない。負けず嫌いなのが強みだね。アユサンはこの時期弱い部分があった。(現時点の)完成度ではマウレアの方が上。いずれはアユサンのようになってもらいたい」と期待を込めた。★阪神JFの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載
2017年12月7日(木) 05:09

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【阪神JF】マウレア、関東馬4連覇お任せ!
 日曜メインの2歳女王決定戦、阪神ジュベナイルフィリーズは関東馬が3年連続勝利と好結果を残している。赤松賞を制して2戦2勝のマウレアは、同じ舞台で行われる桜花賞を2013年に制したアユサンの全妹。姉はこのレースで7着に敗れたが、陣営は妹の完成度の高さを強調している。姉妹GI制覇を果たして、関東馬の4連覇となるか−。 姉がGIを制した舞台で妹もタイトルを取りにいく。2013年の桜花賞馬アユサンの全妹で2戦2勝のマウレアが、世代の頂点を目指して阪神JFにエントリー。関東馬の4連覇を狙う。 「この時期のお姉ちゃんはまだ緩かった。同じディープインパクト産駒でも、マウレアは緩さがない。まだ伸びしろはあるけど、完成度は高いですね」 かつて姉も在籍した手塚厩舎。矢嶋助手が姉妹の違いを表現した。どちらも2歳10月に東京でデビュー勝ち。しかし、姉は2戦目で2着に敗れたが、妹は赤松賞で連勝を決めた。完成度の差は、姉が3戦目に挑んだ阪神JFで7着に敗れたことにもうかがえる。 初の右回りでもあり、姉と同じ道を歩むことはないのか。その不安も、矢嶋助手は「アユサンは最初の頃、右回りも下手でしたからね。マウレアはそんなことはないと思いますよ」と打ち消している。 490キロ前後の馬格があった姉の2歳時は、やや器用さに欠けた。その点、妹は俊敏な印象だ。 「デビュー戦はすぐにいい位置につけたし、競馬が上手でセンスがありますね。しかも前走は、出遅れて周りの馬にぶつけられても、馬の間を割ってきた。気の強いところもあります」 完成度の高いフィジカルに、センスの良さと気の強さ。2歳牝馬としてはまれなほど、すべてを備えた馬、というのが矢嶋助手の評価だ。 前走から中2週と間隔が詰まっているため、1週前追い切りは単走だったが、体を大きく使って軽快なフットワークが目立った。矢嶋助手も「特に問題はないです」と出走態勢が整っていることを強調。「あとは初の長距離輸送をこなしてくれるかだけですが、馬運車ではおとなしいみたいなので」。姉妹GI制覇への期待は膨らむ一方だ。 阪神JFは関東馬が3連勝中。9年連続で馬券に絡み、連対率は関西馬の9%に対して16%と優位に立つ。いまや2歳牝馬は関東馬が主流。姉以上のセンスを持つマウレアなら、この流れを今年も継続することが可能だろう。 (柴田章利)★阪神ジュベナイルFの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載
2017年12月6日(水) 05:11

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【マイルCS】レーヌ反応機敏!時計上々12秒4
 桜花賞馬レーヌミノルはCWコースで6ハロン81秒4、3ハロン36秒9−12秒4をマーク。少し鈍さがあった1週前から一転、機敏な反応を披露した。 初コンビとなる和田騎手も「2週続けて追い切りに乗りましたが、調教の感じは先週よりも良かったですね。最終追い切りは反応が良かったです」と満足そう。近走は不振だが「キャリア豊富な古馬が相手だから気後れしなければいいけど乗りやすい馬」。鞍上は桜花賞と同じマイルで反撃を誓う。★マイルCSの特別登録馬はこちら 調教タイム&レース前談話も掲載
2017年11月16日(木) 05:06

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【エリザベス杯】ルージュの悲願 大竹師「何とか取らせたい」
