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桜花賞 G1

日程:2014年4月13日()15:40 阪神/芝1600m

桜花賞の歴史と概要

2016年の優勝馬ジュエラー
2016年の優勝馬ジュエラー

皐月賞東京優駿日本ダービー)、菊花賞優駿牝馬オークス)とともに“3歳クラシック”の一角を成すレースであり、牝馬3冠の1冠目に数えられる。仕上がりの早さとスピード能力が問われる一戦で、過去に多くの快速牝馬たちが栄冠を勝ち取ってきた。この桜花賞、約1カ月半後に開催されるオークス、秋に行われる秋華賞(このレースはクラシック外)の3タイトルをものにし“牝馬3冠”の称号を手にしたのは、メジロラモーヌ(1986年)、スティルインラブ(2003年)、アパパネ(2010年)、ジェンティルドンナ(2012年)、アーモンドアイ(2018年)、デアリングタクト(2020年)の6頭が存在する。第35回(1975年)は単勝支持率88%で1.1倍の断然人気を集めたテスコガビーが、2着に1.9秒という桜花賞史上最大着差をつけて勝利。この圧勝劇は、実況を担当した関西テレビの杉本清アナウンサーの「後ろからはなんにも来ない」という名調子とともに、今も語り草となっている。第50回(1990年)の勝ち馬アグネスフローラ、第53回(1993年)の勝ち馬ベガは、繁殖にあがってからも優秀な産駒を輩出し、G1ホースの母となった。阪神競馬場が改修されて直線距離が延びてからは鮮烈な追い込み勝ちも見られるようになり、第69回(2009年)のブエナビスタ、第74回(2014年)のハープスター、第76回(2016年)のジュエラーらが、目の覚めるような直線一気を決めて先頭でゴール板を駆け抜けている。

