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桜花賞 G1

日程:2024年4月7日()15:40 阪神/芝1600m

桜花賞の歴史と概要

2023年の優勝馬リバティアイランド
2023年の優勝馬リバティアイランド

皐月賞東京優駿日本ダービー)、菊花賞優駿牝馬オークス)とともに“3歳クラシック”の一角を成すレースであり、牝馬三冠の一冠目に数えられる。仕上がりの早さとスピード能力が問われる一戦で、過去に多くの快速牝馬たちが栄冠を勝ち取ってきた。この桜花賞だけでなく、約1カ月半後に開催される優駿牝馬オークス)、秋に行われる秋華賞(1995年以前はエリザベス女王杯)の3タイトルをものにし、これまでに“牝馬三冠”の称号を手にしたのは、1986年メジロラモーヌ、2003年スティルインラブ、2010年アパパネ、2012年ジェンティルドンナ、2018年アーモンドアイ、2020年デアリングタクト、2023年リバティアイランドの7頭。ほか、第35回(1975年)は単勝1.1倍の断然人気を集めたテスコガビーが2着馬に1秒7秒という大差をつけて勝利。第50回(1990年)の勝ち馬アグネスフローラ、第53回(1993年)の勝ち馬ベガは、繁殖にあがってからも優秀な成績を残し、母として複数頭のG1ホースを出した。阪神競馬場が改修されて直線距離が延びてからは鮮烈な追い込み勝ちも見られるようになり、第69回(2009年)のブエナビスタ、第74回(2014年)のハープスター、第76回(2016年)のジュエラーらが、目の覚めるような直線一気を決めて先頭でゴール板を駆け抜けている。