 中央競馬は、年末までGI8連発。その幕開けとなるエリザベス女王杯(12日、京都競馬場、芝2200メートル)は、現役最強クラスの牝馬がズラリと顔をそろえる大注目の一戦だ。GI馬も4頭が参戦するが、前走の産経賞オールカマーを制したことで再びクローズアップされるのがルージュバック(美浦・大竹正博厩舎、5歳)。紆余曲折を経て、悲願のGIタイトル奪取に臨む意気込みを、大竹正博調教師(47)に聞いた。 【取材構成・板津雄志】 −−秋初戦の産経賞オールカマーを快勝 「ごちゃつかない位置での競馬をイメージしてジョッキーには伝えていたけど、前にいって内を突いた北村宏騎手のファインプレーでしたね。いい仕事をしてくれました」 −−イメージを一新 「前に出していったというよりは、他の馬があまり出してこなかった感じ。結果的にもまれることもなかった。ペースも全体時計も遅く、しまいだけの勝負になったので時計的な価値があるのかは分かりませんが、そのぶんレース後のダメージは思ったより少なかった」 −−美浦Wコースの1週前追いは豪快な動き 「1回使われて、結構気持ちが入っていたので、単走で長めから息をつくる感じで。ラチ沿いを走ることが多かった以前と比べると、少し外めを回ってのものだし、時計的にも良かったのではないでしょうか」 −−3歳時のこのレースは4着 「予定していた札幌記念を熱発で回避して、オークスからの直行という形になったので、体調を整えることに重点を置いていました。攻めたくても攻められずに臨んだ一戦。それに直線で内からぶつけられてトモ(後肢)が流れた影響で、最後の伸びも甘くなった。そのなかでの4着なら立派だと思います」 −−GIは1番人気の桜花賞に始まり8度挑戦 「桜花賞は、逃げたレッツゴードンキの1000メートル通過(1分2秒5)が、前年、最後方から差し切ったハープスター(同1分0秒4)よりも遅かった。後ろの馬が勝つにはハープ以上の脚を使わなければならないわけで。あのレースの後は、かなり精神的にきつかったことを覚えていますね」 −−相手関係について 「結構そろった印象です。各世代の強い馬が集まって、豪華なメンバーになりましたね」 −−牡馬相手に重賞4勝も、牝馬限定戦で未勝利 「なぜか牝馬同士で勝てないのが、越えられていない壁ですね。何か理由があるのかもしれませんが…。検証してほしいくらい。逆に牝馬ばかりの中で1頭だけ牡馬が走ったときのケースで、どんな結果になるのかも」 −−もし雨で馬場が悪くになった場合の適性は 「道悪は大丈夫だと思います。一昨年のエリザベス女王杯(稍重)も少し湿った馬場でしたし、他でも雨の影響があったレースでは、返し馬からいい走りをしていましたから」 −−競走生活は来春まで 「残り少ないので、何とかGIのタイトルを取らせたいですね」★見応え満点 今年のエリザベス女王杯は、牡馬相手のGI路線に向かったソウルスターリングこそ不在だが、“牝馬オールスター”の様相を呈している。3〜5歳の秋華賞馬3頭(ディアドラ、ヴィブロス、ミッキークイーン)、昨年の勝ち馬クイーンズリング、牡馬相手のGIIを勝って臨むルージュバックにスマートレイアー、前哨戦を勝ったクロコスミアなど、全部で13頭の重賞勝ち馬が出走予定。GI8連発は、初戦から見応え満点だ。
2017年11月7日(火) 05:03

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【アルテミスS】レース展望
 東京土曜メインは、2歳牝馬の重賞アルテミスS(28日、GIII、芝1600メートル)。今年で6回目と歴史は浅いが、アユサン(2012年2着、13年桜花賞V)、ココロノアイ(14年1着、阪神JF3着)、レッツゴードンキ(14年2着、阪神JF2着、15年桜花賞V)、メジャーエンブレム(15年2着、阪神JF1着)、リスグラシュー(16年1着、阪神JF2着、17年桜花賞2着)と、過去にこのレースで上位に入った馬は、同距離の阪神JF、桜花賞で好走しており、大舞台を占う上で見逃せない一戦だ。 混戦模様ながら、主役候補と目されるのはウラヌスチャーム(美浦・斎藤誠厩舎)。