▼2014年のハープスターは最後方から直線で他の17頭をごぼう抜きし優勝。

歴代優勝馬

1986年以降の優勝馬を掲載しています。優勝馬の馬齢は2000年以前も現行表記と統一しています。

回数 開催日 優勝馬 性齢 勝ち
タイム
騎手 調教師 レース
結果
第83回
動画
2023年4月9日
阪神 芝1600m
桜花賞2023
リバティアイランド 牝3 1:32.1 川田将雅 中内田充 全着順を
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第82回
動画
2022年4月10日
阪神 芝1600m
桜花賞2022
スターズオンアース 牝3 1:32.9 川田将雅 高柳瑞樹 全着順を
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第81回
動画
2021年4月11日
阪神 芝1600m
桜花賞2021
ソダシ 牝3 1:31.1 吉田隼人 須貝尚介 全着順を
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第80回
動画
2020年4月12日
阪神 芝1600m
桜花賞2020
デアリングタクト 牝3 1:36.1 松山弘平 杉山晴紀 全着順を
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第79回
動画
2019年4月7日
阪神 芝1600m
桜花賞2019
グランアレグリア 牝3 1:32.7 C.ルメール 藤沢和雄 全着順を
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第78回
動画
2018年4月8日
阪神 芝1600m
桜花賞2018
アーモンドアイ 牝3 1:33.1 C.ルメール 国枝栄 全着順を
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第77回
動画
2017年4月9日
阪神 芝1600m
桜花賞2017
レーヌミノル 牝3 1:34.5 池添謙一 本田優 全着順を
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第76回
動画
2016年4月10日
阪神 芝1600m
桜花賞2016
ジュエラー 牝3 1:33.4 M.デムーロ 藤岡健一 全着順を
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第75回
動画
2015年4月12日
阪神 芝1600m
桜花賞2015
レッツゴードンキ 牝3 1:36.0 岩田康誠 梅田智之 全着順を
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第74回
動画
2014年4月13日
阪神 芝1600m
桜花賞2014
ハープスター 牝3 1:33.3 川田将雅 松田博資 全着順を
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第73回
動画
2013年4月7日
阪神 芝1600m
桜花賞2013
アユサン 牝3 1:35.0 C.デムーロ 手塚貴久 全着順を
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第72回
動画
2012年4月8日
阪神 芝1600m
桜花賞2012
ジェンティルドンナ 牝3 1:34.6 岩田康誠 石坂正 全着順を
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第71回
動画
2011年4月10日
阪神 芝1600m
桜花賞2011
マルセリーナ 牝3 1:33.9 安藤勝己 松田博資 全着順を
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第70回
動画
2010年4月11日
阪神 芝1600m
桜花賞2010
アパパネ 牝3 1:33.3 蛯名正義 国枝栄 全着順を
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第69回
動画
2009年4月12日
阪神 芝1600m
桜花賞2009
ブエナビスタ 牝3 1:34.0 安藤勝己 松田博資 全着順を
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第68回
動画
2008年4月13日
阪神 芝1600m
桜花賞2008
レジネッタ 牝3 1:34.4 小牧太 浅見秀一 全着順を
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第67回
動画
2007年4月8日
阪神 芝1600m
桜花賞2007
ダイワスカーレット 牝3 1:33.7 安藤勝己 松田国英 全着順を
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第66回
動画無し
2006年4月9日
阪神 芝1600m
桜花賞2006
キストゥヘヴン 牝3 1:34.6 安藤勝己 戸田博文 全着順を
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第65回
動画無し
2005年4月10日
阪神 芝1600m
桜花賞2005
ラインクラフト 牝3 1:33.5 福永祐一 瀬戸口勉 全着順を
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第64回
動画無し
2004年4月11日
阪神 芝1600m
桜花賞2004
ダンスインザムード 牝3 1:33.6 武豊 藤沢和雄 全着順を
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第63回
動画無し
2003年4月13日
阪神 芝1600m
桜花賞2003
スティルインラブ 牝3 1:33.9 幸英明 松元省一 全着順を
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第62回
動画無し
2002年4月7日
阪神 芝1600m
桜花賞2002
アローキャリー 牝3 1:34.3 池添謙一 山内研二 全着順を
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第61回
動画無し
2001年4月8日
阪神 芝1600m
桜花賞2001
テイエムオーシャン 牝3 1:34.4 本田優 西浦勝一 全着順を
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第60回
動画無し
2000年4月9日
阪神 芝1600m
桜花賞2000
チアズグレイス 牝3 1:34.9 松永幹夫 山内研二 全着順を
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第59回
動画無し
1999年4月11日
阪神 芝1600m
桜花賞1999
プリモディーネ 牝3 1:35.5 福永祐一 西橋豊治 全着順を
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第58回
動画無し
1998年4月12日
阪神 芝1600m
桜花賞1998
ファレノプシス 牝3 1:34.0 武豊 浜田光正 全着順を
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第57回
動画無し
1997年4月6日
阪神 芝1600m
桜花賞1997
キョウエイマーチ 牝3 1:36.9 松永幹夫 野村彰彦 全着順を
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第56回
動画無し
1996年4月7日
阪神 芝1600m
桜花賞1996
ファイトガリバー 牝3 1:34.4 田原成貴 中尾謙太 全着順を
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第55回
動画無し
1995年4月9日
京都 芝1600m
桜花賞1995
ワンダーパヒューム 牝3 1:34.4 田原成貴 領家政蔵 全着順を
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第54回
動画無し
1994年4月10日
阪神 芝1600m
桜花賞1994
オグリローマン 牝3 1:36.4 武豊 瀬戸口勉 全着順を
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第53回
動画無し
1993年4月11日
阪神 芝1600m
桜花賞1993
ベガ 牝3 1:37.2 武豊 松田博資 全着順を
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第52回
動画無し
1992年4月12日
阪神 芝1600m
桜花賞1992
ニシノフラワー 牝3 1:37.5 河内洋 松田正弘 全着順を
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第51回
動画無し
1991年4月7日
京都 芝1600m
桜花賞1991
シスタートウショウ 牝3 1:33.8 角田晃一 鶴留明雄 全着順を
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第50回
動画無し
1990年4月8日
阪神 芝1600m
桜花賞1990
アグネスフローラ 牝3 1:37.1 河内洋 長浜博之 全着順を
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第49回
動画無し
1989年4月9日
阪神 芝1600m
桜花賞1989
シャダイカグラ 牝3 1:37.5 武豊 伊藤雄二 全着順を
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第48回
動画無し
1988年4月10日
阪神 芝1600m
桜花賞1988
アラホウトク 牝3 1:34.8 河内洋 庄野穂積 全着順を
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第47回
動画無し
1987年4月12日
阪神 芝1600m
桜花賞1987
マックスビューティ 牝3 1:35.1 田原成貴 伊藤雄二 全着順を
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第46回
動画無し
1986年4月6日
阪神 芝1600m
桜花賞1986
メジロラモーヌ 牝3 1:35.8 河内洋 奥平真治 全着順を
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歴史と位置付け