▼2014年のハープスターは最後方から直線で他の17頭をごぼう抜きし優勝。

歴代優勝馬

1986年以降の優勝馬を掲載しています。優勝馬の馬齢は2000年以前も現行表記と統一しています。

回数 開催日 優勝馬 性齢 勝ち
タイム
騎手 調教師 レース
結果
第84回
動画
2024年4月7日
阪神 芝1600m
桜花賞2024
ステレンボッシュ 牝3 1:32.2 J.モレイラ 国枝栄 全着順を
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第83回
動画
2023年4月9日
阪神 芝1600m
桜花賞2023
リバティアイランド 牝3 1:32.1 川田将雅 中内田充 全着順を
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第82回
動画
2022年4月10日
阪神 芝1600m
桜花賞2022
スターズオンアース 牝3 1:32.9 川田将雅 高柳瑞樹 全着順を
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第81回
動画
2021年4月11日
阪神 芝1600m
桜花賞2021
ソダシ 牝3 1:31.1 吉田隼人 須貝尚介 全着順を
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第80回
動画
2020年4月12日
阪神 芝1600m
桜花賞2020
デアリングタクト 牝3 1:36.1 松山弘平 杉山晴紀 全着順を
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第79回
動画
2019年4月7日
阪神 芝1600m
桜花賞2019
グランアレグリア 牝3 1:32.7 C.ルメール 藤沢和雄 全着順を
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第78回
動画
2018年4月8日
阪神 芝1600m
桜花賞2018
アーモンドアイ 牝3 1:33.1 C.ルメール 国枝栄 全着順を
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第77回
動画
2017年4月9日
阪神 芝1600m
桜花賞2017
レーヌミノル 牝3 1:34.5 池添謙一 本田優 全着順を
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第76回
動画
2016年4月10日
阪神 芝1600m
桜花賞2016
ジュエラー 牝3 1:33.4 M.デムーロ 藤岡健一 全着順を
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第75回
動画
2015年4月12日
阪神 芝1600m
桜花賞2015
レッツゴードンキ 牝3 1:36.0 岩田康誠 梅田智之 全着順を
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第74回
動画
2014年4月13日
阪神 芝1600m
桜花賞2014
ハープスター 牝3 1:33.3 川田将雅 松田博資 全着順を
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第73回
動画
2013年4月7日
阪神 芝1600m
桜花賞2013
アユサン 牝3 1:35.0 C.デムーロ 手塚貴久 全着順を
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第72回
動画
2012年4月8日
阪神 芝1600m
桜花賞2012
ジェンティルドンナ 牝3 1:34.6 岩田康誠 石坂正 全着順を
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第71回
動画
2011年4月10日
阪神 芝1600m
桜花賞2011
マルセリーナ 牝3 1:33.9 安藤勝己 松田博資 全着順を
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第70回
動画
2010年4月11日
阪神 芝1600m
桜花賞2010
アパパネ 牝3 1:33.3 蛯名正義 国枝栄 全着順を
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第69回
動画
2009年4月12日
阪神 芝1600m
桜花賞2009
ブエナビスタ 牝3 1:34.0 安藤勝己 松田博資 全着順を
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第68回
動画
2008年4月13日
阪神 芝1600m
桜花賞2008
レジネッタ 牝3 1:34.4 小牧太 浅見秀一 全着順を
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第67回
動画
2007年4月8日
阪神 芝1600m
桜花賞2007
ダイワスカーレット 牝3 1:33.7 安藤勝己 松田国英 全着順を
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第66回
動画無し
2006年4月9日
阪神 芝1600m
桜花賞2006
キストゥヘヴン 牝3 1:34.6 安藤勝己 戸田博文 全着順を
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第65回
動画無し
2005年4月10日
阪神 芝1600m
桜花賞2005
ラインクラフト 牝3 1:33.5 福永祐一 瀬戸口勉 全着順を
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第64回
動画無し
2004年4月11日
阪神 芝1600m
桜花賞2004
ダンスインザムード 牝3 1:33.6 武豊 藤沢和雄 全着順を
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第63回
動画無し
2003年4月13日
阪神 芝1600m
桜花賞2003
スティルインラブ 牝3 1:33.9 幸英明 松元省一 全着順を
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第62回
動画無し
2002年4月7日
阪神 芝1600m
桜花賞2002
アローキャリー 牝3 1:34.3 池添謙一 山内研二 全着順を
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第61回
動画無し
2001年4月8日
阪神 芝1600m
桜花賞2001
テイエムオーシャン 牝3 1:34.4 本田優 西浦勝一 全着順を
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第60回
動画無し
2000年4月9日
阪神 芝1600m
桜花賞2000
チアズグレイス 牝3 1:34.9 松永幹夫 山内研二 全着順を
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第59回
動画無し
1999年4月11日
阪神 芝1600m
桜花賞1999
プリモディーネ 牝3 1:35.5 福永祐一 西橋豊治 全着順を
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第58回
動画無し
1998年4月12日
阪神 芝1600m
桜花賞1998
ファレノプシス 牝3 1:34.0 武豊 浜田光正 全着順を
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第57回
動画無し
1997年4月6日
阪神 芝1600m
桜花賞1997
キョウエイマーチ 牝3 1:36.9 松永幹夫 野村彰彦 全着順を
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第56回
動画無し
1996年4月7日
阪神 芝1600m
桜花賞1996
ファイトガリバー 牝3 1:34.4 田原成貴 中尾謙太 全着順を
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第55回
動画無し
1995年4月9日
京都 芝1600m
桜花賞1995
ワンダーパヒューム 牝3 1:34.4 田原成貴 領家政蔵 全着順を
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第54回
動画無し
1994年4月10日
阪神 芝1600m
桜花賞1994
オグリローマン 牝3 1:36.4 武豊 瀬戸口勉 全着順を
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第53回
動画無し
1993年4月11日
阪神 芝1600m
桜花賞1993
ベガ 牝3 1:37.2 武豊 松田博資 全着順を
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第52回
動画無し
1992年4月12日
阪神 芝1600m
桜花賞1992
ニシノフラワー 牝3 1:37.5 河内洋 松田正弘 全着順を
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第51回
動画無し
1991年4月7日
京都 芝1600m
桜花賞1991
シスタートウショウ 牝3 1:33.8 角田晃一 鶴留明雄 全着順を
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第50回
動画無し
1990年4月8日
阪神 芝1600m
桜花賞1990
アグネスフローラ 牝3 1:37.1 河内洋 長浜博之 全着順を
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第49回
動画無し
1989年4月9日
阪神 芝1600m
桜花賞1989
シャダイカグラ 牝3 1:37.5 武豊 伊藤雄二 全着順を
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第48回
動画無し
1988年4月10日
阪神 芝1600m
桜花賞1988
アラホウトク 牝3 1:34.8 河内洋 庄野穂積 全着順を
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第47回
動画無し
1987年4月12日
阪神 芝1600m
桜花賞1987
マックスビューティ 牝3 1:35.1 田原成貴 伊藤雄二 全着順を
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第46回
動画無し
1986年4月6日
阪神 芝1600m
桜花賞1986
メジロラモーヌ 牝3 1:35.8 河内洋 奥平真治 全着順を
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歴史と位置付け