新潟でのデビュー戦は、スタートで立ち遅れて最後方からの競馬となったが、直線で大外から矢のような伸びを見せてハナ差ながら差し切った。上がり3ハロン32秒0は、2歳馬としては史上最速タイという驚異的な瞬発力。2着に退けたカーボナードが直後に未勝利戦を勝ち上がり、続くサウジアラビアRCで3着に好走しているように、対戦相手のレベルも上々だった。「初戦は正直、60〜70%の感じで使った」と斎藤誠調教師。2戦目で相当な上積みを期待できそうだ。 ラッキーライラック(栗東・松永幹夫厩舎)は、父が新種牡馬のオルフェーヴル。母も米GIアシュランドS(ダート1700メートル)の勝ち馬だ。近親にはマイルGI・2勝のミッキーアイルや、今年のNHKマイルCを勝ったアエロリットがいる。デビュー戦は直線に向いたところで前が塞がったが、外に持ち出すと鋭い伸びで2着に1馬身半差、3着にさらに5馬身差をつけて完勝した。スケールの大きさはウラヌスチャームと双璧といっていい。ウラヌスチャームの新馬戦にも騎乗していた石橋脩騎手がこちらに乗るのも興味深いポイントだ。 母ブルーミンバーがオープン2勝など計7勝を挙げているトーセンブレス(美浦・加藤征弘厩舎)も注目の一頭。中山のマイル戦を、4コーナー12番手から差し切って初陣を飾った。父ディープインパクト×母の父ファルブラヴという血統面から、直線の長い東京でさらに末脚を生かせそうだ。今回はクリストフ・ルメール騎手とコンビを組む。 叔父にGI・6勝のゴールドシップがいるシスターフラッグ(栗東・西村真幸厩舎)は、新馬戦Vから挑んだ札幌2歳Sでも中団からしぶとく脚を伸ばして0秒3差の4着。前走で騎乗した岩田康誠騎手が「軽い芝でも大丈夫」と話しており、速い上がりが出やすい東京の馬場にも対応できそうだ。初めてのマイル戦の流れに戸惑わなければ、V争いに加わるだろう。今回は北村宏司騎手とのコンビで臨む。 函館2歳S3着で、前走りんどう賞2着のアリア(栗東・沖芳夫厩舎)も、今回が初のマイル戦。展開に注文がつかず、折り合い面の不安がない馬なので、200メートルの距離延長は問題なさそうだ。北海道からコンビを組み続ける丸山元気騎手にとっても力が入るところだろう。 新種牡馬ロードカナロア産駒のグランドピルエット(美浦・田村康仁厩舎)も侮れない。母ザレマは09年の京成杯AHの勝ち馬で、母の兄弟にはマルカシェンク、ガリバルディといったマイル巧者が並ぶ。デビュー戦は4番手から抜け出し、センスの良さを見せた。牝馬らしからぬ力強い走りで、いかにも東京のマイル戦が向きそうだ。 ディープインパクト産駒のダノングレース(美浦・国枝栄厩舎)は、母がイタリアオークス馬。札幌芝1500メートルの新馬戦ではゴール前の競り合いを制しており、勝負根性は非凡なものを持っている。厩舎は先週まで42勝を挙げ、関東リーディングのトップ。10年の3冠牝馬アパパネなど実績を残してきた国枝厩舎と蛯名正義騎手のコンビで一躍その名を上げるか。 他にも、7月の中京マイルの未勝利戦を2馬身半差で勝ち上がったスカーレットカラー(栗東・高橋亮厩舎)、ディープインパクト産駒で母が仏GI・2着の実績があるラテュロス(栗東・高野友和厩舎)なども能力が高く、上位進出が期待できそうだ。★アルテミスSの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載
2017年10月23日(月) 20:56

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【毎日スワンS】レース展望