最もスピードのある優秀な牝馬の選定および優秀な繁殖牝馬を発掘するためのレースとして、イギリスの「1000ギニー」にならうかたちで1939年に創設。3歳(旧4歳)牝馬限定戦で「中山四歳牝馬特別」という競走名だった。その名が示すように、当初の舞台は中山芝1800m。その後、1947年に舞台を関西圏の京都に移されると同時に競走名が「桜花賞」に改称され、1950年にはさらに阪神へと移設された。牝馬3冠の第一関門を担う一戦で、桜が咲き誇る春の仁川(阪神競馬場の所在地)の名物レースとして認知されている。3歳牝馬の最高峰のオークスが2400mで争われるのに対し、こちらは1600mが舞台。よって、マイル以下に距離適性がある牝馬にとっては、生涯一の大目標となるケースも少なくない。第65回(2005年)の覇者ラインクラフトや、第76回(2016年)で単勝1.5倍の圧倒的支持を集めたメジャーエンブレム(結果は4着)など、このレースのあとオークスではなくNHKマイルCに向かって結果を残す馬も近年は増えてきている。

開催時期

1960年代初頭までは開催時期が固定されず、3月下旬~5月上旬の間に行われていたが、それ以降は皐月賞前週の4月1~2週目に開催される日程が定着するようになった(一部、例外の年もあり)。

競走条件

3歳の牝馬が出走可能(ただし、未勝利馬・未出走馬は出走不可)。負担重量規定は定量。第1回ならびに第7回以降は55kg、第2~6回は57kg。コースは第1~5回が中山芝1800m、第6回が東京芝1800m、第7~9回が京都芝1600m、第10回以降が阪神芝1600m(一部、京都芝1600mで代替開催あり)。地方競馬所属馬は1995年から、外国産馬は2004年から、外国調教馬は2010年からそれぞれ出走可能となった。JRA所属馬、地方競馬所属馬ともに、トライアルのチューリップ賞ならびにフィリーズレビューで3着以内、アネモネステークスで2着以内に入った馬に対し、優先出走権が与えられる。

その他

ディープインパクト産駒にとって相性の良いレースで、第71回(2011年)マルセリーナ、第72回(2012年)ジェンティルドンナ、第73回(2013年)アユサン、第74回(2014年)ハープスターと初年度産駒から4連覇を達成した。

年表

1939年「中山四歳牝馬特別」の名称でレース創設。第1回を施行。施行距離は中山芝1800m
1944年東京芝1800mで施行。能力検定競走として施行され馬券発売なし
1947年施行舞台を京都芝1600mに移行。同時に競走名を「桜花賞」に改称
1950年施行舞台を阪神芝1600mに移行
1967年京都芝1600mで施行
1984年グレード制導入。G1に格付け。
1991年京都芝1600mで施行
1995年指定交流競走となり地方競馬所属馬の出走が可能に。京都芝1600mで施行
2004年混合競走となり外国産馬の出走が可能に
2010年国際競走となり外国調教馬の出走が可能に
2020年COVID-19の流行により無観客競馬として開催
会員登録(無料)でできること

今週の重賞レース

2024年3月30日()
ダービー卿CT  G3
2024年3月31日()
大阪杯  G1

競馬番組表

2024年3月30日()
3回中山3日目
2回阪神3日目
2024年3月31日()
3回中山4日目
2回阪神4日目
総賞金ランキング
JRA競走馬総賞金ランキング
4歳以上
1 ドウデュース 牡5
102,726万円
2 スターズオンアース 牝5
84,098万円
3 リバティアイランド 牝4
74,444万円
4 ディープボンド 牡7
67,569万円
5 ジャスティンパレス 牡5
65,388万円
6 シャフリヤール 牡6
59,685万円
7 タスティエーラ 牡4
57,005万円
8 ジャックドール 牡6
49,004万円
9 ソールオリエンス 牡4
48,668万円
10 ナムラクレア 牝5
47,685万円
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3歳
1 ジャンタルマンタル 牡3
13,291万円
2 アスコリピチェーノ 牝3
10,494万円
3 コラソンビート 牝3
9,942万円
4 シンエンペラー 牡3
9,128万円
5 レガレイラ 牝3
8,278万円
6 エトヴプレ 牝3
8,244万円
7 シックスペンス 牡3
7,287万円
8 スウィープフィート 牝3
7,286万円
9 コスモキュランダ 牡3
6,641万円
10 ノーブルロジャー 牡3
6,495万円
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