最もスピードのある優秀な牝馬の選定および優秀な繁殖牝馬の発掘を目的に、イギリスの「1000ギニー」にならうかたちで1939年に「中山四歳牝馬特別」として創設。その名が示すように4歳(現在の3歳)牝馬限定戦であり、当初は中山芝1800mを舞台に行われていた。その後、1947年に舞台を関西圏の京都に移すと同時に競走名も「桜花賞」に改称。さらには1950年に阪神へと移設されて現在に至る。牝馬三冠の第一関門を担う一戦で、桜が咲き誇る春の仁川(阪神競馬場の所在地)の名物レースとして親しまれている。二冠目の優駿牝馬オークス)が2400mで争われるのに対し、こちらは三冠のなかでも最も短い1600mが舞台。よって、マイル以下に距離適性がある牝馬にとっては、生涯一の大目標となるケースも少なくない。また、2005年の覇者ラインクラフト、2007年14着ピンクカメオ、2016年4着メジャーエンブレム、2017年5着アエロリットなど、近年は優駿牝馬オークス)ではなくNHKマイルCへと駒を進めて結果を残す馬も増えてきている。

開催時期

第1~23回(1939~1963年)は3月下旬~5月上旬に転々と開催。第24回(1964年)以降は原則として4月上旬~中旬に開催されている。なお、第6回(1944年)は能力検定競走として6月4日に施行。第27回(1967年)は厩務員ストの影響にともない4月30日に、第32回(1972年)は馬インフルエンザの流行にともない5月21日に、それぞれ順延して開催された。

競走条件

施行場所:阪神芝1600m(右・外回り)
出走資格:3歳牝馬
1着賞金:1億4000万円
負担重量:馬齢重量

その他

ディープインパクト産駒にとって相性の良いレースで、第71回(2011年)マルセリーナ、第72回(2012年)ジェンティルドンナ、第73回(2013年)アユサン、第74回(2014年)ハープスターと初年度産駒から4連覇を達成した。

年表

1939年中山芝1800m、4歳(現在の3歳)牝馬、定量、「中山四歳牝馬特別」として創設
1944年能力検定競走(馬券発売なし)として東京芝1800mで施行
1945年第二次世界大戦にともない開催中止(~1946年)
1947年競走名を「桜花賞」に改称
施行場を京都芝1600m(外)に変更
1950年施行場を阪神芝1600mに変更
1967年厩務員ストの影響にともない4月30日に順延
京都芝1600m(外)で施行
1972年馬インフルエンザの流行にともない5月21日に順延
1984年G1(国内独自)に格付け
1991年京都芝1600m(外)で施行
1995年指定交流競走に指定
京都芝1600m(外)で施行
2007年格付け表記をJpn1に変更
2010年国際競走に指定、国際G1に格付け
2020年COVID-19の流行により無観客競馬として開催
2021年ソダシが阪神芝1600m(外)のコースレコードを更新
2024年負担重量を馬齢重量に変更
会員登録(無料)でできること

今週の重賞レース

2024年4月20日()
福島牝馬S  G3
2024年4月21日()
マイラーズC  G2
フローラS  G2
総賞金ランキング
JRA競走馬総賞金ランキング
4歳以上
1 ドウデュース 牡5
102,726万円
2 スターズオンアース 牝5
84,098万円
3 リバティアイランド 牝4
74,444万円
4 ディープボンド 牡7
67,569万円
5 ジャスティンパレス 牡5
65,388万円
6 シャフリヤール 牡6
59,685万円
7 タスティエーラ 牡4
57,005万円
8 ジャックドール 牡6
49,004万円
9 ソールオリエンス 牡4
48,668万円
10 ナムラクレア 牝5
47,685万円
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3歳
1 ジャスティンミラノ 牡3
27,482万円
2 ステレンボッシュ 牝3
21,547万円
3 ジャンタルマンタル 牡3
18,666万円
4 アスコリピチェーノ 牝3
16,854万円
5 コスモキュランダ 牡3
15,392万円
6 シンエンペラー 牡3
11,128万円
7 コラソンビート 牝3
9,942万円
8 エトヴプレ 牝3
9,644万円
9 スウィープフィート 牝3
9,386万円
10 レガレイラ 牝3
8,278万円
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