 京都では土曜メインにスワンS(28日、GII、芝・外1400メートル)が行われる。21日の富士S(優勝馬エアスピネル)と同様に1着馬にマイルチャンピオンシップ(11月19日、京都、GI、芝・外1600メートル)の優先出走権が与えられる重要な一戦だ。 レッツゴードンキ(栗東・梅田智之厩舎、牝5歳)は一昨年の桜花賞制覇後、案外な成績が続いていたが、初めてのダート戦で2着に好走したJBCレディスクラシックを境に馬が変わった印象だ。折り合いを欠いた2走前のヴィクトリアマイル11着以外は安定し、高松宮記念、スプリンターズSと春秋GIスプリントでもともに2着に好走しており、今回と同じ京都芝1400メートルの京都牝馬Sを快勝している。前走のスプリンターズS後も栗東坂路でしっかりと時計も出し、体調面の不安はない。前走より1キロ軽い54キロで戦えるのも好材料で、チャンスは十分だ。 ジューヌエコール(栗東・安田隆行厩舎、牝3歳)は函館スプリントS勝ち以来、4カ月ぶりだが、栗東CWコースと坂路を併用してしっかりと調教を積まれ好仕上がり。昨年、マイルのデイリー杯2歳Sを勝っており、京都の外回りコースも経験している。4勝中2勝が1400メートルで、さらに晴雨兼用タイプなのも強みだ。斤量は前走から2キロ増の52キロだが、他馬と比較すれば有利。重賞連勝の可能性は十分ある。 勢いが目立つのがサングレーザー(栗東・浅見秀一厩舎、牡3歳)だ。2歳時にデイリー杯2歳S3着、ホープフルS5着など将来を見据えて強いメンバーと戦わせてきた陣営の思惑が、最近になって実を結んできた。500万下、道新スポーツ賞(1000万下)、仲秋S(1600万下)と3連勝中。3戦いずれも上がり3ハロンはメンバー最速で、瞬発力勝負なら侮れない。3走前のVが今回と同じ京都芝・外回り1400メートルだったので、舞台適性もある。鞍上には今週から短期免許で騎乗するクリスチャン・デムーロ騎手を確保。騎手の手腕も見どころだ。 セイウンコウセイ(美浦・上原博之厩舎、牡4歳)は高松宮記念制覇後、函館スプリントS4着、スプリンターズS11着と振るわないが、昨秋、準オープンながら京都芝・外回り1400メートルの渡月橋Sを圧勝している。他馬より2キロ以上重い58キロの克服が鍵になるが、舞台替わりで見直したい一頭だ。 フィリーズレビュー勝ちのカラクレナイ(栗東・松下武士厩舎、牝3歳)は桜花賞4着、NHKマイルC17着、ローズS14着と精彩を欠いているが、勝ち鞍3勝は全て1400メートル。得意の距離で52キロなら一変しても不思議はない。ローズSが休み明けだったので、体調面の上積みも見込める。伸び悩んでいるが、同じ舞台のファンタジーSを快勝した実績があるミスエルテ(栗東・池江泰寿厩舎、牝3歳)も巻き返しの可能性はあるだろう。 前走の小倉日経オープンなどオープン特別を3勝しているダノンメジャー(栗東・橋口慎介厩舎、牡5歳)は1600メートル未満の距離は未経験だが、京都の外回りは【2・1・0・0】とパーフェクト連対。得意コースで距離短縮が刺激になれば、新たな面が見られるかもしれない。 キャンベルジュニア(美浦・堀宣行厩舎、牡5歳)は2走前のダービー卿チャレンジTで2着ながら1番人気に支持されたほどの存在。続く前走の京王杯スプリングCでは11着と大敗したが、大型馬の割に使い込むよりは久々の方がいいタイプでもある。今週から短期免許で騎乗するアンドレアシュ・シュタルケ騎手(ドイツ)との騎乗実績も【1・1・0・0】なら、目が離せない。 はまったときの差し脚が強烈なトーセンデューク(栗東・藤原英昭厩舎、牡6歳)、前々で流れに乗るとしぶといヒルノデイバロー(栗東・昆貢厩舎、牡6歳)、昇級初戦だが安定感があるビップライブリー(栗東・清水久詞厩舎、牡4歳)なども上位を狙える力の持ち主。激戦が期待できそうだ。★スワンSの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載
2017年10月23日(月) 18:11

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【秋華賞】最新ナマ情報
◆馬場悪化は避けたい〔1〕アエロリット 早朝に茨城・美浦トレセンを出発し、午後1時17分に京都競馬場に到着。担当の伊藤厩務員は「輸送はおとなしい馬ですし、落ち着いています」と長距離輸送を苦にしない愛馬を頼もしげに見つめた。きょうは雨予報。「道悪は分からないけど、これまでの実績からも雨は降らない方がいいかな」と馬場悪化は避けたい口ぶりだった。◆道悪もこなせる〔2〕ラビットラン ほどよい気合乗りで坂路を駆け上がり、4ハロン61秒8を計時。辻野助手は「テンションが上がることなく、順調に調整できています。道悪は初めてだけど、普段の調教では悪い馬場でも走れているのでこなしてくれると思います」とGI制覇をにらんだ。◆前走以上の状態〔3〕ブラックオニキス 遠征経験が豊富だけに、慣れた様子で馬房に収まった。松山厩務員は「馬の雰囲気はいいし、前走以上の状態でいけそう。器用な馬だし、コーナー4つのコースも大丈夫です」と話した。◆使って体締まる〔4〕モズカッチャン 活気十分に坂路を4ハロン62秒1−14秒9で上がった。鮫島調教師は「落ち着きがあっていい雰囲気。久々を使って体が締まった感じ。あとは当日に落ち着いて馬場入りができれば」と期待する。◆気合入ってきた〔5〕ブラックスビーチ 坂路で4ハロン59秒9−13秒0と軽くしまいを伸ばした。辻野助手は「だいぶ気が入ってきていますが、競馬で掛かるタイプではないですからね。競馬しやすい枠に入ったので、自分のリズムで運べれば」と語った。◆雨を味方に一発〔6〕メイショウオワラ 4ハロン66秒1で登坂した。栗原助手は「叩き3走目で具合は今回が一番いい。追い切り後にジョッキーも『一発狙います』と。雨はマイナスじゃないので、他が苦にするなら降ってほしい」と曇天の空を見上げた。◆〔7〕リス前回よりいい具合 朝一番の坂路に登場。気合乗り十分に4ハロン66秒8−15秒9で駆け上がった。岡助手は「行く気はあったけど、ムキにはなっていないですよ。休み明けの前回に比べて走りが軽くなっています。いい具合ですね」と好気配にうなずいた。◆攻めていざ戴冠〔8〕カワキタエンカ 4ハロン75秒9でゆったりと登坂した。嘉堂助手は「ピリピリしているけど、我慢してくれている。春より攻められた。一度使って状態や体はよくなっているので、落ち着いて臨めれば」と期待を込めた。◆「自分の競馬を」〔9〕ハローユニコーン 角馬場からCWコースをゆったりと周回。鮫島調教師は「前走は何とか間に合った感じだったし、1回使ってグンと良くなっている。自分の競馬をするだけ。流れひとつだと思う」と話した。◆心配は馬場悪化〔10〕タガノヴェローナ CWコースをキャンターで1周。長谷川助手は「状態は本当にいいですよ。芝は初めてだけど、きのう(13日)、芝コースを走らせた感触はよかったので、あまり馬場が悪くならない方がいいですね」と語った。◆理想的ボディー〔11〕ミリッサ 活気十分に坂路で4ハロン64秒3を計時。井上助手は「今朝も元気よく走っていて、雰囲気は悪くない。以前に比べて落ち着きもでてきている。体が430キロくらいあるのもいい。力を出し切ってくれれば」と期待する。◆デキ桜花賞以上〔12〕レーヌミノル 桜花賞馬はCWコースを軽快に駆けた。中井助手は「前回は余裕残しだったけど、1回使って変わってかなりいい状態。桜花賞と同じかそれ以上ですね。枠もちょうどいいので、うまく脚をためて運べれば」と、2冠奪取に向けて力を込めた。
2017年10月15日() 05:04

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【2歳新馬】東京5R 桜花賞馬の妹マウレアが初戦クリア
 10月14日の東京5R・2歳新馬(芝1600メートル)は、戸崎圭太騎手騎乗の2番人気マウレア(牝、美浦・手塚貴久厩舎)が好位追走から直線馬群をこじ開けて伸びてデビュー勝ち。タイムは1分37秒3(稍重)。 1馬身1/4差の2着には逃げ粘ったロンギングファロー(4番人気)、さらに2馬身差遅れた3着に外めを伸びたコロンバスデイ(5番人気)。 マウレアは、父ディープインパクト、母バイザキャット、母の父ストームキャットという血統。全姉アユサンは2013年桜花賞・GIの勝ち馬。 ◆戸崎圭太騎手(1着 マウレア)「センスのいい走りでした。興奮することなく冷静でしたし、外から寄られても問題なく、最後もスーッと伸びてくれました」★14日東京5R「2歳新馬」の着順&払戻金はこちら
2017年10月14日() 12:49

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【東西現場記者走る】ディアドラ&カッチャンに注目
 東西サンスポの精鋭記者が、1週間の密着取材でGIの勝ち馬を探し出す名物企画『東西現場記者走る』。秋華賞は初登場となる大阪サンスポ・斉藤弘樹記者(37)が担当する。連載4日目は、ハービンジャー産駒のディアドラとモズカッチャンに注目。レース当日は雨予報が出ており、道悪適性などを含めて陣営を直撃した。 金曜朝の栗東の気温は15度。前日からさらに冷え込み、週はじめの暖かさが嘘のようだ。しかも、土曜の夜から日曜にかけて、京都競馬場は雨予報…。当日は馬場適性も大きく影響するだろう。そこで、力の要る馬場でしぶとさを発揮する印象の強いハービンジャー産駒に注目。紫苑Sで重賞初制覇を飾ったディアドラを担当する込山助手を直撃だ。 「(馬場は)全然気にならない。(稍重の)桜花賞でも最速で上がってきているし、周りが気にするなら逆にいいかも」。ライバルたちの切れ味が鈍るようなら、道悪もプラスに働きそうだ。 キャリア13戦は、出走メンバー最多タイ。レースを経験するごとに力をつけ、HTB賞(1000万下)、紫苑Sと2連勝で駒を進めてきた。「確実に力をつけている。カイバをよく食べる子だし、使うごとに身についている」と込山助手。木曜に発表された18キロ増(496キロ)の馬体重も、成長分とみていいだろう。 この日決まった枠順は〔7〕枠(14)番。「もう少し内が欲しかったけど、枠なりに乗ってくれると思う」と橋田調教師。差し脚を生かすタイプだけに、それほど影響はなさそう。春は桜花賞6着、オークス4着だったが、今なら逆転があっても不思議ではない。 もう1頭気になったのが、同じハービンジャー産駒で、オークス2着のモズカッチャン。ローズSは7着に敗れたが、パドックからイレ込みがきつかった。古川助手は「1回使っていいガス抜きになった。馬力もあるし、多少の雨ならこなしてくれると思う」と前向きに語る。 イレ込み対策も万全だ。今回はオークス時に使用していたリップチェーンを着用し、パドックでも最初から2人引きで臨む。〔2〕枠(4)番も最多の3勝を挙げるラッキーナンバーだ。鮫島調教師は「内枠の方がロスなく運べる。いいんじゃないかな」と好ムードだ。 取材を重ねるごとに迷いは増すばかり…。土曜は栗東で直前気配をチェックし、京都競馬場へ。到着した関東馬と馬場状態を見極めて、答えを導き出す。★秋華賞の枠順はこちら 調教タイムも掲載
2017年10月14日() 05:02

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【秋華賞】リス11秒9!矢作師「めちゃくちゃいい」
 3歳牝馬3冠レースの最終戦、秋華賞(15日、京都、GI、芝2000メートル)の追い切りが11日、東西トレセンで行われた。悲願のGI勝利を狙うリスグラシュー(栗東・矢作厩舎)が、栗東トレセンの坂路で抜群の動きを披露。サンケイスポーツ調教評価で最高ランクの『S』となった。桜花賞2着など8戦で掲示板を外したことがない堅実派。牝馬3冠のラスト1冠取りへ、態勢は整った。 悲願のGIタイトルにむけ、リスグラシューが絶好の動きを披露した。坂路で、ラスト1ハロン11秒9の極上の切れ味ながら、全体時計も4ハロン52秒4。想定以上のタイムに、矢作調教師は驚きの表情を浮かべた。 「予定より速くなったけど、めちゃくちゃいい動きだったね。やりすぎた感じもなく、手応えにも余裕があった」 まだ薄暗さの残る朝一番の坂路に登場。軽やかなリズムを刻みながら、少しずつスピードに乗っていく。小さな馬体(前走時436キロ)を弾ませるように、直線に向いた。終始、馬なりでラスト2ハロンを12秒8−11秒9と加速ラップを刻んでフィニッシュだ。2着だった桜花賞の最終追い切りが坂路4ハロン55秒1−11秒8。全体時計を2秒7も縮め、なおかつラストは当時と同等の切れを発揮した。前走のローズS3着からの上積みを証明するには、十分の内容だ。 「全体というより、ラスト3ハロンを39秒ぐらいで、しまいを伸ばす形を考えていた。切れ味を出すために、だね。結果的に全体時計も速くて、しまいも速くなった」と調教師はニヤリ。京都内回りコースの直線距離は328・4メートル。阪神外回りコースだった前走と比べて、145・2メートル短くなる。より切れ味を問われる条件を見越した仕上げ。愛馬は、注文以上のタイムを弾き出した。 週末は天気が崩れる予報が出ているが、馬場悪化も心配無用。「馬場はいいに越したことはないが、桜花賞の馬場(稍重)での走りを見れば大丈夫」とトレーナー。開催後半で、稍重の発表以上にタフな馬場だった桜花賞で2着に入った末脚に信頼を置く。
2017年10月12日(木) 05:08

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【秋華賞】レース展望
 今週から3週連続のGI開催となり、15日は3歳牝馬の3冠最終戦、秋華賞(芝2000メートル)が京都競馬場で行われる。今年はオークス馬ソウルスターリングが天皇賞・秋に向かうため不在。桜花賞馬レーヌミノルもトライアルのローズSで9着に敗れ、例年以上の大混戦ムードとなっている。 そのなかで中心視されるのが、アエロリット(美浦・菊沢隆徳厩舎)だ。新馬戦を勝って以降はサフラン賞、フェアリーS、クイーンCと3戦いずれも2着で、桜花賞でも5着と惜敗続きだったが、NHKマイルCでは2番手から抜け出し、同世代の一線級牡馬を撃破してGI初制覇。休養を挟んで年長牝馬に挑戦したクイーンSでも、よどみのないペースで逃げて2馬身半差の圧勝を飾った。その前走は496キロとデビュー以来最も重い体重で、春からのパワーアップは明らか。もまれたときに折り合い面の不安が残るが、抜群のスタートセンスとスピードがあれば取り越し苦労に終わる可能性も高い。短距離馬にありがちなピッチ走法ではなく、フットワークの大きな走りなので1ハロンの距離延長にも対応できそうだ。 関東のトライアル・紫苑Sを勝ったディアドラ(栗東・橋田満厩舎)も、春は桜花賞6着、オークス4着と善戦止まりだったが、ひと息入れた後のHTB賞(1000万下)で年長馬を封じると紫苑Sも終始、馬群の外を回りながらライバルをねじ伏せて連勝。勝ちみに遅かった春までの姿が嘘のように、勝負強さが身についた。主戦の岩田康誠騎手がファンディーナに騎乗するため乗り替わりとなるが、クリストフ・ルメール騎手なら心配はないだろう。ハービンジャー産駒は京都芝2000メートルで【14・5・7・66】で勝率15.2%のハイアベレージ。血統的な後押しもある。 復活が注目されるのがファンディーナ(栗東・高野友和厩舎)だ。デビュー3連勝で2着に合計15馬身以上つけた走りは、皐月賞7着、ローズS6着で影を潜めているが、皐月賞は連戦続きの関東再遠征に加えて牡馬の一線級が相手で、ローズSは夏休み後の調教の立ち上げが遅れた影響により、強い攻め馬が少なかった。ともに万全のデキではなかっただけに、それほど悲観することはないのかもしれない。春よりもカイバ食いがガラッと良くなり、デビューから減り続けた馬体は前走で22キロ増までビルドアップ。本番へ向けても仕上げやすいはずだ。ディアドラというお手馬もいた岩田騎手がこちらに騎乗するほど高い能力を秘めた馬で、この2回の敗戦だけで見限るのは早計だろう。京都コースで2戦2勝という点も見逃せない。 この秋に新星として突如注目を浴びたのがラビットラン(栗東・角居勝彦厩舎)だ。ラニ(UAEダービー)、テスタマッタ(ジャパンダートダービー、フェブラリーS)などを出したタピットの産駒だけに、デビューから3戦はダートを使われ、1着、2着、6着だったが、芝に転戦した2走前の中京マイル戦で最後方から大外一気で快勝。8番人気と伏兵の立場だったローズSでも大外から鮮やかに突き抜け、ファンディーナ、レーヌミノル、リスグラシュー、モズカッチャンといった春の実績馬を一蹴した。本来はパワーが特長である米国血統の割に脚さばきが軽やかでバネがあり、まさに名前の通りの『ウサギのような走り』だ。半弟が今年の小倉2歳Sを勝ったアサクサゲンキ(父ストーミーアトランティック)だけに、さらに1ハロンの距離延長がポイントとなるが、芝2戦2勝でともに上がり最速をマークした脚力はGIでも侮れない。 桜花賞2着、オークス5着と世代上位の実力を持つリスグラシュー(栗東・矢作芳人厩舎)は、秋初戦のローズSで3着とまずまずの走り。デビューから8戦して【2・3・2・1】で掲示板を外したことがない安定感は、同世代でもトップクラスだ。ただ、どうしても勝負どころでの反応に時間がかかるので京都の内回り2000メートルというコース形態がポイント。9日の京都大賞典をスマートレイアーで制した武豊騎手の手綱さばきに注目だ。 桜花賞馬レーヌミノル(栗東・本田優厩舎)はオークス13着、ローズS9着と大敗続きだが、休み明けを叩かれてデキはグンとアップしている。2000メートルの距離を克服して春の輝きを取り戻せるか。サンケイスポーツ賞フローラS優勝、オークス2着のモズカッチャン(栗東・鮫島一歩厩舎)もローズSで7着と秋のスタートでつまずいたが、能力は確か。ミルコ・デムーロ騎手とのコンビ2戦目で巻き返しを狙う。 リカビトス(美浦・奥村武厩舎)は3戦3勝の無敗馬で関東の秘密兵器的な存在。体質が弱くて休み休みでしか使えない面はあるが、全レースで上がり最速をマークしているように末脚は一級品だ。浜中俊騎手と初めてコンビを組むが、これまですべて違うジョッキーで勝ってきており、大一番での乗り替わりも問題ないだろう。 紫苑S2着で出走権をつかんだカリビアンゴールド(美浦・小島太厩舎)は輸送で体が減りやすいタイプだけに長距離移動が鍵。来年2月いっぱいで定年となる小島太調教師にいい走りを見せたいところだ。同3着のポールヴァンドル(美浦・上原博之厩舎)は、通算【3・2・2・2】ですべて5着以内の安定株。伯母に第1回の女王ファビラスラフインがいる血統背景は魅力にあふれている。ローズS2着のカワキタエンカ(栗東・浜田多実雄厩舎)も桜花賞7着や前走で見せた逃げっぷりが良く、あっと言わせる激走があるかもしれない。★秋華賞の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載
2017年10月10日(火) 19:02

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今週の重賞レース

2018年1月21日(
アメリカジョッキーC G2
東海テレビ杯東海S G2

競馬番組表

2018年1月20日(
1回中山6日目
1回中京3日目
1回京都6日目
2018年1月21日(
1回中山7日目
1回中京4日目
1回京都7日目
総賞金ランキング
JRA競走馬総賞金ランキング
4歳以上
1 シュヴァルグラン 牡6
80,920万円
2 サトノダイヤモンド 牡5
78,119万円
3 ゴールドアクター 牡7
74,324万円
4 ミッキークイーン 牝6
51,131万円
5 レイデオロ 牡4
49,882万円
6 サトノクラウン 牡6
48,604万円
7 スマートレイアー 牝8
47,984万円
8 オジュウチョウサン 牡7
46,665万円
9 レッドファルクス 牡7
45,915万円
10 サウンズオブアース 牡7
45,645万円
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3歳
1 ダノンプレミアム 牡3
11,180万円
2 タイムフライヤー 牡3
10,826万円
3 ラッキーライラック 牝3
10,282万円
4 タワーオブロンドン 牡3
8,627万円
5 ジャンダルム 牡3
7,367万円
6 ステルヴィオ 牡3
6,475万円
7 カシアス 牡3
6,404万円
8 ワグネリアン 牡3
5,646万円
9 ジェネラーレウーノ 牡3
5,554万円
10 モルトアレグロ 牝3
4,941万円
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